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シノノメ・ユーハンが悪魔執事となり屋敷での生活や主様の身の回りの御世話。貴族たちの雑務と言う依頼に慣れ始め、また同室のハナマルはテディと打ち解け始めたある日のこと。
本日も異常なしっと、主様の帰還を待つのみですね、早くお帰りになられたらよろしいのですが、早く会いたいです。….いえ、主様も元の世界での用事がありますのでね、執事がこのような我儘を、あまりよくありませんね。さてと、主様が戻られるまで部屋の掃除でもしましょうか。
手にはたきを持ち机や本棚の埃を払い落としていると、控えめなノック音が聞こえた。あらら?主様がお帰りになられましたでしょうか?それならば出迎えなければ….いえ、主様だとしたらノックはしないはず。などと考えていると扉が開き同室のカワカミ・ハナマルがいつもとは違う顔で部屋に入ってきた。
「なぁ、ユーハン…..卵かけご飯って美味いよな。」
「どうしたんですか、急に。」
いつもならおちゃらけた顔で掴みどころがない彼だが今回ばかりは少し表情が固く、だけど尋ねてきた内容は「卵かけご飯」だった。
「テディちゃんにこの話をしたらさ…..「卵を生で食べるんですか?!」って叫ばれてよ….」
「えっ?!中央の大地では食べないんですか?! 」
「まぁ、マイナーなイメージはあるな。生卵を食べる奴の方が少数派だ。 」
東の大地では当たり前に生の卵を食べると言う文化があるのだが、ここ中央では珍しく卵を焼く、茹でるなど加熱した卵が流派らしく、思えばこの屋敷に来て生で卵を出されたことはなかった。とユーハンとハナマルはそうなのか……と場所が違うと食の文化も異なるということを改めていると
「ただいまー!!ユーハン!ハナマル!」
と元気な声で走ってくる人がいた。そうこの屋敷の主である彼女がテディと共に姿を表した。
「あらら?主様帰ってきてたんですね。お迎えに上がらず申し訳ありません。」
「おかえり、主様。お?テディちゃんと一緒だったのか?」
「そうなんよ!屋敷戻った、ちょーどロノとテディに鉢合わせてさ!」
「先程街までロノくんの買い出しを手伝っていまして!主様、後でロノくんがお菓子持ってきてくれるそうですよ!」
「そうなの?!楽しみ〜!!あっ、そういえばさっきの会話ちょっと聞こえとったけどうちでも生卵食うで!!暖かいご飯の上に乗せて醤油ちょっとかけたらバカうまいんよ!」
「お!主様の世界でもそうなのかしかも卵かけご飯を食べるとは…..流石だね〜主様!」
主様の話を聞くとテディさんは目を丸くして驚いていました。
「えっ?!そうなんですか?」
ユーハンとハナマルはどこか嬉しそうにしておりテディはほんとに食べて大丈夫ですか?と少し不安そうな顔をしていた。
「東の大地ってうちの世界と似た感じよな〜生魚も食べるで?….あ〜、なら納豆ってあるん?」
「なっとうですか?」
「なんだそりゃ?」
「聞いた事ありませんね」
3人共聞いたことなくきょとんとしていてユーハンにどのような食べ物かと聞かれ、私は豆を発酵したものよ!そう伝えるとユーハンは醤油ではなく?と聞かれそれは別で…なんというかネバネバしてちょっと臭いけど好き嫌いは別れるやで!と言った。簡単に言えば豆を腐らせた食べ物的なやつ!と説明も聞いたテディはそれは人間が食べて大丈夫な奴でしょうか?とつぶやき珍しくハナマルも食べ物を腐らせて食べるのは…なぁ?と困惑した表情を見せてくれた。
「味と会うか、臭いで好き嫌い別れるちゅー話!」
やっぱりこの世界に納豆が無いのか、というのが頭に広がった。そんなことを考えているとまたしてノック音が部屋に広がった。
「失礼します!主様!お菓子持ってきましたよ!食べませんか?…ってなんだ?ハナマルさん達も居たのか?」
今日のお菓子は珍しく和菓子や色んなものを載せたワゴンを押して部屋に入ってきた。
「あ、ロノ、ちょうどいいところに来たな。「なっとう」って食べ物知ってるか?」
ハナマルは調理担当であるロノなら知ってると思い先程話題で上がっていた納豆の話を持ち出してくれてん!ロノは一瞬なんやそれ?って目線を斜め上にして考えたとったで!
「「なっとう」?なんだそりゃあ、ん〜聞いたことねぇーな。ってか何の話だ?」
テディが先程までの話を一通り伝えるとロノの話がみるみると青ざめ初めてん!主様の世界でそんな食べ物が…と呟き次第には主様に腐らせた食べ物出せませんよ!ちょっとフェネスさんとベリアンさんにその「なっとう」について聞いてきます!と足早に去って行ってしもてん!
「あっ、ちゃうねん!ロノくん!!」
「行っちゃったな〜ロノ、さてと、主様何食うよ」
一例の流れもを見ていてもハナマルは冷静でうちがどれを食べるか聞いてきてくれてん!んで急須にお茶が入ってたから注いでくれて、どうぞって渡してくれてんよ!
「今日はハナマルさんは冷静ですね!」
「まぁねぇ、子供みたいなもんだから。」
「ロノさん、慌てすぎて転ばないといいですけど….」
「ハナマル、ありがとうな!とりあえずフェネスくんとベリアンくん尋ねてきそうやし後でロノくんにもうちょい詳しく説明しよか!」
納豆…暖かいご飯に乗せても美味いんやけどなぁ、とか思いながらお茶に口をつけてん!その後予想通りにフェネスが大量の本を持って困惑した表情であの、主様…ほんとにそのような食べ物がってゆーてきてん!その後すぐにベリアンが古い日記を持ってきて長年生きてきましたがそのような食べ物は初めて聞きました、詳しく教えてもらってもよろしいでしょうか?って!みんな説明すんのにめっちゃ大変やったわ!!!
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