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「だからぁ、若井も見たの?」
「ん、ぁ゙っ、な、んだっけ?ンッ」
「元貴の動画だよ、風磨くんから見せられたって話」
「み、ぁっ、ぁんっ」
話になんないなぁ、と思いながら若井が僕の下で喘いでいるのを眺める。
仕方ないかな、久しぶりだし。
一番奥をぐりっと突いてやるとビクビク震えて気持ちよさそうな声をあげる。
「や゙ぁっ···いっ···!」
「あれ、中イキしちゃった?」
こくこくと顔を縦に振って気持ちよさに耐える若井の顔はいつもとは違い蕩けたような表情で可愛いらしい。
「悪い子だね、僕より先に1人でイッちゃうなんて」
「ごめ···だって、りょうちゃんが···」
汗で張り付いた前髪を梳いてあげる。目にかかるくらい長くていつも顔を少し隠し気味にしてギターを弾いている彼はすごく男らしくてカッコいいといつもステージで思う。
そんな彼が僕に組み敷かれて潤んだ目を細めて先に気持ちよくなってしまったのを謝る姿なんて、もっと酷くしてやりたいと思う気持ちをひどく煽るものでしかない。
あぁ、なんて悪い子なんだろう。
お仕置きが必要だね。
更にぴったりとくっつけて身体を密着させながら奥へと進む。
引いて、押し付けて。何度も同じところを責め立てているとぐぽ、と僕を受け入れてくれる感覚があった。
「ひ···っ、そ、れだめ!ん゙···ッ」
「だめ?若井にしちゃだめなことなんてあったっけ 」
「くる、しい···やぁ···ッはぁ」
若井はぎゅっと目を瞑り僕にしがみつかれながら苦しさも気持ちよさも全てを受け入れようとしているみたいだった。
「若井のなか、気持ちいい、よ」
きつくて狭いそこを何度もノックするように叩く。
「はぁッ、りょちゃ···俺も、いい···あぁ゙ッ」
「この一番奥に出したい···」
「ぅ゙そ、まって、そこ···!」
若井のそこがそれ以上は、と拒むように更にきつくなる。
気持ちよさでクラクラしそうだ、若井の額から汗が流れる、期待と恐怖の混じった表情、でもきっと若井の中では期待してる方が大きいよね?
「一番奥にたっぷり注いであげる」
「りょちゃ···!や゙ぁ、むりぃ、ん゙、んぁッ!だめ···!ッ〜!」
奥でしっかり受け止めて、そう思いながらごりっと奥に押し当てて最後の1滴まで注ぎ込む。
「ぅ、ぁ!うぅ、んぁ···」
大きく見開かれた目から涙が溢れる。
同時にお腹のあたりに若井から出された温かいものを感じる。
「ぅ、やって言った···ぅぁ···」
僕のを抜いてお腹を押してやるとそこからはどろどろと白いものが垂れてくる。
綺麗にして若井の隣に寝転ぶとぴったりとくっついてきた。
こういう関係になって意外だと思ったことのひとつにあったのが若井はこうして甘えてくるということだった。
彼が猫であったならきっとゴロゴロと喉を鳴らしているんじゃないかと思えるようにすり寄ってくる。
「りょうちゃん···気持ちよかった」
「いや、だったんじゃないの?」
「ゔ···っ、けど、りょうちゃんだし···何されても···」
可愛いこという若井おでこにキスをする。えっと、僕は何の話してたんだっけ。
「そうだった、それで若井も見せられたの?元貴の動画」
「あ···うん、少しだけど、別に見たいものじゃないし」
風磨くんが牽制する為にか、やっぱり若井にもあの動画を見せたらしい。
残念ながら若井に見せたところでそれは何の意味もなかったけれど。
「僕もいまだにちょっと信じられないんだよね、若井って元貴のことが好きなんだと思ってたから」
「好きだよ、けど普通にってことで···こういうことしたいのは涼ちゃんだけ」
元貴にいかれないようにとちょっかいかけた僕に驚くくらい若井は好意を持ったようで今では従順に身体を開くようになった。
「元貴のことを僕が好きでも?」
「それ、は···」
さっきまで幸せそうだったのがしゅんと、悲しそうに目を伏せる。
その表情が好きな僕は最低な人だと思う、けど若井の悲しそうな表情や泣き顔は僕をゾクゾクとさせるから仕方ない。
「本当は寂しいよ、元貴が知らないのもなんだか悪いことしてるってわかってるし···。けど涼ちゃんから離れられないんだよ···」
「ふぅん、けどいつかは終わらせないといけないかもね」
「今はそんなこと言わないで···俺、ワガママ言わないし涼ちゃんが望むようにするから···」
ますます静かになっていく声とハの字に下がる眉···あぁ、可愛い。
「若井のそういうとこ、好き」
そう言って背中を撫でて抱き寄せてあげると、若井もぎゅっとしがみついてくる。
元貴の僕より小柄でしなやかでもちっとした感じも心地良いけれど、若井のごつごつしているけどしっかりとした綺麗な肉体も僕は好きだった。
体力もあって、なんでも受け入れようとするところがあるから元貴にはストップをかけてしまうことも若井には強要して好きにしてしまう。
「···それに黙って秘密で悪いことしてるって興奮しない?」
若井の身体がぴくっと反応する。
僕の指がさっき散々突いたところを触ったからだろうか。
「りょうちゃ···な、にして···?」
「掻き出しておかないとお腹痛くなっちゃうでしょ」
「やっ、だ、自分で洗う···!」
抵抗する若井より早く僕は指を2本入れて奥で指を曲げた。
「んぁ···!やぁ···」
中はどろどろであつくて柔らかい。
いいところをぐりぐりと触ってやるともう若井のは硬く反応していた。
「あっ、ぁぁ···いい、きもちいっ」
「じゃあいいよね、もっかいしよ」
指を抜いて若井の腰を持ち上げてうつ伏せでベッドに押しつける。
「いい眺め」
「やっ···恥ずかしいからぁ···!」
少しでも隠そうと伸ばす腕を掴んで引っ張ったまま僕は若井を突いた。
「んん゙〜〜っ♡ぁ、ぅ···!」
「あは、きもちーね」
そこからはひたすら腰を動かして出して、入れて···ぐっと奥に押し付けた瞬間にまたぐぽん、と音がしたように感じる。
「ぐぁ···!や、そこやぁ、あっ」
「簡単に入るようになっちゃったかなぁ?まぁ気持ちいいから、いいよね」
ぐちゅぐちゅとそこで出し入れすると若井は力なく倒れそうになりながら身体を震わせる。
「またひとりでいきそうなの?本当に若井は悪い子だねっ」
「だって、きもちいい、いいからぁ···! 」
ぐちゅぐちゅ、ぱちゅん、と粘膜がの擦れる音が響く。
「気持ちいいの大好きだもんね、だから元貴に内緒でこんなことして···いけないよね、知ったら元貴泣いちゃうかもね?それでも気持ちいいから僕としたいんでしょ?」
「うん、うんっ、やめられない···ごめんね、もときぃ···」
ごめんなさい、ごめんねっと繰り返しながらも喘ぐ若井はもうぐちゃぐちゃになっている。
「悪い子はお仕置きだよ」
パチッ、パチンッとお尻を叩く。
「ひぁ···!ん、んぁ···ごめんなさいっ」
「これも気持ちいいの?」
更にパチッと叩きながら中に入っているものを奥へと押しつける。
「ゔ、ぁ···ッ、気持ちいい、きもちぃの!やだ、ごめんなさい···ッ」
若井は気持ちよさで髪を振り乱しながら頭をベッドに擦り付けている。
「僕もいいよ、出そう···どこがいい?外?」
「やだ、なか、なかに出して···!」
おねだりする若井の腕を引いて腰を抑え付けて奥に奥に、押し付けて出す。
きゅんきゅんと締め付けてきて、若井もほとんど同時にベッドに精を吐き出した。
そしてはぁっと息を吐いて2人でベッドに倒れ込んだ。
はぁはぁと呼吸を整える若井が僕の手を握った。
「···俺のこと、好きじゃなくてもいいから、嫌いにならないで···捨てないで」
こんなに身体を投げ売ってめちゃくちゃにされてそれでも僕にすがる若井を嫌いにならなるはずがない。
「僕はね、悪い子も案外好きなんだ」
優しくキスしてやると若井は微笑んで、細くなった瞳ならは涙が一筋流れた。
若井も、元貴も捨てるどころか誰にも渡す気はない。どんな手を使っても離さない。
けどそんなことには気づかれて2人が離れちゃうと困るから、いつだって僕は余裕たっぷりに笑って見せる。
「若井も元貴も、僕のものだよ」
・・・
というわけで若井さん編も完結です。
元貴にはいい子と可愛がり若井さんには悪い子と可愛がりながら2人とも手放さないようにする涼ちゃんでした。
なんだかんだみんな幸せそうで
なにより。
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