そこにあったのは…
「爆弾……」
よし片付けよう。そしてさっさとここから離れよう。
「なにか工具とか…使えそうなものは無いですか?」
「え、あ…これなら。」
安室さんと梓さんに貰った工具の箱を開くと、やっと我に返ったらしい安室さんが声をかけてくる。
「莉心さん!何やってるんですか危ないですよ!」
「大丈夫。」
解体できたのは数十秒後だった。
パトカーのサイレンがどんどんこっち日がづいてくるから警察が来たんだろう。
「では。私はこれで。」
「あ、ちょ……」
呼び止めようとする声を無視して、私は家に帰った。