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幸太「王女、私と外で話そう。」

幸太に言われて麗奈は仕方なく外に出た。

外に出ると、幸太は

幸太「王女、どうして手加減せず奈々を刺した?」

麗奈「だから、私は刺してないの!」

幸太はため息をつきながら

幸太「ハー、それならどうして天自水危<てんじすいき>(天界と水界の王族しか使えない魔法)を使った?」

麗奈「私は、魔法など使ってないわ!それにその魔法を使うと必ず大きな

代償を払う事になるのよ?

そんな恐ろしい魔法はこっちからお断りよ!

それに、私は今苦しくも何ともないわ。

というか、どうして魔法を使ったと言いきれるの?」

幸太「あの魔法を使うと使った場所の一部分がキラキラ光るんだ。

さっき、洞窟の中で上を向いたらかすかに光っていたんだ。

王女を疑いたくないが、こんなに証拠が残っていたら疑うしかない。

なにより、ここにいる王族は私と王女だけだ!」

麗奈は信じてもらえない悔しさと悲しさから涙を流してしまった。

麗奈「信じないならそれでいいわ。いつの日か私ではないと分かる日がくるわ。」

幸太「罪を認めないと?そんなに言うなら私も楽しみにその日を待とう。」

そう言って幸太は皆のいる魔花洞へ戻った。

◯水界・水宮

ウロウロしている水神王。

走って水神王の所へ向かってくる一人の臣下。

水神王「どうだ?幸太と王女は見つかったか?帰ってきてるのか?」

臣下「それが、奈々王女様が麗奈王女様を連れ去り問題が生じて少し帰りが遅くなるそうです。」

水神王「どうしてこうも問題を起こすのだ。」

◯魔花洞

夜遅くにブラックウィッチと魔法の鏡で話しているみらい。

ブラックウィッチ「どうだ?王女は魔法を使ったと疑われているか?」

みらい「はい。ブラックウィッチ様のよみどうりです。

魔法の鏡を使ってブラックウィッチ様が天自水危を唱えたなど誰も分からないでしょう。」

ブラックウィッチ「フッ、そうだな。約束通り明日刺客(しかくと言って他人をつけねらって暗殺する役目の者)を送る。

一人残らず殺せ!」

みらい「はい。仰せのとうりに。」

◯天界・天宮・奏太と美優の部屋

眠りについている奏太と美優。

うなされている奏太。

奏太「麗奈、麗奈ッ!」

奏太が起きた。

奏太「ハーハー、夢か。」

すると、美優も起きた。

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