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20章目行きます。
「あは、あははは!似合ってるよミツバ!じゃあね、露葉をよろしく!」司は満足そうに笑うと、黒い煙と共に姿を消した。
残されたのは、巨大な黒い翼をばたかせる、新しい七不思議の三番ーーミツバくん。
「ミツバ…..つ、離して…….!!」
私が彼の鋭い爪の中で身を捩るけれど、三番の神様となったミツバくんの力は、人間の私には強大すぎた。
「離さないって言ったでしょ、露菜。…..あんたはいつも、あまねや光ばっかり見てる。僕のことなんて、誰も見てくれないのに」
ミツバくんの瞳から、一筋の綺麗な涙がこぼれ落ちる。けれど、その表情にはゾッとするほど甘く歪んだ執着が張り付いていた。
「でも、ここなら僕が神様だ。あんたの薄青い髪も、その綺麗なオッドアイも、全部だけのもの。
光もあまねも、誰もここには入れさせないーー」「しまっ…….!露葉さんツ!!!」光くんが慌てて霊力を構えて突進してくる。
花子くんも「露葉を返しなよ、三番ツ!!」と、見たこともない恐ろしい顔で包丁を振り下ろした。
けれど、ミツバくんが黒い翼を大きく一振りすると、周囲の無数の鏡がバリバリと音を立てて激しく砕け散り、花子くんたちの視界を遮る防壁となった。
「あはは、バイバイ。僕たちの邪魔をしないでよね」
ミツバくんは私を抱きかかえたまま、鏡の世界のさらに奥、誰の手も届かない「鏡の最奥の迷宮』
へと一気に飛び去ってしまった。
たどり着いたのは、一面が透き通るような氷の鏡でできた、静寂な隠し部屋。
ミツバくんは私を冷たい床にそっと横たえると、私の左手首を掴み、天音からもらった「月のブレスレット」をじっと見つめた。
「ねえ、これ(あまねの月)がそんなに大事?…..じゃあさ、僕がこの部屋ごと、あんたを鏡で覆い尽くしてあげる」
ミツバくんの指先が私の類を優しく撫でる。
その瞬間、部屋の壁の鏡が私とミツバくんの姿を何重にも映し出し、無限の空間を作り上げていく。
「ここなら、あんたは絶対に消えない。僕がずっと、この冷たい鏡の中で、あんたの輪郭を閉じ込「ここなら、あんたは絶対に消えない。僕がずっと、この冷たい鏡の中で、あんたの輪郭を閉じ込めておいてあげるから…….ねえ、ずっと僕と一緒に寂しくなってよ、露葉」耳元で囁くミツバくんの、新しく手に入れた怪異の寂しい愛。
現世(こっち)から完全に切り離された鏡の最奥で、私はただ、手首のブレスレットを強く握りしめ、冷たい美しさに囚われていくことしかできなかったーー。
蜂蜜きな子
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#犬
ここと🌹🫶 @低浮
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みみ
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コメント
1件
もうヤバすぎる😭💔💔💔 ミツバくんの「ずっと一緒に寂しくなってよ」ってセリフ、胸がぎゅーってなったよ…! 鏡の世界に閉じ込める執着の愛、めっちゃエモくて怖くて切ない…。露葉ちゃんのブレスレット握りしめるシーンも、天音くんへの想いが伝わってきて泣ける😢✨ 次回が待ちきれないよ〜!!