注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です
・刀剣パロ
・Not腐
・捏造
・本人様とは関係×
ちょい長です
なんでも許せる方だけお進みください
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夜が明ける直前、戦場を覆う霧は異様な赤味を帯びていた。
太陽が雲越しに差した光が混じって、まるで空そのものが不吉な兆しを示しているようだった。
ここは国境の丘陵地帯、長き戦の最終決戦の地。
gr達の築き上げてきた国は、この戦に負ければ存続すら危うい。
rb「……、全隊の準備整いました」
rbの声は疲れを隠し切れなかったが、それでも背筋は伸びていた。
彼も、皆も、この数日ほとんど眠れていない。
gr「了解。全員に伝えろ。今日 、ここで決着をつける、と」
rbがうなずき、駆けていく。
幕舎の奥から、shoが刀を拭きながら現れた。
sho「グルッペン、本気で今日終わらせるつもりなんか?」
gr「もう後はない。敵はこの丘を突破すれば王都まで一直線だ。 引けば民が死ぬ。進んでも…死ぬ者が出る。 」
shoは短く笑った。
sho「……なら、全力でいきますわ…笑」
そこへzmとutも姿を見せる。
zmは大剣を肩に担ぎ、utは静かに刀に手を置いていた。
zmがgrの顔を一瞥し、言う。
zm「今日で終わるなら……俺らの役目も、今日までかもしれんな」
gr「そーだな。だが、死ぬつもりで突っ込むなよ、 生きて帰れ。それが命令だ」
zm「……了解」
霧の奥から、太鼓の低い響きが聞こえた。
敵軍の進軍音。
gr「来るぞ!」
grが声を上げると、兵たちが一斉に武器を構える。
sypは弓を確認しながら息を整え、
kn は大盾を前に構え、
tnは細身の槍を押し込み、
emは軽装のまま前線の隙を見て駆け回る準備をし、
osは静かに刀を構え、瞳を閉じていた。
霧の向こうで影が揺れた。
太鼓が高鳴り、敵の戦声が響く。
「全軍、構え!」
そして戦が始まった。
✱
最初に響いたのは、剣と剣がぶつかった鋭い音。
次いで地面を蹴る足音、怒号、何かが砕ける音。
敵が霧を割って突撃してくる。
syp「ゾムさん、左側!」
sypの声に、zmは敵の一団へ踏み込む。
大剣を振ると、腕に衝撃が走る。
直接的な描写は避けるが、ぶつかる感触が腕に響き、身体がよろめいた。
zm「ちっ……!」
敵が二人、三人と連鎖的に押し寄せてくる。
zm「シャオロン!そっち行ったぞ!」
sho「了解っ!」
shoが側面から割り込む。
だが敵の一撃が彼の肩をかすめ、布が裂けた。
zm「シャオロン!大丈夫か!」
sho「浅いかすり傷や!気にすんな!」
声は強がっていたが、肩がわずかに震えていた。
それでも動きは止まらない。
だが次の瞬間、重い敵兵が突撃し、shoが後退を余儀なくされた。
金属の音が鳴り、shoの武器が大きく弾かれる。
sho「ゾム___!」
言い終わる前に、zmは身体をねじ込み、敵の攻撃を受け止めた。
zm「ここは俺がやる!お前は下がれ!」
sho「……すまん!」
shoは後退し、呼吸を整える。
zmは前へと踏み出し、敵を押し返した。
しかし、息があがり腕の感覚が鈍くなり始めていた。
霧の中で、叫びが重なる。
まだ序盤だというのに、既に限界の音が聞こえるようだった。
✱
敵の重装兵がこちらを圧迫してくる。
tnは槍で必死に押し返すが、沈む地面に足が滑りそうになる。
tn「コネシマ!左!」
kn「分かっとるわ!」
盾を構えるknが敵を押し止める。
しかし防具が衝撃で震え、足が後ろへずれた。
kn「くっそ……重いな!」
tn「っ、無理はすんなよ!」
そう言いつつ、tnも腕が悲鳴を上げていた。
昨日までの戦で筋肉痛と疲労が溜まり、踏ん張るたびに足が震える。
emが背後から言った。
em「トントンさん!右翼に敵増えてます!」
tn「またかよッ…!…エーミール、行けるか!」
em「行けます……行けるはず……!」
emは軽装で素早いが、その代わり防御が弱い。
無茶をさせたくはないのだが、手が足りなかった。
emは駆け出し、敵の隙を突いて押し返しに入る。 だが
ガガッ
敵の刃がemの腕をかすめる。
直接的な描写は避けるが、彼の表情が強張り、一瞬動きが止まった。
tn「エーミール!!」
em「だ、大丈夫です!まだ…動け…!」
無理に構え直す姿に、胸が痛む。
knが歯を食いしばって叫ぶ。
kn「トントン!ここ守らな死ぬぞ!」
tn「分かっとる!」
槍を構え直し、前へ押し出す。
敵兵が後退し、霧が少し晴れた。
だが、息を整える前に新たな影が迫ってくる。
「次の波だ! 備えろ!」
戦は、まだ始まりに過ぎなかった。
✱
前線左翼は、押し返しても押し返しても敵が湧いた。
rbは盾で敵の攻撃を受け止めるが、腕が震え始めている。
昨日の負傷がまだ完全に癒えていないのだ。
rb「ショッピ!後ろから援護を!」
syp「了解!」
sypの矢が走り、敵の注意が散る。
rbはその隙に前へ出て押し返す。
だが
rb「……っ!」
強烈な衝撃で身体が揺れた。
盾ごと弾かれ、rbは膝をつきそうになる。
syp「ロボロさん!」
sypが駆け寄るが、敵が割って入り阻む。
syp「ロボロさん!後退を!」
rb「まだ……いける……っ!」
しかし腕に力が入らない。
盾を持つ手がずるりと滑り、地面に落ちた。
sypが後ろからrbの肩を支える。
syp「無理です!いったん下がってください!」
rb「……すまん……」
後退しながら、周囲を見渡すと、
zmもshoも押し込まれ、 tnたちも限界近くの動きをしていた。
前線が崩れつつある、
いや、もう崩壊寸前だった。
✱
中央では、他とは異なる重い空気が漂っていた。
敵将
噂に聞く若き武人が、何かの儀式武器のような重厚な太刀を構えている。
その気迫だけで周囲の空気が震えるほどだった。
sho「鬱!やめたほうがええって! あれ、普通ちゃうやつや!」
shoが叫んだ。
だがutは一歩前へ出る。
ut「ここで止めんと皆が押し潰されてまうんや。 行くぞ」
敵将がゆっくりと前に出る。
踏み込みは静かだが、迫力が異常だった。
刃が交差する瞬間
圧倒的な重さが腕を襲った。
ut「……っ!」
受けただけで足が沈む。
汗がこめかみを伝う。
何度斬り結んでも、押し込まれる。
一瞬でも気を抜けば全てを断ち切られる確信があった。
zm「鬱!!」
zmが援護に入るが、敵将はわずかな動きでそれをかわし、反撃してくる。
utは息を切らせながら斬り返す
その時。
バキッ
嫌な手応え。
utの刀が根元から折れた。
ut「……!」
避けきれない。
敵将の刃が迫る
その瞬間。
sho「鬱ッ!!」
shoが割って入り、刃を受けた。
その衝撃で彼は地面へ沈んだ。
ut「シャオロン!!」
sho「……軽傷……やないけど……生きてるから……大丈夫や……」
彼は笑おうとしたが、苦しげに息を吐いた。
怒りに震えたzmが敵将へ突撃する。
zm「よくも!!」
重い衝撃が連続して響き、
zmは渾身の力で敵将を押し込み、 ついに打ち倒した。
敵軍は中央から崩れ始める。
しかし、代償はあまりにも大きかった。
✱
中央から救援に向かう途中、osは東側戦線の異常な叫びを聞いた。
急いで向かうと、tn、kn、em、そしてsypの姿があった。
敵の増援が、まさに彼らを飲み込もうとしていた。
os「援護するで!」
osは背後から敵兵へ斬り込み、隊列を乱す。
その衝撃で敵が後退した。
tn「オスマン!助かった!!」
tnが息を荒げた声で叫ぶ。
em「全員、まだ動けますか!」
ut「ぎりぎり……やな!」
os「エミさん、腕は?」
em「……力が入りません。でも……動けるところまで動きます!」
tn「…無理は禁物やで」
敵が再び押し寄せる。
osたちは背中合わせになって踏みとどまった。
knが盾で押し返しながら叫んだ。
kn「このまま中央まで下がるぞ!ここは持ちこたえられん!」
os「ショッピくん!退路を確保して!」
syp「任せてください!」
sypの矢が敵の足を止める。
全員で後退しながら、中央へ向かう。
敵軍が崩れかけているのが見えた。
しかし、味方も同様に限界だった。
そして、 ついに、戦の終わりが近づいていた。
✱
中央には、戦いの痕跡が静かに残っていた。
zmはshoを支えて座り込み、
utは折れた刀を握りしめ、
rbは地面に座ったまま空を見つめ、
sypは仲間の介抱を続けている。
tnたちも中央へ戻り、辺りを見渡して絶句した。
そして
グルッペンがいた。
刀を杖代わりにし、夕陽を見つめながら膝をついた姿で。
zm「グルッペン!」
zmが叫ぶ。
grはゆっくりとこちらを見た。
gr「……終わったか」
utが答える。
ut「おう。……勝ったで」
grは静かに目を閉じた。
gr「そうか……皆……よくやった」
沈む夕陽が赤く、戦場のあらゆる影を染めていた。
風が吹き、静けさだけが残る。
誰も歓声を上げなかった。
誰も笑わなかった。
勝利とは言えなかった。
ただ、終わったのだ。
こうして
この戦は幕を閉じた。
✱
「これにて第一次、wrwrd終焉」
ブーーーーーーーーーーーーー
上から下へと徐々に幕が下がっていく。
パチパチパチパチ
<面白かったね~!
<迫力凄かった!笑
<あ~涙出てきたぁ…泣
<めっちゃヤバかったぁ~笑
完全に幕が閉じる。
すると先程までの重い空気は消え、わっ、と笑い声など、歓喜が起きる。
gr「疲れたんだゾ~…」
tn「汗だくやわ笑」
zm「でも楽しかったなぁー!」
syp「てか幕開いたときめっちゃ人いて吃驚しました…」
sho「思った以上に人おったよな笑」
ut「途中セリフぶっ飛んだわ笑」
rb「無言なっとんたんそれかいな笑」
os「たくさん動いたからお腹減っためぅ~」
tn「服着替えて行こか」
kn「ふっふ、今日は俺が奢ったるわ!!」
ut「ひゅ〜!太っ腹〜!」
syp「めっちゃ高いとこ行きましょ」
sho「今調べるからちょい待って」
zm「今日は誰にしよかな〜笑」
zmの視線の先にはgrがいる。
gr「ぇ゙。…ぁ、あ~、コネシマが今日はたくさん食べたいって言ってたゾ」
zm「そーなんか!!」
zmはにっこにこでknの方へと向かう。
zm「シッマ〜!食いたいなら言えよな!」
kn「…………え?」
zm「ほらほら〜もっと食べや〜?笑」
kn「ちょ、もうむりやてッ、」
zm「そんなこと言わんとさ〜!」
kn「ぁ゙あぁぁぁぁ!!」
その場はknの叫び声とたくさんの楽しそうな笑い声で溢れかえっていた。
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コメント
6件
あそういうことねびっくりした この世界線だったらhtとかめっちゃ強そうなイメージ!!!!! 語彙力ありすぎだからちょっともらってくね~ん 最後に観客が話したとほっとした!!!!!!!
まさかの…演技か 怖かった〜…よんでて勝て!かて!ってめっちゃ思った… そしていつもどうり面白い…と