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イ「その子を返してもらおうか。どんな関係かは知らないが、大事な友達なんだ。」
インクが睨みを利かせる。
よく見ると後ろには、もう1人初めて見たオイラが居る。
キ「延長線か。」
キラーがそう言い、ナイフを構え直すが、
ナ「いんや、今日は引くぞ。」
ピリピリとした空気とは裏腹にナイトメアはヘラヘラと笑いながら目を閉じ首を振った。
ド「どういうつもりだい?君が戦わないなんて…」
ドリームが睨みながら問うと、これもヘラヘラとした様子で応える。
ナ「今日の悪党は休みなんだ。いくら悪党でも四六時中悪事を考えてる馬鹿は居ないって事さ。」
キラーを自分の触手に収納?しながら踵を返す。どうやら本当に引くみたいだな。
ド「………ッ!!」
それでも足りないのかドリームが弓矢を構える。まるでここで仕留めておくべきか図ってるように。
だが
イ「やめとこうドリーム。」
制止したのはインクだった。
ド「…!?けど…!」
ドリームが口を開こうとするが続け様にナイトメアが応える。
ナ「賢い判断だな創造者。そんな矢1本程度じゃ俺は死なん。それに…」
そう言うとナイトメアはオイラとアウター、そしてもう1人のトゲトゲしたサンズに目を向ける。
ナ「正義のヒーローには護るべきものが多すぎる。明確な弱点だぜ?」
オイラ達はお荷物なだけって事か。
ド「くっ…!」
悔しそうに弓矢を下ろすドリームを確認した後、ナイトメアがゲートに消えていく。
ナ「いい子だまた会おうぜ。次会う時は悪党だろうからな。」
そう言って消えてった。
嵐のような奴だった。
イ「ふぅ…とりあえず一安心。大丈夫だったかい?サンズ。」
肩の荷を下ろした様にインクが笑顔を作る。安心感のある顔だな。
?「やっとだ…クソッタレ…」
そうすると初めましてのオイラが前に出てきた。
?「なんなんださっきから!急に俺の世界が消えるなんて言われて、突然こんな意味の分からん場所に連れてかれたと思ったら意味の分からん黒い毒みたいなやつとの口喧嘩を見せられる!たまったもんじゃねぇ!FACK YOU!!!」
おぉ、口は悪いがご最も。オイラもそう文句を言いたいと思っていたところだ。
イ「まあまあ落ち着いてフェル。確かにここ最近で色々起きすぎたとは思うけど、僕達がなんとかするからさ。」
フ「何とかするだ!その結果がこの有様なら大失敗もいい所だな!なんとかする前に何かが起きない努力をしろ!!」
ハハハ…こいつも大変なんだ色々と…
ア「あー、それならオイラも文句を言いたいんだが…」
そうして、声を上げたのはアウターだ。まあそうだな。この世界は元々こいつのな訳だし。
イ「そうだね。ここ数日で色々な事が起きすぎた。それを解決していくにも、サンズ何があったか聞かせてもらってもいいかな?」
情報共有って訳だな。まあ仲間として当然だな。
サ「あぁ、いいぜ。どこから話すべきか…」
そうしてとりあえず、一通り話した。エラーの事とか、ナイトメアとの出会い、あのメタトンとマフェットの事とか。分かることは全てだ。
イ「ふーむ…なるほどね。」
話を聞いたインクが考え込む。
ド「やっぱりこれは…彼らで間違い無いんじゃ…」
何やら敵の目星はついてるらしい。
イ「よし分かった!となると次の狙いの予想はできる!被害が出ないうちに移動しよう。」
結論を出し、顔を上げるインクに向かい噛み付くサンズが居た。
フ「おいおい、相手には情報を求めて自分らは隠し事か?あんたらの言う仲間ってのは都合の良い人形って訳か?」
流石にフェルに賛成だな。あまりにもあからさま過ぎる。
イ「あー…えっと…」
流石のインクも苦笑いしか出来てない。
イ「そのー…犯人の目星は確かに着いたんだけど…断定がまだなんだよね…怪しいってだけで…だから断定できた時に改めて言うよ。」
そう言いながら居心地悪そうに胸元についてるインクをがぶ飲みし出した。
それ飲む為の物なのか…
ア「あー、少し良いか?」
その時アウターが同じ掛け声で場の空気を変えた。
ア「勘違いを起こしたくないから先に言っとくがオイラはついて行かないぞ。」
まあ…予想はできたな。
ア「ここにいるお前さんらが少しの差異はあるとしても根っこがオイラなら理解できるだろ?今ので奴らがここに来る確率は減った。さっきのナイトメア達がここに居た理由もアンタ達に撃退されたことも知らないんだからな。」
そう、この状況。
相手(さっきのマフェットとメタトン)からして見れば、何らかの訳でオイラやナイトメア達が奴らより先回りにアウターを守る為に居たと捉えるのが普通だ。
つまり、この世界は危険分子とされる。
その場合もっと増員する必要があるが、アイツらが他と同じ『マルチバース』なら名前で言うと、
トリエル、パピルス、オイラ、アンダイン、アルフィ、マフェット、メタトン、アズゴア
敵はこの辺が妥当。
あの世界のプレイヤー(フリスク&キャラ)とクソ花(フラウィー)がどうしてるのかは知らないが、セーブとロードが使えるなら敵というのは考えづらいのか?
その2人がボスなら有りうるがその場合直々に動くことは無いだろう。
少なく見積って8…いや、アルフィがオイラ達遵守なら7体って所か。
これならおそらく星の数ほどあるAUを消し去るのに増員は考えづらい。普通後回しになる。
つまりこの状況で最も安全な場所は…
ア「考えが同じなら分かるだろうが、オイラの予想じゃ今1番安全と思える場所は…」
そう。
サ&ア「此処。『アウターテール』になる。」