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はじめまして、ぶれっとと申します。
これは自己満でかいたオリキャラと探鉱者の夢小説です。
オリキャラの名前ガッツリでてきます。
ほぼオリキャラと探鉱者しかいません。
苦手な方は回れ右でお願いします。
「 僕と君。 」
僕はいつものように仕事場に行き、作業をしていた。
他の同僚と少し離れたところで作業していたとき、誰かの足音がした。
「 あ、こんにちは! 」
知らない女の人だった。
「 …誰だ、お前は 」
「 私、メル・ブシュロンっていうの 」
「 ここに来るのは初めてだよ 」
「 聞いたことのない名だな 」
「 そりゃあそうだよ 」
「 私は鉱員じゃないよ 」
「 じゃあ、何のためにここに来たんだ? 」
「 逃げてきたの 」
「 私は罪人なんだよ 」
彼女は微笑んだ。
そして、自分が罪人だということを聞いて逃げない僕に疑問を持っているような顔をしていた。
「 逃げないんだ 」
「 …あぁ 」
僕は、何故かこの人から逃げる必要はないと感じた。
「 私、鉱石に興味があるの 」
そう言いながら彼女は僕の隣にきた。
「 …何故? 」
「 私、薬関係の実験が好きなの 」
「 体を強化する薬、体に害を与える薬… 」
彼女は少し俯いた。
「 人を殺すほどのガスを出す薬…とか、作ってた 」
「 …そうか 」
彼女は罪を犯したくて犯したわけじゃないのだと、察した。
恐らく薬実験を失敗して周りの人を巻き込んでしまったのだろう。
「 しばらく、ここにいてもいい? 」
「 外に出たら捕まっちゃいそう 」
彼女はさっきの元気さがなくなり、目の前の壁を見つめていた。
「 好きにしろ 」
「 僕はお前が捕まろうが何もしないからな 」
「 …わかった 」
彼女は少し微笑んでそう言った。
「 ねぇ、あなたの掘った宝石とか石、見せてくれない? 」
「 …何故? 」
「 薬実験に使えるか確かめたいの 」
「 鉱石の実験はしたことが無いから気になるんだよね 」
僕は今日掘った石がある方向を指さしてまた掘り始めたが、 彼女が指さした方向に走っていくのを少しの間だけ見ていた。
「 この石、何かに使うの? 」
「 そこの石は使わない 」
「 なら、貰ってもいい? 」
「 あぁ 」
「 ありがとう 」
「 早速実験に使お〜 」
彼女は嬉しそうに少し離れたところに座り、 持っていたカバンから丸底フラスコや謎の液体を取りだして実験を始めた。
thank you for reading ᩚ