テラーノベル
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「じゅーう、きゅー、はーち」
酒で蕩けた声で次の年へのカウントダウンを始める。
それならパーティーでもして丁度0時になったと同時にジャンプするとか、そういうのもあるのだろうが数時間前に大晦日の生配信を終えたばかりでそんな気力も無くただ家で持ち寄った酒を飲みながらこたつで2人ゆっくりと過ごしていた。
「にー、いーち」
最早BGM代わりとなっていた年末恒例の長時間生放送の番組で大きくド派手な演出で「2026年」と表示され、壁掛け時計も丁度分針と秒針が真っ直ぐ重なり合う。
一方そんな光景を横目に俺達は特に何をする訳でもなく「あ、年明けた」くらいのテンションで新年の挨拶を交わす。
「蓮くん明けましておめでとお 」
「康二明けましておめでとう」
「なんかあっさり年明けたな」
「ふは、そうだね。生配信も一昨年とは違って早い時間に終わったしね」
ビールを注いであったコップを持ちベランダへ出ようと足を進めると、 後ろから付いてきた康二は寒そうにコップを持っていない腕を俺の腕に巻き付けぴったりと身体をくっつける。
「なんや、新年だからか知らんけど今日の空は特別綺麗に見えるな」
「分かる。澄んでて星が綺麗に見える」
2人並んで見上げた空は1面綺麗な星空が広がっていていつもよりも騒がしい東京の街など気にならないくらいだった。
ふと腕が離れてそのまま俺の手をぎゅっと握る。
「……ライブ終わったら蓮くんと一緒にこうして星も見れなくなるな」
「…うん」
隣を見るとどこか悲しそうに、でも前向きな表情を浮かべている康二はその視線に気づき俺の方を見てにこりと笑う。
「自分で自分の行きたい道を進んでいく蓮くん俺好きなんよ。茨の道を選ぶってそんな簡単なことやないし挑戦をする事自体凄いことやから」
「…」
「それに蓮くんが1年後どれだけ成長した姿を見せてくれるのか楽しみやしな!」
「でも俺やってちゃんと成長してみせる。蓮くんと、皆と堂々と隣に並べるようにな」
「SnowManの事は俺達に任せろ!」と 得意げに言う康二をベランダのテーブルにコップを置き、ぎゅうっと強く抱きしめる。
「んわ、蓮くんこぼれるから」
急に抱きしめたせいか体制を崩しそうになる康二を支え同様にコップをテーブルに置く。
「…ごめん。俺が選んだ道なのに、合格が伝えられた日から挑戦したい頑張ろうって決めたのに、……康二と離れるのが寂しいって思っちゃうのは俺の我儘だよね、」
康二は肩に顔を埋めて自信なく話す俺の背中をさすりながら静かに聞いている。
胸が苦しくてより強く抱きしめるとさすっていた手が止まり、ゆっくりと話す
「うん、それは蓮くんの我儘やで。……俺に伝えもせんでオーディション受けて、見事合格して、1年も海外行くってそんなんあんまりやんか」
「でも俺は蓮くんを心の底から応援したい、頑張って欲しいって思ってたんに。なんや蓮くんのあほ、…………俺やって寂しいんよ、 」
肩に手を置いて身体を離すと「やだ、今見やんといて」と両手で顔を隠す康二の声は震えていた。
「こうじ、こうじを抱きたい。今すぐに」
俺の言葉に驚いたのか隠していた両手が離れ、涙と鼻水でぼろぼろになった康二は目を丸くしていた。
「へ、れんく、急にな 、ぁ んむ」
言葉を遮って唇を数回重ね、横抱きにしてベッドへ下ろす。
「勿論言葉でも愛伝える。でも康二を身体でもちゃんと愛したい」
「うんざりするくらい愛したい。康二のなか寂しくならないように俺でいっぱいにして俺がいない間も絶対浮気させないようにする」
「っ〜〜、あほ、もう俺はとっくに蓮くんしかおらんの!蓮くんやってカナダ行ってええ男から誘惑されても俺じゃなきゃだめな体にしてやるからな!」
「……もうとっくにそうなってんだよ」
ベッドへ沈めた身体を抱きしめ夢中で唇を重ねる。
「…………もう当分えっちしやんくてええわ」
「まあ俺は正直もうちょっとやりたかったけど」
「はあ?もうほんと蓮くんの絶倫っぷりには拍手送りたいくらいやわ」
年が明けてから気づけばもう日が照り、正午になろうとしている。
ノンストップでただひたすらにお互いに求め続け愛し合った。
後処理を終え、 向かい合わせでベッドに寝転ぶ康二を改めて見ると身体中に沢山の鬱血痕や噛み跡。
かく言う俺の身体にも俺から見えるところだけでも複数の鬱血痕と微かに痛みが残る背中の引っかき傷。
「ほんまこんな目立つところ付けてくれたわ全く」
「いや康二もだからね。まだ隠せば見えないところだけどさ」
むっと頬を膨らませ不機嫌な様子の康二だがどこか嬉しそうにしている。
「………絶対帰ってきたら俺が蓮くんのこと抱く」
「え、なに急に。てかそんなこと出来ないってことくらい康二も分かってるでしょ」
「、………そゆことやないし」
「あは、俺の精液ぜーんぶ絞り取るくらい康二のなかで抱くってことでしょ?」
「っ、…分かってんなら最初から言えやあ!」
きゃんきゃん騒ぐ康二を腕の中に閉じ込めると、すぐに静かになり大人しくなる。
康二は遠慮がちに後ろへ腕を回してより密着する。
「成長した俺楽しみにしてて」
「ん、楽しみにしてる」
「あとこれだけは言わせて。蓮くんはSnowManの目黒蓮やから。俺達がいるからな」
すると康二は俺の頬を撫でて
「何時でも頼るんやで?」
優しく笑うその姿に、どこかまだ感じていた緊張や不安を和らげるには十分すぎるくらいの言葉だった。
「……ありがとう康二。俺全力で頑張る」
「んふふ、あでもあれやで?全力でやり過ぎて自分の体調気付かへんでぶっ倒れたとかやめてや?」
「大丈夫だよ体調崩しても気合いで治す」
「いや1番あかんやろ。……なんでこっちがこんな心配してんのに当の本人はけろっとしてんねん」
「もし俺がぶっ倒れたらこっち来てくれる?」
「当たり前やすぐに飛んでいくわ」
「やっぱり迎えに行く王子向井康二さんだ」
「そーやで」
「なあ、あっち行っても通話しながら一緒に星見ような?」
「もちろんそのつもり。でも時差ってどのくらいなんだろ」
「んー、まぁ大丈夫やろ!見れんかったら空の写真送ったる」
「やったありがとう。……てか眠い俺ちょっと寝ようかな」
「俺も思ってた。朝も昼も食べてないけどまあええか、夜食べればいいし寝よか」
「起きたら海鮮いっぱい食べようね」
「んふ、蓮くんよりも食べたるわ」
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語彙力に限界を感じます
ちょいお口悪いkjくんも好きなんですよ
明けましておメルシーですね
コメント
2件
mmkj ほ ー ん と 最 高 す ぎ ま す 🫶🏻