テラーノベル
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「はよーっす」
「おはよ、りく。これ、弁当」
「サンキュー!」
「昨日の委員会どうだった?」
「まぁ、色々あった?って感じ!」
すばるはきっと心配するから階段から落ちたことは言わないでおこう。
「なんか、めっちゃ話しが合う奴がいて! 高橋っていうんだけど知ってる?」
「ふーん、なんか聞いたことあるかも。隣のクラスだった気がする。」
「まじか!いやー昨日クラス聞きそびれてさ、ありがと!」
「まぁ全然大丈夫だけど。」
なんか、こいつテンション低くね?あれか?俺が知らないやつと仲良くしてるから嫉妬的なやつか?まぁそんなことはないとは思うけど、ちょっと茶化しとくか!
「まぁ心配すんなって!俺の親友はすばるだけだから!」
「…そういう話じゃないんだけど…。」
「はぇ?聞こえない!」
「そうだよな安心したわ。俺の親友もお前だけだよ。」
「お、おう。」
珍しく素直だな。そんな事を思っていると急に昨日の傷が痛む。
「痛てて…」
「どうした?具合悪いか?」
あ、やべ。傷のこと内緒にするはずだったのに…
「いや、何でもない!気のせいかなー?」
「怪しいな…なんか隠してるだろ。怪我とか。」
「え!?あ、何もないって!」
「嘘だな。どこ怪我した?」
「……言わない。」
「言わないともう弁当作んない。」
「えー…!分かった。言います!昨日階段から落ちて頭を打ちました!」
「は!?お前それ大丈夫なの?ちゃんと手当てしてもらったのか?ていうか何段目から落ちたんだ?」
やっぱり、すばるめっちゃ動揺してる…。過保護すぎるんだコイツは!
「痛み引いたから特に何もしてないけど…落ちたのは1,2段目からだったかな?」
「痛みが引いたとしても、冷やしておくべきだ!1,2段目からだったとしても、大きな怪我につながる恐れがあるんだよ。腫れたりしてないか?」
そう言ってすばるが俺の頭を撫でる。
「うわっ、ちょ、やめろよー!」
「こことかちょっと腫れてね?」
「確かにそこちょっと痛い…」
すばるの方を見ると思ったより距離が近くてドキッとする。コイツ顔がいい!近くで見るとやられそうだ…。
「おい、どこ見てんだよ?大丈夫か?」
「え、あぁ。大丈夫!お前ってほんと顔がいいよなーと思って!こんな顔で言い寄られたら誰でも惚れるわ!」
「…。お前もほんと可愛いよ。」
「はぁー?男に可愛いってさ、傷つくだろ!」
「まぁまぁ、とりあえず!今日は安静にしとけよ。」
「えー!」
「悪化したら困る。」
「はーい…。」
「お前怪しいから今日一日監視しとくからな。」
「いっつも一緒にいるし、いつもとあんま変わんなくね?」
「それもそうだな。」
「ちょっと隣のクラス行ってくるわ!ついてくるなり見てるなり好きにしといて! 」
「流石についていかねぇよ。」
コメント
1件
りくとすばるの距離感、めっちゃ良いですね〜。階段から落ちたことを隠そうとするりくに対して、すぐに見抜いて過保護に心配するすばるの動きが、関係性の深さを感じさせます。特に「お前もほんと可愛いよ」の返しでドキッとしました。二人の間で何かが変わり始めてそうな予感…続きが気になります!
レイ
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こむ
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