①
(本編と設定変えてます!!!)
芽詩 side
「ほんと、仕方ないなぁ…」
愛しの人がいなくなって丁度6年。
あの日と変わらないくらいの曇り空で
「……何してるかな」
「…第二の人生、とか……ないよね」
「…はぁ」
─────
「…」
カラン コロン
「うーす!」
「ぁ、え…?」
え、なんで…?
なんであんたがいるの…?
「…ぁ、……?」
何も言えない、
どうすればいいのかすらわからない
白髪に透き通った赤のグラデーション
長い横髪になんでも見据えてそうな瞳。
────いつも通りのパーカー。
「…あれ?芽詩……?」
「…っあ、!」
「…ぁ、…」
「ラヴ…」
「…よう、久しぶり」
「……なんでいるの…?」
「…それはともかく」
バッ…と手を引っ張られる。
「ちょ、ラヴ…!」
「行くぞ、芽詩」
「……芽詩」
「ごめん」
「あ…」
「……っ、」
あんたから謝られるなんて…
そんな…
「私がバカみたいじゃん…っ!!」
「…っは、お前は元々バカだろ?」
「ちょっと!?バカがバカ言わないでよねっ」
「お前よりは頭いいわ〜」
「……っ、ラヴ?」
「……ラヴ、」
「…大好きだからね!!」
ぎゅっと抱きしめれば、
ずっと溜めてた想いが吹っ飛んで
あんたを一生、愛したくなる。
「…俺もだよ、芽詩」
「 桜道、咲いて散る 」
完結。
Thank you for watching!
▶︎ ②第二 最終話
コメント
5件
ハァヤベェナキソウ… このカプは一生推します((((
わーーー!!!😭😭😭😘😘
え?短い?②で重なりますから安心を((