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「こんばんわぁ〜。聞こえてますか?」







夜の静かな部屋。


画面に向かって話しかける僕。




目の先には、ファンのコメント欄で

どんどん流れていく。







でもそのカメラのほんの少し外



画面に映らない位置に

座っている僕の”彼女”







僕の服を指でそっとつまんで、いたずらっぽく

笑っている顔が視界の端っこにちらつく。












大森「ッ….、最近〜?最近は曲作ってたよ。」









大森「んー。そうそー」








内緒だってお互い分かってるけど


わざと僕の足に自分の足をくっつけてきたり、

小さな声で「ばれちゃうかもね」って笑ったり。









コメント欄には






『今日もっくん機嫌いいね〜!』




『なんかニコニコしてて可愛い〜♡』





とか書かれてるし…..、。








そりゃそうだよ。





隣りにいてこっそり袖引っ張ったり、手に触れてきたりしてるんだもん、。












大森「じゃあ、そろそろこの辺で」








大森「じゃあねばいばーい」












___








ライブを終えてスマホを伏せた後

僕はすぐ彼女に向けて、

一瞬口角を上げる。








大森「……いたずらしすぎ、」








そういいながらも手はちゃんと腰にまわして

今度は我慢しないで思いっきり抱き寄せた。






end.








short story collection.

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コメント

4

ユーザー

(ง º∀º) ว)

ユーザー

ぎゃ〜〜〜〜〜好きすぎる!

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