・Attention Please
ストーリーに進む前に必ずご一読ください。
このお話は日常組の脱獄3のBLです。
作者の妄想です!
捏造しまくってます!
女体化あり!
ご本人様方とは全く関係ありません。
荒らし、アンチは固くご遠慮下さい!
無断転載禁止!
もう一度、ご確認ください。
このお話は日常組の脱獄3のBLです。
作者の妄想です!
女体化あり!
また、作者はガチの初心者です。
キャラ崩壊
それでもよろしければ、お進みください。
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リアぺん
「イマゾン、イマゾン!」
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豪華客船「メデューサ号」
綺羅びやかな上階とは裏腹に地下に併設されて
いるのは刑務所
其処には囚人達が収容され様々な刑務作業を行っており
世間を騒がす怪盗「PKST団」も収容されている
囚人番号8番”ぺいんと”
囚人番号9番”クロノア”
囚人番号6番”しにがみ”
今日も刑務作業(と脱獄準備)に励んでいる
バッシャーン!
し「ぺいんとさん!!」
メデューサ号最上階屋上プールで掃除をしていた
8番と6番はブラシ掛けをしていたのだが…
女看守「ッ…ふんっいい気味よ!!」
複数いる看守の一人である女性看守はさっさと
踵を返し去っていく
6番はプールサイドに駆け寄り落とされてしまった8番を探す
リ「どうした?」
巡回で声をかけたのはメデューサ号の
リアム看守長である
し「リアム看守!!ぺいんとさんが!!」
リ「!?8番!!」
直ぐに8番の色を探し当て飛び込む
プールの底で気を失い漂う8番をしっかりと捕まえ水面を目指す
ザバッ
し「ぺいんとさん!リアム看守!」
リ「6番!手伝え!」
リアムは下から押し上げ6番は上から引っ張る
し「ぺいんとさん!」
リ「退け!…!?」
行きをしていない8番に直ぐ様
心臓マッサージと人工呼吸器を施す
リ「8番!!しっかりしろ!!」
ゴボッ
ペ「ッッゲホゲホッ」
息を吹き返し水を吐く8番の身体を横に向け背中を叩く
リ「吐き出せ!」
ペ「ゲホゲホッ…う…ッ」
意識が戻った事を確認し安堵する
し「ぺいんとさん!!」
良かったと抱きつく6番に薄っすらと微笑む
ペ「…リアム看守…ありがとう…ございました…」
6番に抱きつかれたまま礼をする
リ「いや…大丈夫か?」
ペ「ちょっと…目眩があるけど、大丈夫です」
顔色があまり良く無い
リ「…いや、念の為、医務室に行くぞ」
後から具合が悪くなる事もある
ドクターに診てもらった方が良いだろう
ペ「だ、大丈夫です!行くなら1人で…」
リ「駄目だ。途中で倒れたらどうする」
頑として譲らないリアムを6番が援護する
し「そうですよ!リアム看守と一緒の方が
安全です!」
ペ「………わかった…」
渋々、頷くとリアムが差し出した手を取り
立ち上がる
ペ「あ…ッ」
リ「ッ…大丈夫か?」
やはり、負担が大きかったのか脚の力が抜け
リアムに抱き付く形になる
ペ「す、すみません!」
リ「いや…」
今の8番の状態では医務室まで
歩けないだろうと判断し抱き上げた
ペ「へ?」
リ「6番、事情を聴きたい。同行しろ」
し「はいはい!」
ペ「リ、リアム看守!降ろして下さい!」
リ「却下だ」
挿げなく切り捨てられ6番に助けを求める
ペ「しにがみ!止めろ!」
し「ヤダな〜ぺいんとさん」
僕に○ねって言ってるんですか〜?
ニッコリと断る
ペ「裏切り者〜!」
ドナドナよろしく連れて行かれた
医務室でドクターに8番を引き渡し
廊下でリアムが6番に経緯を聴取していた
し「僕とぺいんとさんはプールで掃除していた
だけです」
其処にあの女看守がやって来て…
女看守『囚人番号8番はどっち?』
ペ『…はい。俺です』
8番が手を挙げると女看守はズカズカと
詰め寄って来た
ペ『あ、あの…』
女看守『……ふ〜ん。アンタがね…』
大した事ないじゃない
ジロジロと不躾な視線を8番に寄越し鼻で笑う
ペ『えっと…』
女看守『領主サマのお気に入りだか何だか知らないけど、リアム看守長にまで色目使うんじゃないわよ!』
突然、捲し立てられ眼を白黒させる
ペ『い、色目…?』
女看守『惚けるんじゃないわよ!』
まるで般若のような顔で
女看守『この私が!付き合ってあげようと
告白してあげたのに、リアム看守長はなんて
言ったと思う!?』
ペ『さ、さぁ…?』
女看守『”結構だ”』
ーーーーーーー
リ『結構だ。…ステイサム看守?どうしましたか?……!8番が?すぐに向かいます!』
ステイサム看守から通信が入り慌てたように
踵を返す
女看守『リ、リアム看守長!』
リ『君は職務に戻るように 』
女看守『待ってください!お願い…!』
摺りより豊満な胸をリアムの腕に押し付ける
リ『…』
冷たい一瞥を女看守にやると腕を振り解く
リ『”私”は君の上司だ。節度ある態度で接し給え』
女看守『え…?』
まさか振り解かれるとは思っていなかった
女看守は笑みを凍り付かせる
リ『申し訳ないが、君に興味など無い』
ペ『あれ?リアム看守?』
ステイサム看守に付き添われた8番がそこに居た
リ『!?8番!』
女看守には眼も呉れず8番に走り寄る
リ『大丈夫なのか?』
ペ『ちょっとお皿で切っただけです』
リ『気を付けろ。跡でも残ったら…』
ペ『大丈夫ですってw』
ステ『取り敢えず、ドクターには診せたから
大丈夫だろう』
リ『そうですか…牢まで送る』
8番の背に手を添わせ促す
ステ『俺は9番と6番を迎えに行ってくる』
リ『お願いします』
女看守からはステイサム看守の影になって8番が見えなかったが
明らかに言動が雲泥の差であった
女看守『…………ッッ』
屈辱で震える女看守を置き去りに去ってしまった
リアムと見えない8番を睨んだ
ーーーーーーー
女看守『あの時の屈辱が、あんたに解かる!?』
6番は呆れ果て
いや、知らんがな
女看守を白けた眼で見る
ペ『えっと…ごめんなさい?』
悪くもないのに圧に押されて謝る8番
女看守『アンタ如きが、ちょっと優しく
されたからって調子に乗るんじゃないわよ!!』
ヒートアップした女看守が困惑顔で狼狽えている
8番を突き飛ばす
バッシャーン!
し『ぺいんとさん!!』
女看守『ッ……ふんっいい気味よ!!』
し「と、言う訳です」
リ「…………」
リアムは頭を抱えた
まさか、自分の部下が寄りにもよって
8番を逆恨みするなど、人としてまた
看守として あってはならない事だ
それを言ったら、囚人に想いを寄せる自身もだが
ア「リアム看守長!」
背筋を伸ばしリアムにピシッと敬礼する
ア「アリッサ、ただ今戻りました!」
リ「ああ、戻ったかアリッサ看守」
アリッサ看守
リアム、ステイサム、スティーブの補佐官であり
8番を主にサポートする役も担っている
ア「はい!」
ここ3日ほど研修の為、メデューサ号を離れていた
何故、8番のサポートを担当しているのか
それは、8番が女性だからである
PKST団のメンバーは元々、貧乏な孤児院で
共に育った幼馴染だ
売られるような事は無かったが
女だと判れば、人攫いに連れて行かれる事など
日常茶飯事
防衛の為、男装していたのだ
年頃になったら元の姿にと8番以外は思っていたのだが…
ペ『こっちの方が性に合ってる』
とそのまま男装を続けていた
リアムもステイサムも気が付かず
メデューサ号にPKST団が来て少ししてから
ア『あの子、どうして男装してるんですか?』
リ、ステ『『は?』』
アリッサ看守も最初は気が付かなかったようだが
二、三日ほど8番の仕草等を見て
確信したようだ
それから、リアム達に問い詰められ発覚した訳だが
アリッサ看守が身体検査を行った際
ア『信じられない!!イマゾン、イマゾン!!』
某通販サイトを叫びながら更衣室から出てきて
男衆は驚いた
ア『信じられませんよ!あの子、ずっとサラシを巻いてたっていうんですよ!?』
リ『何か問題が?』
ア『有りまくりですよ!だって、Dカップ
あるんですよ!?形も悪くなるし、体にだって
良くありません!!』
リ『ッッ』
ステ『Dか…中々にデカいな。よしアリッサ
金は気にしなくて良いから、ちゃんとしたモノ
着けてやってくれ』
真っ赤になり片手で顔を覆うリアムとは対照的に
ステイサムは 最早、父親の様だった
嫌がる8番を脅し…基、説得してちゃんとした下着を着用させ色々とレクチャー及びサポートが
アリッサ看守の役目になった
リ「ステイサム看守に此方に直行する様に言われたのですが…」
何かあったんですか?
リ「あぁ、実は…」
リアムは8番にあった事をアリッサに伝えた
ア「8番は大丈夫なんですか!?」
アリッサ看守は8番を妹の様に可愛がっている
心配するのも当然だった
リ「今、ドクターに診てもらっている」
ガチャリ
ぺ「あ、アリッサ看守!」
ア「8番!」
手を取り合って仲よさげに笑い合う2人は
成る程、姉妹のようだ
ペ「おかえりなさい」
ア「ただいま。大丈夫なの?」
痛いところは?
ぺ「大丈夫だって、ドクターに言われた」
ただ、今日1日は安静にって
診断結果を伝えると皆が安堵の息を零す
ア「なら、良かった…じゃぁ、戻りましょう」
リアムと頷き合い、先頭をアリッサ看守が
次に6番、8番、最後尾にリアムが付き
牢屋エリアに向う
8番、6番、アリッサ看守が
ワイワイと賑やかに談笑し
リアムは楽しそうに笑う8番を優しく見守りながら歩いた
ア「確かその女看守、結構有名ですよ?」
8番達を牢屋に送り届けてから詰め所に戻ったアリッサ看守とリアム
待機組のステイサムとスティーブも交えて件の
女看守の事を話していた
リ「そうなのか?」
ア「はい。女性看守の間では余りいい噂は聞きません」
自分に余程、自信があるのだろう
若い看守だけでなく
ア「力や権力のある囚人にもモーションを掛けているだとか… 」
ステ「…一度、個人面談で釘を差しておいたほうが良いかもな…」
リ「はい。ステイサム看守とアリッサ看守にも
同席願います」
ステ「わかった」
ア「了解しました!」
翌日…
女看守「……………」
女看守は呼び出され取調室でリアムを前に
後で控えるステイサム、アリッサにも睨まれ
縮こまっていた
リ「何故、呼び出されたかは判っているな?」
女看守「はい…」
リ「囚人番号8番に行った謂れのない暴言暴行」
到底、赦されることではない
リ「更には、若手の看守達に対する職務妨害及び
囚人との癒着の嫌疑も掛かっている」
女看守「な!そんな!濡れ衣です!!」
立ち上がり机に手を叩き付けた
リ「囚人との癒着に関しては飽くまで嫌疑だが」
ア「若手看守から、貴女にセクハラを受けていて職務妨害されていると苦情が出ています」
アリッサ看守が引き継ぎ苦情の申立があったと
言及した
女看守「……………」
申立があったとは夢にも思わなかった 様で
顔を歪ませる
リ「看守としてあるまじき行為だ。よって…」
ひたりと女看守に鋭い視線を向け
リ「無期限の謹慎及び20%の減給とする」
女看守「そ、そんな!!」
リ「君の謹慎は処分が決定するまでだ」
ステ「それまでは、大人しくしておくんだな」
俯き固く拳を握り締め震える女看守を残し
リアム達は退室した
ステ「…全く…少しは懲りてくれると良いんだかな… 」
ア「どうでしょうか…あの手の女性は質が悪いので…」
懲りる処か逆恨みもあり得る
現に8番がその被害にあっているのだから
リ「そうだな…アリッサ看守」
色々と手を打っておいて損はないだろう
リ「俺は勿論だが、また8番に何かしらの
嫌がらせをしてくるかもしれない」
ア「はい。その可能性はあるかと…」
リ「眼を光らせておいてくれ」
アリッサ看守は踵を鳴らし敬礼する
ア「はっ」
ステ「俺とスティーブも気を付けておく」
リ「お願いします」
それから数日は平和に過ぎ
8番は畜産で作業をしていた
ガチャリ…
ペ「?」
看守達の誰かが巡回で来たのかと思い顔を上げる
囚人1「お前が囚人番号8番か?」
見たこともない囚人3人だった
ペ「……あんた達、誰だ? 」
囚人2「誰でもいいだろ〜?」
囚人3「ちょっくら顔貸せよ」
貸せば碌なことはないだろう事は
分かりきっていた
掃除用の箒を手繰り寄せる
ペ「嫌だって言ったら?」
男達はニヤリと笑い
囚人1「…力尽くだ」
8番は箒の穂先を脚で圧し折ると
折った部分にタオルを巻き構えた
ペ「ヤッてみろよ」
男達が襲い掛かってくる
ア「しまった…!書類提出に時間がかかっちゃった!」
今日は8番が1人で作業をする日であった
アリッサ看守が護衛として付いて行く予定だったのだが研修でいなかった分の書類の提出期限が今日までだったのだ
仕方なく急いで書類を終わらせて8番の居る
畜産エリアまで走っていた
ア「8番!遅くなってごめんね!」
……………
ア「…8番?」
居るはずの8番の姿は見当たらず
囚人2「うぅ…」
囚人3「……」
ア「!囚人エリア3の…」
居ないはずのエリアの囚人が倒れている
大分、痛め付けられたのか1人は気を失っていた
ア「起きなさい!8番はどこ!?」
辛うじて意識のある男の服を掴み8番の行方を
問い質す
囚人2「う…ッ」
ア「答えなさい!!日数を減らすわよ!!」
囚人2「…エ、エリア…3のか、幹部室に…」
ア「!?…魔の巣窟…!?」
アリッサ看守は青褪めた
男を放って畜産エリアを飛び出す
ア「リアム看守長!!」
リ『アリッサ看守か?』
走りながらリアムに通信を入れる
ア「申し訳ありません!8番が攫われました!」
リ『!?』
ア「畜産エリアに1人で居た処を狙われたようです!」
リ『一人…?』
一緒ではなかったのか?
ア「書類の提出期限があった為、後から急いで
向かったのですが…!」
申し訳ありません!
リ『…判った。8番の行方は判るか?』
ア「倒れていた囚人が居ました。
話を聞いた処、どうやら”魔の巣窟”の様です!」
リ『あそこか…』
ア「私はあの女性看守が部屋にいるか、確認してきます!」
恐らく、居ないだろうが…
リ『判った。そちらは頼む』
ア「確認後、合流します!」
通信を切りスピードを上げた
リ「………ステイサム看守」
ステ「おぅ。どうした?」
待機していたステイサムに経緯を説明し
リ「これから、囚人エリア3に向かいますので
同行をお願いします」
ステ「あの、”魔の巣窟”に連れてかれたのか…」
真剣な面持ちで頷く
ステ「判った。直ぐに用意する。少し待ってろ」
リ「先に向かいます。準備ができ次第合流してください」
ステ「…判った。先には行くなよ?」
ジッとしていられないのだろう
詰め所を出て行く後ろ姿に声を掛け
急ぎベテランの看守達を集める
ステ「スティーブ。聴こえるか?」
スティ『はいは〜い。兄貴?』
ステ「悪いが、9番と6番を頼む」
俺とリアムはちょっくら忙しくなるからな
スティ『?判ったよ〜任せておいて〜』
取り敢えず、これで良いだろうと10名ほどの
看守を連れてリアムを追った
リアムはメデューサ号の囚人エリア3の入り口に
立っていた
囚人エリアは全部で3つある
8番達専用のエリア1
軽犯罪者の居るエリア2
そして、殺人犯や闇組織の幹部など
凶悪犯がいるエリア3
中でもエリア3は特にリアムや
ステイサムでさえも 手を焼く曲者 が多い
若手看守では手に負えず
陰謀や暴力、時には殺傷事件が
横行している事から
通称”魔の巣窟”と呼ばれている
ステ「持たせたな、リアム」
リ「いえ、行きましょう」
エリア3の扉を開く
この先に8番が囚われている
逸る心を押さえ付け脚を踏み入れた
後半へ
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