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らーゆダヨ🍜
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**第4話、合宿スタート!** それぞれのキャラのプレイスタイルがしっかり出てて、めっちゃ楽しかった!特に角名のブロックの指先を狙うスパイクとか、研磨の「空いた場所へ落とす」冷静な判断とか、無気力そうで実は超有能ってギャップがたまらん。夜の集まりでアイドルグループの内緒話してるのも可愛くて、続きが気になる!
無気力組はアイドルだった第4話「本気の無気力組」
合宿初日。
午前中から、体育館にはボールの音が響き続けていた。
「次、ゲーム形式!」
監督の声に、全員がコートへ集まる。
「やっと試合か……」
国見が呟く。
「国見ちゃん、ちゃんとやってよ?」
及川が笑う。
「やりますよ」
「その顔で言われると不安なんだけど!」
反対側のコートでは、月島がブロックの位置を確認していた。
「ツッキー、今日調子いいね!」
山口が言う。
「普通」
「いや、普通じゃないって!」
その頃、赤葦は木兎と一緒にアップをしていた。
「赤葦!」
「はい」
「今日の俺、なんかいけそう!」
「いつも言ってますよね」
「今日は本当にいけそう!」
「じゃあお願いします」
赤葦がボールを持つ。
木兎が助走に入った。
「せーの!」
――バンッ!!
強烈なスパイク。
ボールが床に叩きつけられる。
「ヘイヘイヘーイ!!」
体育館に木兎の声が響いた。
「ナイスです」
赤葦は淡々と戻る。
その様子を、少し離れたところから角名が見ていた。
「相変わらずだね」
「何が?」
国見が聞く。
「赤葦」
「まあ、いつも通り」
「そっちじゃなくて、木兎さん」
「……それもいつも通り」
角名が笑う。
「だよね」
その直後。
「角名!」
宮侑の声が飛んできた。
「次、俺とやろうぜ!」
「えー」
「えーじゃねえ!」
「疲れた」
「まだ始まったばっかやろ!」
角名は面倒そうにしながらもコートへ入った。
「じゃあ一本だけ」
「よっしゃ!」
角名が構える。
ボールが上がる。
相手のブロックを見て――
角名が打った。
「……!」
ブロックの指先を正確に狙ったスパイク。
ボールが外へ弾かれる。
「うわ、うま!」
「角名、相変わらず嫌なとこ狙うな」
黒尾が笑う。
「褒めてる?」
「褒めてる褒めてる」
角名は小さく笑った。
その後ろでは研磨がコートを眺めていた。
「……あそこ」
「ん?」
黒尾が振り返る。
「相手、右側がちょっと空く」
「よく見てんな」
研磨がボールを受ける。
そして、わざと強く打たずに空いた場所へ落とした。
「……っ!」
相手が届かない。
「ナイス!」
黒尾が叫ぶ。
研磨は息を吐く。
「疲れた」
「お前それしか言わねえな」
そして白布。
白鳥沢の攻撃を組み立てながら、周囲を冷静に見る。
「もう一本!」
「はい!」
正確なトス。
スパイクが決まる。
「ナイス!」
白布は小さく頷いた。
「……これくらい普通だろ」
そんな6人を見ていた他校の選手たち。
「なあ……」
「ん?」
「なんか、あの6人って似てない?」
「何が?」
「雰囲気」
「……確かに」
6人とも、基本的には無口。
面倒くさそう。
でもコートに入ると、急に空気が変わる。
「まあ、同じ合宿にいるからじゃね?」
「それもそうか」
まだ誰も気づいていない。
この6人が幼い頃から一緒にいることも。
同じアイドルグループのメンバーだということも。
そして夜。
練習を終えた6人は、誰もいない廊下に集まった。
「疲れた」
国見が壁にもたれる。
「明日も朝からだよ」
月島が言う。
「最悪」
研磨も床に座り込む。
角名がスマホを見る。
「今日、仕事の連絡来てる」
「俺も」
赤葦が画面を見る。
白布も確認する。
「……合宿中なのに忙しいな」
「人気アイドルだからね」
角名が冗談っぽく言う。
「声でかい」
月島がすぐ止める。
「誰もいないって」
「念のため」
6人は顔を見合わせる。
そして、誰からともなく笑った。
まだ合宿は始まったばかり。
一週間のバレー漬けの日々が、ここから始まる。