「……ん、岩本くん、……やば」
目黒の吐息混じりの声が、耳元をくすぐる。
肌と肌が激しく擦れ合い、熱を帯びた互いの芯が押しつけられている。
「っめぐろ……もう、……むり」
苦しげにどこか快楽に濡れた声で、低く呻く。
互いのモノを重ね合わせ、擦りつけるたびに、びちゃびちゃといやらしい音が室内に響く。
お互いの先端から溢れ出す透明な液体が、熱を持った肉の間で糸を引き、ぐちゃぐちゃに絡まる。
「はぁ、ぁ……イく、……岩本くん、いっしょに……っ」
目黒が懇願するように腰を押し付けた瞬間、俺も堪えきれず、声を震わせた。
「っ、……んあ、……いく、……っ」
ぐっと互いを抱き寄せ、押し潰すように擦り合わせた瞬間——
どくんと、ほとばしる熱。
脈打ちながら、二人の間に白濁が飛び散った。
「……っあ、ぁ……」
同時に果てた。
溢れる精液はどちらのものか分からず、互いの間でぐちゃぐちゃに混ざり合い、ぬるりと肌を伝う。
「……や、べ、……混ざってる……」
目黒がかすれた声で笑う。
照れ隠しのような、明らかに興奮を滲ませたその声に、小さく笑いながら、ぐたりと肩を寄せかけた。
「……なんか……えろいな」
「……うん」
目黒は微笑んで、俺の頬にキスを落とす。
汗と精液でぐちゃぐちゃになった身体を、互いに受け入れながら、どこまでも溶け合っていった。
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