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うわっ、二重生活の緊張感がひしひし伝わってきました…!昼間のバレーと夜のアイドル、それぞれの顔を切り替える6人の姿がかっこいいです。特に赤葦さん、追加の仕事まで抱えてて「忙しいな…」の一言に全部詰まってる感じがして推せます。MV撮影で表情が変わる瞬間、めっちゃ好きです✨
『無気力組はアイドル!?』
第8話 ――合宿3日目、二重生活
合宿3日目。
朝から体育館には、ボールの音が響いていた。
「集合!」
監督の声。
6人も、それぞれのチームでコートに入る。
今日は一日、練習試合が中心。
「国見!」
「はい!」
及川のトスに国見が入る。
「ナイス!」
「ありがとうございます」
一方、白鳥沢。
「白布!」
「はい!」
白布が素早くトスを上げる。
「ナイスセット!」
烏野では――
「ツッキー!」
山口の声。
「はいはい」
月島がブロックへ入る。
音駒では――
「研磨、次!」
「……うん」
黒尾の声に、研磨がコートを動く。
稲荷崎では――
「角名!」
「はい」
侑のトス。
角名がタイミングを合わせる。
そして梟谷。
「赤葦!」
「はい!」
木兎が飛ぶ。
「ヘイヘイヘーイ!!」
「ナイスです、木兎さん」
いつも通りのバレー。
誰も、6人がアイドルだなんて思っていない。
夜。
夕食と入浴を終えたあと。
23時。
6人は昨日と同じ空き部屋に集まった。
「お疲れ様です」
「お疲れ」
「今日疲れた……」
国見が椅子に座る。
研磨は机に突っ伏した。
「もう動きたくない」
「俺も」
角名が隣に座る。
赤葦がスマホを確認する。
「明日の夜、MV撮影です」
「本当にやるんだ……」
月島が呟く。
「はい」
白布が聞く。
「場所は?」
「この合宿所から車で10分ほどのスタジオです」
「それなら移動は問題なさそうですね」
「ただ――」
赤葦が少し考える。
「明日の夜は、全員練習試合が終わるのが遅いです」
「……」
沈黙。
「寝る時間なくない?」
角名が言う。
「なくなりそうですね」
「最悪」
国見が机に突っ伏す。
研磨も、
「僕、明日寝ないと無理」
「でも仕事だから」
赤葦が苦笑する。
「終わったらすぐ寝ましょう」
月島がため息をつく。
「一週間の合宿なのに、さらに仕事まであるとはね」
白布が時計を見る。
「今日はもう戻りましょう」
「そうですね」
6人が立ち上がる。
しかし、赤葦だけが少し残った。
「……」
スマホには、マネージャーから別の連絡。
『赤葦さん、明日のMV撮影後、ドラマの台本確認があります。』
「……」
赤葦は小さく息を吐く。
「忙しいな……」
そしてスマホを閉じた。
翌日。
合宿4日目。
昼間はいつも通り、バレー。
夜になると――
6人は人目につかないよう、それぞれ別々にスタジオへ向かった。
そして数十分後。
「MIRAI、撮影開始します!」
6人の表情が変わる。
ステージ衣装。
照明。
カメラ。
学校では絶対に見せない、アイドルとしての顔。
「5、4、3――」
カメラが回る。
MIRAIの新曲MV撮影が始まった。