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奇病の僕

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奇病の僕

2 - 第2話 行ってきますと行ってらっしゃい

♥

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2023年03月06日

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僕には悩みがある。

天使病


という奇病をもっているからだ….


澪「はぁ…….」


もう何回吐いたかも分からないため息が口から出る。


天使病のせいで学校にも行けない。


翼を見せられないというのもそうだが、天使病の最初の症状はインフルエンザのようなものだ。


38度近くの熱がしばらく続く。


その後は、翼が大きく、美しくなるほど、翼の所持者の力が吸い取られ、所持者は弱っていく。


ガチャっ


と、扉の開く音がした。ふと音のなる方へ目を向けると、


零「どうした、澪。」


優しい顔をした兄が立っていた。


澪「….なに。にぃちゃん。」


零「……..プリン。買ってきたぞ。」


澪「…..食べる。」


兄にプリンを差し出され、口へ運ぶ。


いつもの味だ。


澪「……….おいしい。」


零「なら良かった。」


静寂が訪れる…..


澪「にいちゃん。」


零「ん?」


澪「バイト。いいの?」


零「….あ」


澪「行かなきゃ、ダメだよ?」


零「やだやだ、もっと可愛い弟とお話するの〜」


本当にこれが22歳の男なのか。と疑問になるが、いつもの事だ。


零「…はぁ、行ってくるね。」


澪「じゃあさ」


零「ん?」


澪「プリン。買ってきてね。」


零「う、うん?買ってくるよ。」


澪「ほんと?約束ね。」


零「うん。約束、行ってくるね。」


澪「行ってらっしゃい。」


澪「……..またね」


零「…?行ってきます。」


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