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チーム名を「クロノスタシス」と名乗る1チームは仕事を求めて、廃墟の中一番広い部屋に掲げてある掲示板へ向かう。
この掲示板はいわゆる…いわゆる…なんだ?クエスト?が掲示されてあって、みんなここで仕事をもらうらしい。
ちなみに掲示板を更新するのはタスクの役目らしい。どうでもいいが。
向かう途中に言われたのは「また失神でもして足引っ張んなよ!」や「鉄砲玉くらいにはなれよ。」とか、けなして笑われるようなことばかりで普通にムカつく。
女二人は特に何も言わずじまいであった。
掲示板は木でできてあって、紙がはられているような感じだった。タスクは、その中の一枚を取る。
「ここらを徘徊する悪質な自警団の殺害及び、一人の生贄の確保。これだ。」聞いただけで虫酸が走る用な感覚に襲われる。生贄ってなんだよ。と聞いてみたら。
「聖鉄が血液中に流れていると、聖鉄を持つ人に感謝の拍手をされた人の血液をかけると傷が治るわ空腹は治るわで良いこと三昧なのよ。」さらっとすげえこと言ってたが。
要するに私達は私達が感謝した人の血液をかけると回復するわけだ。
色々ファンタスティック。まるで現実ではない。
するとシリウスが「だからこその生贄だが、死んだらもう効果はねえからな、お前には必要ねえかもな!」と冗談にしてもクソつまらんし笑えない事を言って笑う。それを見て、マヤが「良くない。」と言って、一蹴すると「悪い」と、少し怯えるような素振りで素直に引き下がる。
私はそれに対して、マヤちゃん推そう、くらいしか思ってなかった。
それをタスクは「そう誂うな、そろそろ行くぞ」と、仕事に行くよう促すと、皆目つきを変えて行く準備をする。
それはやはり、死地に向かうことなのだと、改めて思う。
「アベル、お前武器持て」とタスクは言う。
見れば、戦闘向きなマヤ以外全員武器を持っている。それはそうかと思った。
「この中から選んで」とマヤがテーブルから持って来たものを勧める。
銃、ナイフ、バット、銃、銃、拳サック、ピコピコハンマー、ピコピコハンマーはふざけてんなと思いながら、取り敢えず目に入った少しゴツいピストルを手に取る。
「ピストルね。ピコピコハンマーはふざけた、ごめんね。」と無表情で淡々と放つマヤ。
それはどこか、無機質なものを感じるのだった。
オマケ
拍手喝采クロノスタシス
「この中から選んで。」「ほおー色々あるなあ、むぅ…迷う」「なるべく早くね」………
4時間半後「うーん、ピストルは安定で良いけどなあ、ピコピコハンマーも捨てがたい。ここは拳サックか!?いやなんかさっきから、部屋の隅にある大砲を使うのm」「あくしろ」