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金隠氏の原付バイクの音がした。
「雨ばっかりでやんなっちゃうよね。」と彼は雨合羽を脱ぎながら言った。
「このあいだの月田老人の合祀の件、月五千円で十回払いに決定したから。毎月十分の一ずつ御骨を頂いて来る。全部揃ったら合祀するからそれまで寺であづかってくれ」(預かるったって何処に?)山富士は思った。「今迄どちらに置いてたんですか?」「車庫にある倉庫。ちゃんと名前書いといて。」と彼は風呂敷づつみを広げ、白い箱を山富士に渡した。多少気味が悪いのと、如何なものかと思ったが、こうでもしないと、寺もやっていかれない。
「あのう、月賦の途中でオジイちゃん死んじゃったらどうするんですか?」フルタがドキッとする事を言った。
「そうだな…それとなく聞いてみよう。」金隠氏もそこ迄考えていなかったようだった。
月城 蓮桜音
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水羽
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コメント
1件
雨の中の原付の音から始まって、いきなり「月賦で御骨」って…もう不謹慎だけど笑っちゃいました(笑)。フルタさんの「途中でオジイちゃん死んじゃったらどうするんですか?」って、ドキッとするような直球質問ですよね。それに金隠さんが「そうだな…聞いてみよう」って、そこまで考えてなかったのか、っていう。妙なリアリティとユーモアが混ざった好きな空気感でした🤍