注意!
・奇病パロ
・捏造
・名前をお借りしておりますが、ご本人様には一切関係ございません。
・苦手な方は逃げて!
『きりやん×飴喰病』
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俺は甘いものをそこまで好まない。
Nakamuはよく甘い物食べてるけど…。
俺も食べろって言われれば食べるけど
自分からは絶対に食べない…が、
今俺には「食べろ」って言ってくる俺がいる
それは…
食べないと死ぬから。
たったそれだけの理由で。
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nk「きりやんやっぱ頭いいよね〜!」
br「きりやん流石〜!」
kn「なんでそんな頭良いの??」
よく褒めちぎられる。
【天才、多才、秀才】などと。
俺はこの言葉たちに恨みは無い…はずなのに
嬉しい…はずなのに…。
そう言われてから、我にかえったあと…。
憎たらしくなる。
この言葉…この頭脳があるから…。
俺は甘いものに縛られてるんだ。
撮影や配信の前に、俺は何かと甘いものを食べる。
逆に、食べない日は無いくらい。
それどころか、甘い物以外食べなくなった。
甘い物以外を食べれば、脳死する。
つまり、何もかも認識できなくなる。メンバーのことすら認識できなくなるだろう。
頭が悪くなるぐらいなら平気だが
メンバーを忘れるのは絶対に嫌だ。
その思いを抱えながら甘味を今日も口にする
ご飯は大体、ケーキやクレープ。
飲み物はジュース系。
もはや甘過ぎてガムシロップを一日中飲んでるような気分だ。
こうなってからは一度も、ちゃんとした食事はもちろん、コーヒーや酒も飲まなくなった
でも、メンバーを忘れないためならこれくらいなんてこと無い。
皆のためなら、いくらだって甘味を喰らえる
その一心だ。
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shk「きりやん、今度皆でご飯行かね?」
あぁ…まただ。
ご飯に誘ってくれる優しいメンバー。
kr「ごめん、忙しいから無理かも…」
その優しさを裏切る俺。
酷すぎる…。けど、こうしないといけない。
メンバーの為。皆のためなんだ…。
背に腹は代えられないんだよ…。
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sm「きりやん、暇だからカフェ行かね?」
たまに、カフェにも誘われる。
カフェなら適当に話していれば大丈夫だと
信じて、その誘いに応える。
kr「俺も暇だったしいいよ、行こ! 」
これだって、皆のため。
ワイテルズを忘れないため…。
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sm「…なぁ、きりやん。」
カフェで適当に過ごしていると 突然スマイルが口を開いた。
kr「ん…?何?」
sm「なんで最近ご飯の誘いは断るの?」
kr「……」
絶対に聞きたくない言葉だった。
その話は振らないでほしかった。
でも…話したほうがいいのか…?
話すべきなのか…?
だからといって、変に誤解されたくない。
でも話さなきゃ、さらなる誤解を招く…。
メンバーに…嫌われてく…。
誰にも………。
ポロポロッ
sm「きりやん!?」
様々な自問自答と不安で頭がいっぱいになる
心は苦い毒に浸る。
苦しい…。体内にある甘さと、心内の毒の苦さで、気持ちが悪くなってくる…。
kr「ぁ…ぁあ……。」ポロポロッ
sm「きりやん、落ち着いて…!」
大丈夫だから…!!
誰も責めないから…!
責める権利なんて誰にも無いから…!!
kr「ハッ……」ポロッ
スマイルのおかげで少し落ち着けた気がした
正直…本当に危なかったと思う。
スマイルが優しくなければ、俺はもはや死んでいたのではないかと思った。
精神的にも…肉体的にも。
どれだけ秀才な頭脳があっても…
思い込みは人を殺めるのだろう。
kr「フーッ…フーッ……」
苦しい…。上手く息ができない…。
sm「大丈夫、ゆっくりでいいから。」
「今は呼吸に集中して。」
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sm「…話せる…?」
呼吸はなんとかできている。
もう決めたんだ。
話すんだ。
皆を信じて。
kr「俺がご飯とか断ってるのは、甘い物以外食べれば脳死する。つまり、メンバーを認識できなくなる…。ワイテルズを忘れるって事だから…。 」
メンバーを忘れたくないから…。
皆のためを思っていたんだ…。
俺は皆のためなら甘味をいくらでも喰らえる
sm「そっか…。一人で抱え込ませてごめん…。」
本当に…ワイテのメンバーは優しいんだな…。
kr「スマイルが謝ることじゃないよ…。逆に俺も…話さなくてごめん…。」
これは皆連帯責任だ…。
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あの日からも俺は甘味を喰らい続ける。
あの日とワイテを忘れないために。
甘味に束縛されながら…。
俺はワイテルズのきりやんとして生きる。
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