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みぅです🤍🥀 第4話読んだよ…! 各校でMIRAIの話題が出るたびに、本人たちが内心ドキッとしてるの、すごく伝わってきた。特に赤葦の「危なかった」とか国見の「知らないふり」とか、秘密抱えたまま日常演じるのってめちゃくちゃ緊張するよね…。 最後のスマホから流れる曲で6人全員が一瞬反応するところ、胸がぎゅってなった。まだ誰も気づいてない、このもどかしさがたまらないです🌙 続き、気になります!
『無気力組はアイドル!?』第10話 ――MIRAIって、バレー経験者?
翌朝。
「MIRAIって、メンバー全員バレー経験者らしいぞ!」
木葉の一言に、赤葦の手が一瞬止まった。
「……へぇ」
木兎が驚く。
「全員!?」
「らしい」
「すげぇな! じゃあバレーもめちゃくちゃ上手いのかな!」
「知らないけどな」
赤葦は何でもない顔で朝食を続ける。
「まあ、MIRAIはMIRAIですから」
「赤葦、興味ないの!?」
「有名なので、曲くらいは知ってますよ」
「さすが赤葦!」
木葉が笑う。
赤葦は内心で小さく息を吐いた。
――危なかった。
一方、青葉城西。
「国見ちゃん!」
「……何ですか」
及川がスマホを見せる。
「これ! 昨日MIRAIの新曲MV出たんだって!」
「……へぇ」
「興味ないの!?」
「ないです」
「即答!?」
岩泉が横からスマホを見る。
「MIRAIって最近人気のやつだろ」
「そうそう!」
「6人組だっけ?」
「うん!」
国見は黙ってパンを食べる。
――昨日、自分たちが撮影したMV。
まさか翌朝から話題になるとは思っていなかった。
「国見ちゃんも見てみる?」
「……あとで」
「絶対見ないやつ!」
「見ますって」
国見は笑う。
もちろん、家に帰れば自分が出演しているMVを見られる。
でも学校では、それを知らないふりをしなければならない。
「ツッキー!」
烏野でも山口がスマホを見せていた。
「MIRAIの新曲、昨日公開されたんだって!」
「へぇ」
「ランキング1位だって!」
「すごいね」
「ツッキー、興味なさそう!」
「別にアイドルに興味ないし」
「そっかぁ」
月島はスマホを一瞬だけ見る。
画面には――
MIRAI 新曲MV、公開12時間で再生数急上昇!
「……」
自分が映っている。
けれど、山口は気づかない。
当然だった。
ステージ上のHOTARUと、普段の月島では雰囲気が全く違う。
「じゃ、練習行こう」
「うん!」
音駒。
「研磨!」
「……何?」
黒尾がスマホを差し出す。
「昨日のMIRAIのMV、見た?」
「見てない」
「人気なんだってよ」
「ふーん」
「お前、こういうの興味ない?」
「……別に」
研磨はスマホをゲーム画面に戻す。
「ゲームのほうがいい」
「だよなぁ」
黒尾は笑う。
研磨は画面を見ながら、こっそりMIRAIの公式アカウントを確認した。
昨夜のMV。
再生数はすでにかなり伸びている。
「……よかった」
「何が?」
「何でもない」
稲荷崎。
「角名!」
「何?」
侑がスマホを見せる。
「これ見てみ!」
「MIRAI?」
「そう! 昨日の新曲!」
「……昨日?」
角名が少し驚く。
撮影したばかりなのに、もう公開されている。
「めっちゃ人気らしいで!」
治が横から覗く。
「最近よう見るな」
「せやろ!?」
角名は笑いながらスマホを返す。
「人気なんだね」
「興味なさすぎやろ!」
「そう?」
白鳥沢。
「白布さん!」
五色が走ってくる。
「これ見てください!」
「何?」
「MIRAIです!」
「……」
白布が画面を見る。
「昨日の新曲らしいです!」
「そう」
「めちゃくちゃ格好いいですよ!」
「へぇ」
「白布さん、興味ないんですか?」
「……まあ、普通」
五色は首を傾げた。
「そうですか?」
「そう」
白布は平静を保つ。
しかし心の中では――
昨日の自分たちだ。
そう思っていた。
そして午後。
6校合同の練習試合。
体育館には大きな歓声が響いていた。
「次、梟谷対稲荷崎!」
「よろしくお願いします!」
赤葦と角名が向かい合う。
角名が小さく笑った。
「MIRAIの撮影、昨日大変だったね」
「……声、大きいですよ」
赤葦が小声で返す。
「大丈夫。誰も聞いてない」
「油断しないでください」
「はーい」
ホイッスルが鳴る。
「始め!」
一気にバレーの空気へ戻る。
赤葦がトスを上げる。
木兎が打つ。
「ヘイヘイヘーイ!」
角名もブロックに入る。
「ナイス!」
少し離れた場所では国見と月島が試合を見ている。
国見が小声で言う。
「今日も忙しいね」
「一週間の合宿なのにね」
「……帰りたい」
「同感」
二人は顔を見合わせる。
そして――
体育館の隅に置かれた誰かのスマホから、MIRAIの新曲が流れ始めた。
「……!」
6人全員が一瞬だけ反応する。
でも誰も何も言わない。
ただの人気アイドルの曲。
ここにいる誰も、それを歌っている本人たちだとは知らない。
――まだ。
合宿は始まって4日目。
そして残りは、あと3日。
6人の秘密の一週間は、まだ終わらない。