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「魔王様!どこにいらっしゃるんですか!」

魔王「なんだ騒がしいぞ。坊やが目を覚ましてしまうじゃろう」

「坊や?…その匂いまさか人間の子供では無いですか!どこから拾ってきたのですか!?」

魔王「2度も言わすな、森の中じゃよ雨の中ただひたすら泣いておった。見殺しに出来るわけない」

「も、申し訳ございません。ですが魔族を率いる王が人間の子供を拾っただなんて反乱がおきますよ」

魔王「妾に逆らおうとする愚か者などおるはずなかろう」

「魔王様がそこまでおっしゃるのなら我は従うのみです」

魔王「そうじゃこの子に名前を付けなければのぅ。そうじゃなぁ…カイ。カイにしよう」

「美しい名です。」

魔王「それとこの子に専属メイドをつけようかの。アイリスは今どこにおる」

「アイリスはただいま任務中でございます」

魔王「そうか、では戻り次第妾の元に来るよう伝えよ」

「御意」

魔王「さぁカイ。妾たちの寝室へ行こうかの」

妾が育てた人間の子/僕の親は魔王様

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