TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


君は、人をいじめたことがあるだろうか。

私は、ある。


何年も経った。

もう誰も覚えていないかもしれない。

でも、私は忘れられない。


夜になると、ふとあの教室の空気を思い出す。

笑い声。

乾いた机の音。

そして、あの子の声。


「やめて」


たったそれだけの言葉だったのに、

私は聞こえないふりをした。


怖かったんだ。

自分の立場が崩れるのが。

次に標的になるのが。


だから私は、安全な側に立った。

正しいふりをした。

笑った。


あの時の自分の顔を思い出すと、吐き気がする。


皆も笑っていた。

誰も止めなかった。

でも、それは言い訳だ。


私は、自分で選んだ。


後になって問題になったとき、

教室の空気は一瞬で変わった。


「やってない」

「止めた」


そんな声が飛び交う中、

私は何も言えなかった。


言い訳すら、できなかった。


あの子は今、成功しているらしい。

努力家だったから当然だ。


それを聞くたびに、安心と痛みが同時にくる。


救われてよかった、と。

それでも私は、許されない、と。


あの頃の私は、あの瞬間しか見ていなかった。

今の私は、あの瞬間から一歩も進めていない。


時間は過ぎる。

でも、選んでしまった事実は消えない。


君は、間違えるな。

たった一度の選択が、

何年経っても胸を刺し続けることがある。


私はそれを、知っている。





アドバイス、コメント、フォローお願いします

今回もチャッピーに誤字などを修正してもらっています

この作品はいかがでしたか?

33

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚