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突然現れた浩介に、麗は声を出すのも忘れるほど驚いていた。
(どうしてこんなところに浩介さんがいるの!?まさか、待ち伏せ…?)
「麗さんから返信がなかったので、心配になってきちゃいました」
「でも…私、勤め先とか伝えてないですよね?」
「お見合いの前に、麗さんの情報はある程度もらっていたので。それにしても麗さんに何かあったんじゃないかって心配してたんですけど、元気そうで良かったです」
浩介は目尻を下げて笑っている。
それはとても優しげな表情だったが、目の奥が笑っていないように見えた。
(なんだろう?笑顔なのに怖い…。それにちょっと連絡がないだけで待ち伏せするっておかしいでしょ…)
確かに麗は浩介からのメッセージを半日以上未読スルーしているが、だからといって会社の前で待ち伏せすると********
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