何でも許せる方のみお進み下さい。
ゾムside
「…ほう?つまりゾムは我々に伝えず、敵と協力し、敵将を打ったと」
「…はい。その通りでございます」
ここは幹部、統領のみが立ち入れる会議室である。
そんな物凄いところで今、俺は説教を受けています
うう…。グルッペン様怖え…
「…ワイ、最後にゾムさんと戦えて嬉しかったっす」
ショッピ君なんか死を覚悟してるし
因みに、奥の部屋からは俺たちを捕らえた2人組が悲痛な悲鳴をあげている
「さて、ゾムよ?」
「はい…?」
「お前には罰を受けてもらう」
ですよね…。
嗚呼、折角書記長の護衛になれたのに…。
「お前は今日から、我々国幹部になってもらうゾ!」
「…え?」
なんかデジャヴ…
「お前もな」
「あびゃっ!?」
ショッピ君をにっこり笑顔で掴む統領。怖い
「あんさんらをあくまで監視するためや、勘違いすんなよ」
と、厳しく言葉を放たれる。
「…いやちっちゃ」
「捻り潰すぞ⁇」
わぉ。物騒。
思わず口が滑ってしまったぜ…。
グルッペン様は満足そうに頷く。
「よしっ!幹部として頼むぞ!二人共‼︎」
どんどん話が進んでく…。
すると、ショッピ君が手を挙げる
「む?どうかしたか⁇」
「少し、良いでしょうか」
ショッピ君が声を上げると、周りが顔を強張らせる。
多分、敵国幹部だったからだろう。
「…もう一人、もう一人幹部にして欲しい奴が居るんすよ」
「…ほう?」
「でも、そいつ、S国統領に囚われたきり、一回も見てなくて」
「統領に脅されて、ワイ、ずっと幹部として使わされてたんす」
ショッピ君は、必死に声を荒げる。
「ワイはどうなっても良いです。だからッ」
「あいつをっ!チーノをっ!助けてやって下さい!!」
あまりの衝撃の事実に、周りは静まり返る。
聞こえていた悲鳴も気づいたら止まっていて、
扉からシャオロン様、コネシマ様が顔を覗かせていた。
書記長様は、輝く相貌で、統領様を見つめる。
「分かっているさ、トン氏」
「お前らも協力してくれるだろう?」
そういうと、幹部様は覚悟を決めたように頷く。
「任せろ、ショッピ!」
「我々は、仲間を誰一人だって見捨てない!」
「さあ、チーのとやらを助けに行こう!!」
ニヤリと統領様は笑った。
回覧ありがとうございました。
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コメント
3件
もう好きです! shp君の仲間思い好き
続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください これからも応援してます