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死者を生き返らせる力を持ったドラゴンがいたそしてそのドラゴンと一緒に暮らす街があった
ドラゴンに生き返らせてもらうにはひとつのルールがあった
そのルールは「寿命じゃないこと」
事故とか病気とかで若くして亡くなった人限定のもの、そして本人も生き返ることを望んだ場合のみ
生き返りたいかどうかは、ある装置で判断される
丸いドーム型の透明な容器の中には白いフワフワした雲のような霧のようなものが入っている
その装置は死者の魂と繋がって死者が何を思っているのかを中にある雲で映し出すことが出来る
ある日、車がガードレールに突っ込む事故があった
その車の後部席に座っていた赤ちゃんが事故死した事件だった
私はその家族を連れてその施設にやってきた
赤子の事故死と言う生き返らせてくれる条件と合致していたからだ
私はその施設の博士と死者と会話できるドームのところにやってきた
母親が赤ちゃん呼びかける
するとドームの中の雲が母親の呼び掛けに答えるように形を変える
まずはぬいぐるみ、そして胸、おそらく赤ちゃんなのでおっぱいを飲みたいという事だろう、そして最後にキャンディに形を変えた
博士が問う
「あなたは生き返りたいですか?」
するとドームの中の雲が一変
車内のような光景を作り出した
チャイルドシートに座った赤ちゃんとその隣に赤ちゃんを優しそうに見守る母親
赤ちゃんの手には3つのキャンディが握られていた
外はくらい森を走っているようだ
すると車は急停車、驚いた母親は赤ちゃんを庇うが衝撃が大きくて赤ちゃんは死んでしまった
座席の下には赤ちゃんが大事そうに持っていたキャンディが転がっている
おそらく事故をした時の映像なんだろう
その次の瞬間車内の映像を映していた雲が荒ぶり初め、ドームを壊してしまった
赤ちゃんの幽霊が雲の中から姿を現し、小学一年生位の男の子のような見た目に姿を変えた
男の子は自分のキャンディを、母親に壊されたのだと激昂し襲いかかってくる
みんな逃げ出して次々殺られていく
そしてついに私も隅に追いやられて殺られる…!と思った瞬間
私の母親に
「○○!起きよ!寝てるんか!起きなさい!!」
と言われ飛び起きた…がその時、母親は出かけておりいなかった
(LINEで今起こしたか確認済み、起こしてないどころか外出してて家にいないとの返事)
明らかに夢じゃなくて現実で起こされたような感覚があり、声も母親とおなじ、そして起こし方も同じだった
母さん?に起こされず、あのままあの幽霊に捕まっていたらどうなっていたのか…もしかしたらあの母さんの声に助けられたのかもしれない