※死ネタ要素有り?
※エセ関西弁
※キャラ崩壊
※ご本人様とは関係ありません
そいつは、涙ながらに今までのことを話してくれた。
こいつを救ってやらねば、そう思った。
それと同時に、どうしてもっと早く助けられなかったんだと後悔する。
絶対、救ってやるから
待ってろ
次は、俺の番だから
…………
俺も、元々は男子高校生だった。
幸せだった。
人生を満喫していた。
そんな時だ。
学校から下校する途中、こちらに猛スピードでトラックが突っ込んで来た。
あぁ、俺死ぬんだな
そう思った。
だけど
shoの「危ない!」という声とともに俺は突き飛ばされた。
すぐ後に大きな音がした。
周りから悲鳴が上がる。
俺は死ななかった。
死んだのは、shoだった。
そこからは正直覚えていない。
ショックが大きかったんだろう。
脳がぼんやりしていて、頭があまり動いてなかった気がする。
それから通り魔に刺されたんだったか。
俺は死ぬ運命だったんだろう。
だけど、神は冷酷で、あまりにも酷いことをする。
俺を殺すのに、shoの命も持って行ってしまったのだから。
それから俺は、豪華なベッドで目を覚ました。
そして俺は乙女ゲームのヒーロー、rbr・ストリフとして生きることになった。
このゲームはよくshoがやっていた。
話を色々聞かされたから、大体の内容は知っている。
最初は勿論驚いたが、とりあえず記憶を見てみることにした。
rbrの記憶を漁って知ったのは、この世界にもshoがいたと言うことだ。
俺が知ってるshoではなく、sho・マグナートだが。
shoは、自殺したらしい。
rbrはたまたまその現場を見ていたが、止めることが出来なかった。
正義感の強いrbrはそれにショックを受け、流行り病にかかって死亡したらしい。
なんか似てるなぁ、そう思った。
shoがいない学園に行く価値があるとは思えなかったが、親達に無理矢理行かせられた。
今では感謝してる。
shoに会うことが出来たから。
進級式でshoの姿を見た時は驚いた。
shoは死んでいるはずだから。
だが、俺はすぐに気づいた。
shoも、この世界のsho・マグナートに転生したってことに。
冷酷な神でも、優しい面はあるらしい。
神は俺に、チャンスを与えてくださった。
shoとはクラスが離れてしまったが、 俺は、また追々仲良くなれば良い、そう思っていた。
そのせいで俺は、shoが苦しんでいることに気づくことが出来なかったんだけど。
授業で特別棟に入った時。
俺の目には誰もいない音楽室が目に映った。
昼休みにそこへ入り、ピアノに触れた。
久しぶりのピアノの感覚。
昔好きだった歌を弾き始めた。
昔shoと一緒に良く歌ったっけ。
すると、扉の外から声が聞こえてきた。
「…♪〜♫〜光を〜こえ〜る〜♫〜」
頭の中で再生されていた声が耳から聞こえてきたから、驚いたものだ。
それでも弾き続けていると、
「rbr…」
そう、扉の方から 声がした。
そこにいたのはshoだった。
「sh …!」
「初めてお目にかかりますっ。sho・マグナートといいます。」
「sho!」、と 思わずそう叫びそうになる。
だが、その前にshoが慌てたように俺に初対面の挨拶をした。
shoは、俺に気づいていない。
それもそうか。
shoは、ここにいるrbrが俺だということを知らないから。
それでも、飛びつきたくなる衝動を抑えながら、一緒に歌わないかと誘う。
久しぶりに、shoと歌いたい
「「きみと〜♫いつか〜♪め〜ぐり〜あう〜〜♫」」
2つ重なった声はあの頃と同じだけど、同じじゃない。
shoとrbr、sho・マグナートとrbr・ストリフ。
同じなようで、同じじゃない。
俺は昼休みにshoと過ごすことが日課になっていた。
勿論、shoがリヴェルをいじめているのは知っている。
だが、それも理由があってのことだろうという確信があった。
shoが理由もなくいじめをするはずが無い。
それに、ジェリーヌがshoのそばをうろついている。
確かジェリーヌの父親がshoの父親の上司だったはずだ。
だから俺は、ジェリーヌがshoにリヴェルをいじめるよう命令したんだろうと推測した。
いつものように、音楽室でshoを待っていた時のこと。
いつもは4限が終わったらすぐ来るはずなのに、今日は4限が終わって十分程待っても来なかった。
授業が長引いているのかと思ったが、心配なので、見に行ってみることにした。
すると、
「〜〜!」
誰かの怒声が聞こえてきた。
声の方へ行ってみると、そこにいたのはルシファーとリヴェル、そして、shoの姿だった。
ルシファーが続けてこう言った。
「お前、伯爵家生まれのくせに武術、魔法、勉強、全て駄目だったな。そうそう、魔力も少ないんだったか。」
「どうせリヴェルに嫉妬したんだろう?成績優秀で魔力の豊富なリヴェルに。」
「弟君は優秀だったのに兄であるお前はまるで正反対だな。その上礼儀もなってないとは…。」
その言葉に、カチンときた。
『生まれ持った物は仕方がないんやから、それについて悪く言うのはダサいやろ。俺はどんなrbrでも大好きやで』
その言葉が脳裏に浮かぶ。
今にも泣きそうなshoの前に立ち、会話に割り込んだ。
「…ルシファー様。shoが悪いことをしたのは事実です。ですが、元々彼が持って生まれたものを侮辱するのは違うと思います。」
俺も昔、生まれ持ったものを馬鹿にされた。
守ってくれたのは、shoだった。
俺は、お前が優しいってこと、知ってるからな。
3日過ぎたようなまだなような…
数が数えられないのか記憶力が弱いのか
3日経ったと思うんだけどな…
それはさておき、今回はrbr目線のお話でした。
前の世界から前回までのお話ではrbrはどう感じどう行動していたのか。
そして、たくさんの♡ありがとうございます!!!
ちなみに次回、最終話です
コメント
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うわぁお、何か良い、語彙力皆無だからなんていえばいいか分からんけどめっちゃよき、、、てか次回最終回 マ?え?投稿ペースが神がかってるんよ、