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257
koha.
47
ガパオライス
3
……叶に会いたい。
もうかれこれ半年以上会っていない気がする。
スマホで過去に叶と撮った写真を、目を細めながら寂しげに眺めている。
いつになったら会えるのだろうか。
……もう、会えないのだろうか。
カナエ 「サーシャ」
そうつぶやく声の主が俺の隣にいたことを知り、思わず声を出してしまった。
葛葉 「うお!? ビビったァ……」
特に意味はないが、いきなり俺の視界に現れたカナエに驚き、とっさに思わずスマホの画面を消す。
カナエ 「…………サーシャ、ついて来て」
葛葉 「は? おい、ちょ、待て!」
そしてこいつはいきなり俺の手を掴み、半ば無理やり俺を“ある場所”に連行した。
その後何を思ったか、カナエは俺を“教会”に連れて来た。
どうしてこんなところに……?
何か気になることでもあったのだろうか。
葛葉 「どうしたいきなり。こんなところに連れて来て」
カナエ 「覚えていますか? 150年前、僕らが一緒に暮らしたのもこんな、何の変哲もない教会だった」
カナエはその質問には答えずに話を始める。
愛おしそうな、寂しそうな……。どこか悲しげな表情を浮かべながら。
彼の瞳には、何が映っているのだろうか。
カナエ 「僕ね? 君にまた会えて、一緒に過ごせて。とても嬉しかったんですよ?」
葛葉 「そんなの、俺だって━━━」
カナエ 「でも」
俺の言葉を遮るように、彼のその言葉はいつもよりも大きく、そして強く教会に響いた。
そして再び口を開いた瞬間発せられた言葉は……。
カナエ 「君が見ているのは、僕じゃなくて叶の方でしょう?」
コメント
1件
うわぁ…第9話、めっちゃ切ない…!!😭💔 カナエの「君が見ているのは、僕じゃなくて叶の方でしょう?」の一言が刺さりすぎたよ…。150年前の思い出とか、ずっと一緒にいた時間がよぎると泣ける…。葛葉の戸惑いとカナエの寂しげな瞳の描写がエモすぎて、感情持ってかれた…!次が気になって仕方ないよ…🌸✨