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その後のお話

私には好きな人がいる。とても優しくてかっこいい人だ。

何故か私と目が合うと顔が真っ赤になるの。それがとっても可愛かったな。

きっかけは些細なことで、勇気を出したら友達になれたの!私の病気のことを打ち明けたら心配そうな顔してたな。なんだか悪いことをしちゃった気がするな。そしたらバイセクシャルなこと、好きな人がいることを打ち明けてくれた。驚きはしたけど、信頼されてるんだってて嬉しかったな。でも好きな人がいるのを聞いて悲しくなったな。好きな人が私だったら良かったのにとか思った。

それでも一友人として恋を応援したかったから。そしたら七夕祭りに誘ってもらえたの!嬉しすぎて30分前には到着してたな。二人で屋台巡って、たくさん写真撮って、短冊に願い事を書いて。

短冊に病気がよくなるようにって書いててくれて感動したの。9時頃に花火が始まったの。あの子がよく見える場所に行こうって言うから丘の上に移動したんだけど、誰もいなくて二人きりだったんだよ。いきなり名前を呼ばれて振り向いたら告白されたの。まさかと思ってその子を見たら泣きそうな顔してて、現実なんだなって、両思いだったんだなって思って受け入れたんだ。そしたら急に泣き崩れちゃって、私も泣きそうだったけど、その子のおかげで冷静になれたの。

あの日あの時あの場所で、あの子と一緒に見上げた夜空には眩しいくらい輝く天の川があったの。

3日後に定期検診に病院に行ったら、なんと病気が完治してるって言われて驚き半分嬉しさ半分だったなぁ。

これはきっと七夕の奇跡だと思う。

私には好きな人がいる。とても優しくてかっこいいけど、泣き虫で寂しがり屋な人だ。

今私は幸せだ。健康な体で、好きな人と一緒に暮らしているのだから。

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