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rdgt
『無防備』
地雷 注意
長いので暇な時に…
少し危なくなってしまったかもです。
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rd.said
『…うわ…』
今の時刻は午後4時。さすがに寝すぎだなと思いつつ、リビングへ向かう。
「あ、起きた。おはよ」
「うん、おはよう」
「飯あるよ。」
「食べる。」
片手にコントローラー、片手にココアを持っている彼と挨拶を交わす。多分今起きたのだということを感じさせる寝癖がある。
彼の寝癖など久しぶりに見たなと思った。いつもなら何かしら綺麗に整えられているから。
「はいどうぞ。で?今日何食べんの?」
「ありがと。ぐちつぼ何がいいとかある?」
「俺か…別に何でもいいな」
「そっかー、じゃあちらし寿司とかどう?」
「良いね。決まり。」
そう。今日は二人の記念日という事で一緒に料理をすることになっている。俺は多分大丈夫だとは思うが、彼は料理などしたことないと言っても過言ではない。だからこそ楽しみよりも心配が勝ってしまう。
「ほんとに大丈夫なんだよね?」
「大丈夫だって、俺だってやって見たいし」
「そう?包丁は持たないでね?本当は火も使わせたくないけど」
「そしたら俺のやる事無くなるじゃん笑」
「確かに笑笑」
そんな会話をしながら買出し中。久々に買い物とか行くなーなんて思ってる。だからなのかは分からないが彼の全ての行動が可愛く見える。美味しそうとか言って新作のアイスを持ってきたり、話をする度に沢山笑ってくれたり。
今日はこれで1日過ごすのかと思うと耐えられるか不安ではあるのだが…頑張ろうと思った。
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gt.said
「大丈夫?危なっかしい笑」
「心配しなくても大丈夫だって。炒めてるだけじゃんか。 」
「もうそれが怖い笑笑」
「なんだそれ笑笑」
今はちらし寿司作りをしている最中。彼が凄い心配をしてくるためちゃんと気を付けながら頑張っている。
そして、何とか完成。
声合わせ「いただきます」を言い食べ始めた。思っているよりも上手くできていてほんとに美味しい。今日は楽しかったななんて振り返りをしていた。
「今日のぐちつぼ可愛かったなぁ笑」
「急に何言い出すんだよ、気持ちわりぃ」
「はは笑。あ、ご飯食べたら1個お願いある」
「ん?何?」
「キスしたい笑」
「ば…バカか!何言ってんだよ」
「良いじゃん別に笑。まぁ断られてもするから笑」
「馬鹿だろ…//」
こいつは何を言っているんだって感じだった。決めた事はしっかりやるタイプだしキスもしてくるだろうなとは思っていた為、気付かないうちに気を張っていたのだと思う。夕飯後からは少し疲れた。
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rd.said
「何見てんの」
「え、何かレッサーパンダ」
少しは緩んできたかな。ご飯後から何か緊張してたのか近づけなかったけど今は大丈夫そうだ。隣に座っても気にしないほどまで落ち着いてきたのだろう。キス出来るかなーなどを考えつつ。
俺は彼のスマホを覗きながらそんなことを考えていた。そろそろ頃合だと。
「ぐちつぼ? 」
「なn…」
名前を呼ぶとこちらを向いてくれたので逃げないように腰を押えてキスをする。
驚いたのか目を丸くして硬直状態だ笑。
舌が入りやすくて有難いけれども笑。
少したって、気持ちがいいのか抵抗しなくなってきた。
腰も抜けて涙目になりつつある。
頭を支えながらゆっくり倒す。
彼が息が続かないのか服を強くつかみ始めたので離してあげた。
そうすると、銀色の糸がつーっと伸びる。
「おま、え…ながい…」
「ごめんね笑。可愛くてつい虐めたくなった笑」
「せいかく…悪ぃな..」
息切れをしながらの会話。床ドン?状態なので息をしているのが良く分かる。久しぶりなのもあってほんとに可愛くてしょうがない笑。
「ねぇー?ぐちつぼ」
「何だよ」
「我慢できないかもなんだけどさ笑」
「だから何だよ…//」
「ベット行っていい?」
「…好きにしろよもう」
「はーい笑笑」
動けない彼を姫抱きして寝室へ向かう。顔を隠していて見えにくいが照れているのは見なくても分かる。
「何でこうなるんだよ」
「なんでだろーね笑」
でも『無防備』なのも悪いと思うよ笑
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読んで頂きありがとうございます。
お久しぶりですね。
久しぶりの作品が有る意味危なくなってしまったのはどうかと思っております。ギリギリほのぼのラインなのではないかと信じて。
面白いと思っていただけたなら幸いでございます。
改めて、ありがとうございました。