俺の名前はさぁーもん、高校一年生。
俺には好きな人がいる。
その人は…
「さもさんおはよ!」
登校途中の俺に話しかけて来たのは、片想い相手の凸さんだった。
「凸さんおはよ!」
凸さんの笑顔、ほんと好きだなあ…
「凸さん朝から元気だね、俺まだちょっと眠いよ。」
「さもさん朝弱いもんね、俺学校めんどくさいけど、さもさんに会えるって考えると何故か行きたいって思うんだ。」
「え」
そ、それって…いや勘違いかもしれない。
「ん?さもさんなんか顔赤くない?」
「い、いや、今日暑いからじゃない?」
「確かに…でも念の為。」
そう言うと凸さんは俺のおでこと凸さんのおでこをくっつけた。
「…………………」
「…確かに平熱っぽい。って、さもさん?」
「………ふえ?」
「さっきからぼーっとしてるけど…熱はなくても体調悪いんじゃ。」
「な、なんでもないから!俺先に言ってるね!」
俺はそう言ってその場から逃げるように走り去った。
「…さもさん可愛いな。」
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