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さもさんと凸さんは両片想い

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さもさんと凸さんは両片想い

2 - 第2話 テスト勉強

♥

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2024年07月27日

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俺、凸もりには片想い相手がいる。

その人は…

「凸さん、明日のテスト大丈夫?」

そう、さもさん。

どこが好きって…もう全部!

とにかくかっこよくて可愛い!昨日の朝なんておでこくっつけたらめっちゃ顔赤くしてて!とにかく可愛いんだよ!

………でも気持ちを伝えられてない。多分さもさんも俺のこと好きなのかな〜なんて薄々気付いてはいるけど、恥ずかしくて告白出来ない。

だから今は片想いみたいな感じになってる。

「テスト…普通に範囲ムズすぎて無理!さもさん教えて!」

「仕方ないなー、じゃあ放課後図書室で教えて上げるよ。」

「やった!ありがとさもさん!今度なんかお礼するね!」

「別にいいよお礼なんて。」

優しい…そういうとこも好き…


〈放課後〉

「さもさん、ここってどうやって解くの?」

「えっとね、そこはこの公式を当てはめて…」

「なるほど!さもさんの説明分かりやすい!」

「ありがと」

…気付いたら俺たち以外人居なくなってるな。

………こ、告白のチャンスでは?

「…あのさ、さもさん」

「ん?何?」

「…………………………………今度、お礼に駅前のところのクレープ奢るよ。」

…言えなかった…

「え、お礼いらないって言ったのに。」

「そ、それでも奢らせてください。」

「んーじゃあいいよ。」

一体いつになったら俺は告白が出来るのか…

…もうそらそろ帰らなきゃな、もう18時か。

「もう帰ろっか。」

「だね、今日はほんとありがと。」

俺達は途中まで一緒に帰って、さもさんと別れたあと俺はため息をついた。

「はあ………まだ告白は出来なくても、せめてデートぐらいはしてみたいなあ…」


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