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第二部
目黒side
「あーあ、可愛かったなぁ。2歳の翔太」
「え、まだ言ってるの?阿部ちゃん」
仕事が終わって、帰り支度をしていると阿部ちゃんがぽそりと呟く
「意外やなー、阿部ちゃんが1番引き摺ってんの」
「まぁ1番懐かれてたもんな」
一緒に遊んでたという佐久間くんと康二がそれに応える
「普段の俺はそんなに可愛くないってか」
「えぇ〜?なに〜?翔太拗ねてるの?可愛いんだからぁ」
「今、言われても嬉しくねぇわ」
翔太くんは、阿部ちゃんにほっぺをツンツンとされてむくれてる
「そんなに可愛かったの?翔太くん」
「「「そりゃぁ、もう!」」」
「……へぇ」
想像以上の3人の勢いのある返事にちょっとびっくりすると同時に可笑しくなる
「ふはは!すごい勢いじゃん」
「いやだってもう、可愛いなんてもんじゃねぇよ?!あれは!天使だ、天使!」
「ツンツンもしてへんしなぁ、素直にきゃっきゃっと喜んでたのは、ほんまに癒しやった」
「あ〜!もう一回抱きしめたい〜!」
騒ぐ3人を、翔太くんは冷めた目で見てる
「ふぅん。見たかったなー、俺も」
ちらりと翔太くんに視線を送る
気づいた翔太くんが少し怪訝な顔をする
「なに、見たいの?」
「そりゃあ、まぁ。みんながこれだけ言うなんて気になるじゃん」
「ふぅん」
「あ!もちろん今のしょっぴーも可愛いよ?」
みんなが揃いも揃って2歳の翔太くんを褒めそやすから、不服なのかと思って頭を撫でれば、真っ赤な顔で眉を釣り上げる
「っな!……別にそういうのを求めてるわけじゃねぇわ」
「そうなの?そう言って欲しいのかと思った」
「そんなわけ!もう!」
ぷいっとそっぽを向く翔太くんを、早速、佐久間くんと康二が揶揄いにかかる
「なんだぁ、翔太!自分に嫉妬かぁ?笑」
「そういうところが今のしょっぴーの可愛さやで〜!」
「心配しなくても、今の翔太も俺らは大好きだよ」
珍しく阿部ちゃんまで参戦している
「だぁ!もう!鬱陶しいな、お前らまで!大体、夢の話だろ!もう俺は帰る!じゃあな!」
いつものようにみんなよりも早く片付け終わった翔太くんは、プリプリと怒って先に帰ってしまう
「あーあ、照れちゃって笑」
「ほんまかわえぇな笑」
(帰っちゃったし。今日はうち来る予定だったのに、どうするんだろう?)
コメント
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どうなるんだろう?わくわく