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コメント
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紫~くんは見つかるのか!? 続き楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))
ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーれんside
そしてついに、俺たちは最期の試練の待つ、西の森へ向かった。今度はポルルたちも一緒だ。最期の試練を見届けたいとのこと。ただ、俺が気になるのはなな姉の事だ。昨晩から様子がおかしい。
れん「なな姉?」
なな「、、、。」
れん「なな姉ってば!」
なな「んぁ、、?あ、ごめんねれん。ちょっと考え事で、、。」
れん「むぅ、、、。」
こんな感じでろくに返事も返してくれない。そんな感じのまま、俺たちは西の森に辿り着いた。そこには、待ってましたとばかりに、泉のそばには大きな白龍がいた。「アポローン」と名乗るその龍は、俺たちのことをじっくりと見ていた。ポルルたちは不思議そうな目でアポローンを見つめる。
アポローン「、、、ふむ。ポルルよ、その子達を行かせてあげなさい。」
ポルル「は、はい。」
ポルルたちは面識があるらしいが、やはり神様ということもあるのか、言葉が片言になっている。レレンも、俺に対しては喧嘩を売ってきたりなな姉を煽ったりすることがあるのに、今はきちんと正座している。俺たちもそれに合わせて、突っ立っていた。
なな「あの、、、貴方は太陽・月の神なんですよね、、、?」
アポローン「いかにも。」
れん「俺達の母親がここに来たはずなんです!何か、、、何か知っていることがあれば、教えていただけないでしょうか!」
レルル「ちょ、その口調はアポローン様に失礼だぞ!」
アポローン「気にせんで良い、レルル。れんといったか。私はその答えを知っている。どこにいるか、そしていま何をしているのかも。しかし、その答えを今ここで口にしてしまったら、君たちの冒険には物足りなくなってしまうだろう。だから、あえて私は口封じをしておこう。自分でその答えを導くのだ。さぁポルルよ、その子達を西の森の出口まで連れて行ってやっておくれ。」
ポルル「はい!」
ポルルたちは「早く行くよ!」とでも言うように、さっさと俺達の手を引っ張って泉を離れた。そしてあっという間に出口まで着いた。ある程度の防具や武器を用意してくれて、食料にも問題なさそうだった。なな姉が「行ってくるね!」と言ってもポルルたちは下を向いたまま。気にせず行こうとすると誰かが俺のズボンの裾を引っ張った。レルルだ。
レルル「、、、本当に、、、行っちゃうの、、、?」
なな「うん。イロアスの勇者についても詳しく調べたいし。」
ポルル「、、、私達も、、、行っちゃダメですか、、、?」
れん「なんで?」
レルル「数日間とはいえども、、、その、、、た、楽しかったから、、、力になりたいんだ。」
なな「、、、。」
なな姉は黙ったまま、ポルルたちを眺めた。俺は戸惑っていた。いざとなったら助けてもらおうかな。でも、もし何かあったら、、、。ポルルたちの命の保証はできない。
なな「、、、ごめんね。ポルルたちを行かせてあげることは出来ひんのよ。」
レルル「、、、そんなぁ(´;ω;`)」
なな「もしあなた達になにかあっては遅いんよ。それに、私達の問題に迷惑かけちゃったことは確かなん。だから、私達で解決せなあかん。でも、また戻ってくるから。じゃ、元気でなっ!」
ポルル「、、、絶対ですよ。絶対帰ってきてくださいね。」
れん「心配すんなって!俺たちは何があっても帰ってくる!絶対にな!」
俺たちはレルルたちに別れを告げて、森の外へと足を踏み入れた。
はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくおねがいします!それじゃ、おつてぬ〜