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ビルを出て、仕事終わりに寄る洋菓子屋さんに向かった。洋菓子屋のドアを開けると、ケーキやパンの甘く優しい香りが漂っている。
「はぁー!癒される!この香り嗅ぐだけで」とニコニコでお店の中を見てカゴを取り
「うわー!今日は、イライラしてるから、いっぱい買っちゃおう!」
カゴの中にシュークリームやクッキーやプリンを入れている百瀬に1人の女性店員が声をかけた。
「いつも、ありがとうございます。」
和栗色髪の毛を一つに縛って、小柄な女の子がニコッと百瀬に笑顔を向けた。
「こちら本日新作の塩キャラメルチョコクッキーなんですけど試食どうですか??」小さなバケットのカゴを持って百瀬の前に出した。
「えっ、いいの?嬉しいありがとう」クッキーを一つ取って口に入れた。
「うん!すごく美味しいよ。ありがとう」
「わぁ〜!ほんとですか!よかったです」
ニコニコ愛想良く笑った。
「このクッキー1ケースちょうだい」
「はい!かしこまりました!」
パタパタレジの方に行ったので、百瀬もカゴに入れた大量の甘いものを出した。
「お会計お願いします。」
手際よく店員は商品を打ち袋に入れた。
「支払いは、カードでお願い」
カードを出し支払いを済ませた。
「ありがとうございました!」
「ありがとう…あのさ、ここ求人募集してる?」
カードを財布にしまいながら、店員に聞いた。
「求人募集してますよ。ご興味ありますか?」
募集していることを知ると、百瀬はニヤッと笑って
「ここで働きたいんだ」