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「暇すぎ〜……」
今日も今日とて暇を持て余していたのは、
学園の中での問題児、エースだ。
そんな暇を持て余している
エースの後ろから
「トラッポラ君!」
と、学園長の声が。
「うひゃあい!びっくりした……!
なんスか学園長!」
「トラッポラ君に頼みたいことがありましてね。
焼き鳥屋を営業して頂けませんか?」
「……俺が?焼き鳥屋?」
そんなことをいきなり言われ、
戸惑うのは当たり前だ。
いきなり焼き鳥屋を営業してくれ、
そう言われたら困るのは当たり前だ。
「マスターシェフでの腕前が認められたんですよ!
貴方の腕前なら、営業できますよ!」
「ンな無茶な……しかも、1からですよね?
俺にできるとでも?」
「トラッポラ君だからこそできるのですよ!
頼みますね!」
「えぇ?!ちょ、ちょっと!」
頼みますね、そう言い飛び去っていく学園長。
困るエースは、クラスメイトや先輩に相談することに。
「先輩〜!どーしよ〜!」
「なんだい、どうしたんだいエース。」
「学園長直々に焼き鳥屋を営業しろって
言われた〜!」
「マジヤバ!エースちゃん凄ッ!」
「でも無理だって!マスターシェフの
腕前を認められたからって、んなの出来ないって!」
焦りながら言うエースに、トレイはアドバイスをする。
「エース、俺も手伝うから、ゆっくりでいい。
一緒に営業しよう。」
「トレイ先輩〜!助かる〜!」
「僕も手伝うぞ!エースの焼き鳥気になるしな!」
「デュースは俺の焼き鳥目当てでしょーが。」
「オレもお手伝いするよ〜!」
「ふふ、楽しそうだ、濮も手伝おう。」
先輩達に手伝う、と言われ、少し安心した
エースは、営業する為に何が必要かを
調べ始めた。
もちろん、食堂での営業。
焼き鳥を作る道具などは事前に用意されていた。
「…マジでやるの?
不安しかねぇや…。」
「大丈夫だ、エースならできる。
俺たちもいるからな。」
トレイは優しく声をかける。
実はエース、タレを寮で作っていた。
「トレイ先輩、これどうですか?」
「…!美味しいな!
作ったのか?」
「色々調べて作ったんですよ。
大変でした…」