「嫌うわけないだろ。むしろ 好きすぎて、どうしようもなかったんだよ」
彼の声は俺よりも震えていた。
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しばらく経って、俺を強く抱きしめていた腕がだんだんと緩んだ。
だけど、俺は逆にずっと空いていた両腕でらっだぁを抱きしめ返した。
「…….らっだぁ、好き….」
いざ、声に出してみるとだいぶ恥ずかしかったが、 身長差のおかげで目線を合わせずに言うことができた。
しかし、さっきまで俺の肩あたりに埋めていたらっだぁの顔が突如俺の目の前まで接近してきた。
「うぁっ….ん、…!?」
そしてキスされた。
あまりにも突然だったので、驚いて声がでてしまった。
「ふふっ…..俺も、好き 」
低くて柔らかい、優しい声。
そう言ってらっだぁは、先程とは違く、優しく俺を抱きしめた。
あぁ、俺今すごい幸せかも…。
好きな人に好きって言われるのってこんなに嬉しいんだ。
少しして、俺とらっだぁはリビングへ移動した。
らっだぁも今日は何も予定がなかったので、一緒に過ごすことにした。
俺は、ソファに据わり、朝に見ていたドラマの続きを再生する。
「お、これ俺も気になってたやつ!」
そうい言いながら、らっだぁは俺の隣に腰を下ろした。
最初のうちは並んで真面目にドラマを観ていが、時間が経つにつれてらっだぁがソワソワし始めた。
ちらちらとこちらの様子を覗いては、指の間接をポキポキ鳴らしている。
きっとドラマに飽きたのだろう。
しかし、前々から楽しみにしていたドラマだったので、見ないという選択肢は俺になかった。
すまんな、らっだぁ。
数十分後、らっだぁはついに退屈に耐えられなくなり、俺にちょっかいを出し始めた。
ほっぺをつんつんしてきたり、耳に息をかけてきたり….
「ちょ、やめろ!ドラマに集中できねぇ!」
「え〜?じゃあ見るのやめる??」
ちょっかいをかけては、ドラマ鑑賞を中断させるよう提案してくる。
やがて静かになったと思ったら、らっだぁが急にこちらを見つめてくる。
顔がゆっくり近づいてくる。
あ….やばい….キス、され……、
息を呑み、目を瞑る。
しかし、俺の予想していたことは起こらず、ゆっくり目を開けると、目の前にはニヤリと笑うらっだぁが居た。
「……おまえ、ほんっと性格悪い」
「んー?なにが?」
「いや、何がって…..はぁ…」
俺はらっだぁの白々しい返答に呆れて、小さくため息をつく。
「……して欲しかった?笑」
「はッ…!?いや、別に…?」
「ふーん?」
そう言うと、らっだぁは反省したのか、大人しくなり再びドラマへと視線をずらした。
あぁ、やっとドラマに集中できる…….。
しかし次の瞬間、らっだぁが俺の脇腹をくすぐり始めた。
「 ぅあ!?ちょ…、くっ….やめっ w」
「 俺が諦めるとでも?笑 」
だんだん身体に力が入らなくなり、ソファの上でらっだぁに馬乗りされている状態になる。
「ひっ…w、ぎぶ!!、あははっw 」
「じゃあ、ドラマ見るのやめる?」
「やめっ..w、る、から!w」
くたくたになった俺は、酸素を吸うので精一杯で、らっだぁが次に何をするかなんて想像できていなかった。
「ぅ”ッ….!?ぁっ…//」
らっだぁの手が俺の服の中に入ってきて、肌を撫でるように触られる。
情けない声が漏れ、急いでらっだぁの腕をどかそうとするが….
「なにっ…して…、ん”んッ..!?//」
らっだぁは俺の話を聞く気はなく、今度は長く、深いキスをされる。
「ぁ….んっ…は…っ ♡//」
いつの間にからっだぁは俺の両腕を片手で掴み、持ち上げて固定した。
「…ねぇ….しよ…?」
耳元で囁かれる。
「….その声、反則だろ….」
部屋は静まり、残るのは付けっぱなしのドラマと大好きな”君の声”だけだった。
「彼奴ら、今頃上手くやってるかな…」
君と声と恋をした_。 ⇝ 𝑒𝑛𝑑
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最後まで見てくださりありがとうございます!!!😭😭😭
今回のお話🔞少なくてすみません🙇🏻♀️
もっと感動的な話にしたかったんですけど、難しかったです💦 😖
ちなみに、最後のセリフは”ぺいんと”です。
ぺいんとは、結局ぐちつぼの家には行ってなくて、自分の恋を諦めて、らっだぁとぐちつぼの恋を応援したって感じです😭
また気が向いたらノベルで作るかもです🍀
あと、全然関係ないんですけどアイコン変えました!!
♡、💬、リクエストなど、してくれたら嬉しいです✨✨️
👋
コメント
3件
確認遅くなっちゃったけどいい話だったなぁ…✨やっぱお話作るの上手すぎます。てかペんちゃぁん😭切なすぎ、でもそれもいいなぁ、!笑すごく面白くて好きなやつでした!ありがとうございましたぁ!

お疲れ様でした〜!! 最高の作品を、ありがとうございます!!😭ほのぼの系も神✨
/ _ 終わっちゃった....() 主様の作品本ッ当に大好きなので ぜひ 違うお話もお願いしますッッッ!