/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
過呼吸 ⚠️
それから俺は
強引に女子に話しかけて行った
女という存在になれるために
恐怖心をなくすために
最初はずっと苦しくて
辛かったけれど
今では普通に10分ほど
会話ができるようになった
やった、これで！
このままいけば！！
明那と対等に、幸せになれる
俺が明那を支えることもできるんだ
そんな希望を抱いていると
いきなりクラスの女子から手紙を渡された
[え？何これ]
「え、えっと、その！ちゃ、ちゃんと来てください!」
そういうとクラスの女子は
顔を真っ赤にして廊下へと走っていた
手紙を開いて読んでみると
16時体育館倉庫に来てください。
と書いてあった
呼び出しか、なんのようだろう?
もしかして、告白かな
女性が怖くなってから、
俺は告白されることがなかった
噂で俺を好きだという話を聞いたことはあったが、直接言ってくる人は一人もいなかった。
告白ならきっと、一人で行ってあげたほうがいいよな
10分程度に収まるのなら一対一で話すことも今の俺にはできる。
相手が直接思いを伝えてくれるのなら
俺も丁寧にお断りしなければならない
俺には好きな人がいる。
だから嬉しいけど、気持ちには答えられないよ、と
そう思い、俺は放課後体育館倉庫へと向かった
正直、体育館倉庫はまだ…怖い
しかし、長時間いなければフラッシュバックすることもないし、それになりより
場所を移すとなると誰もいない場所を見つけるのが難しい
明那に”用があるから先に帰っておいて！”とLINEを送る
ﾋﾟｺﾝ
“用ってなに？”
すぐ既読がつき返信が来た
んー告白って言ったら相手の子に悪いだろうか…
“先生から呼び出されただけ！”
なんとなく明那に嘘をつき
スマホの電源を切った
そうして俺は体育館倉庫へと足を進めた
体育倉庫前に立ち、一息ついてから中に入る
「！不破くん！来てくれたんだ！」
[うん、当然でしょ？それでどしたの？]
「え、えっとね、」
女の子が顔を赤らめてもじもじしていると
ｶｼｬﾝ
[！？]
勢いよく倉庫の扉が閉まり、鍵がかけられた音がした
「〇〇子！これで邪魔は入らないよ!がんばりな!」
外からは扉を閉めたであろう女子の応援の声が聞こえる
この子と俺の二人の空間を作るために鍵を閉めたのだろう
あれ、まって、これ
この状況、
“湊くん♡かわいいね♡”
ちょっとやばいか？
“気持ちいいことしましょ?♡”
シャツに汗が滲む
過去の記憶が断片的に流れてくる
女の子の顔がまともに見られない
「不破くん?どうしたの?」
目の前の女子が心配そうに聞いてくる
大丈夫。落ち着け
このこと先生は別で
おんなじ人間じゃない
[なんでも、ないよ、]
「そっか、あのね!私ずっと不破くんのことが好きで！付き合ってほしいの」
やっぱり案の定告白だった
[ごめん、俺、他に好きな人いるから]
早くこの状況から抜け出すため
多少適当な返事をして去ろうとする
すると
ｶﾞﾊﾞｯ
いきなり女の子が俺に抱きついてきた
「私は本当に好きなの!!」
[ﾋｭｯ]
その瞬間足に力が入らなくなり、その場にしゃがみ込む
怖い。怖い
動けない
体が硬直する
「好きな人?それって誰なの!…誰かに奪われるくらいなら!いっそ!」
そういうと、女の子は俺の上にのり、俺のズボンを脱がせる
やめろ、やめろ、はなせ、
[やめっ]
ブワッ
あの日が鮮明に思い出される
人間とは思えない悍ましい存在
ねっちょりとべったりと
俺の体を蝕んでいく感覚
[ぁ、あぁぁ゛あぁ！]
[ご、ごめっ、ﾋｭｯ、ごめんなさっﾊｯ]
[ﾊｯ、ﾋｭｯはぁっ、ｸﾞｽｯっ、はっ]
やめてはなして、怖いよ
頭が割れるようにいたい
呼吸が、出来ない
今までとは比べ物にならないほど苦しい
「、？不破くん?」
[ごめんなさい、ッﾋｭｯごめんなさい…ごめん、なさい。やめてっくださッﾊｯぃごめんな、さっ]
汗と震えが止まらない
何度も謝罪を繰り返す
やめてもらえるまで、はなしてくれるまで
「不破くん、？大丈夫？」
[ﾋｭｯﾊｯ、ｸﾞｽｯ、はっ、はぁーっ、っ]
何これ、酸素が、吸えない
先生。ごめんなさい。ごめんなさい
「ねぇ、不破くん、不破くんってば」
女の子は俺の肩を掴み思い切り揺らす
[ﾋｯ、ごめんなさい…ごめっなさッﾋｭｯ、はぁっ]
涙も汗も止まらない
嫌だ、触らないで。これ以上中に入ってこないで、
[助っ、ﾊｯ、け、てッﾋｭｯ]
“誰かに言ったって無駄よ?”
ねぇ、誰か
[ﾊｯ、ﾊｧｯ、ﾋｭｯ、っはぁｸｯっ]
このままじゃ、死んじゃうよ。
俺がおかしいの?
女が怖いなんて
異常なの?
助けてよ、
[ﾊｯ、ﾋｭｯ、ｹﾞﾎｯっ]
明那。
『 ふわっちっ！！！』
コメント
2件
初コメ失礼します！！見てるこっちまではらはらしました！！最後の見せ方がうますぎますよ！！続き待ってます！！！！！🤲🏽💗
わややさんマジでとんでもないレベルの天才……？？後半の畳み掛け方がリアルすぎてこっちまで心拍数上がっちゃいましたよ！！ 幸せになってくれfw ~~🥲🥲
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ