コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
緑「みんな、やばい」
緑「みことちゃん薄着で出てった、」
赤、水、紫、桃「「「「はぁ??!!」」」」
________________________
緑「はぁっ、はぁ、」
作戦会議をした。
みことは薄着のまま出ていき、スマホなんてもちろん持ってはいない。
すちは防寒着を持ってみことを探しに、
他メンバー4人は部屋を暖めたり、お風呂を沸かしたり、温かい食べ物を作ったり。
それぞれの役割を持つ。
何かあったら連絡できるようにすちはスマホを持って家を飛び出した。
緑「(みことちゃん、どこいったの)」
彼は黒髪だから、見つけにくい。
それでも。原因は自分自身だから。
何もありませんように。ただ、そう願いながら。
緑「(見つけた、!!)」
ようやく見つけた彼はなにやらふらふらとしていて。
早く近づきたかった。疲れ切った体を動かす。
緑「みことちゃん!!!」
黄「、?」
彼を抱きしめる。
体は冷え切っていた。早く暖めたい。
緑「ごめん、ごめんね、」
黄「ふぇ、?あ、すち、くん、?」
緑「そう、そうだよ、すちだよ。」
気休めにしかならない程度の防寒具。
大人っぽい黒のコート、チェック柄のマフラー。
これはすちがみことに誕生日で送ったもの。
彼はこれらをひどく気に入ってくれていた。
彼のお気に入りで暖まって欲しかった。
黄「すち、くん、ごめ、ん、、ね、」
緑「?みことちゃん、?」
黄「、、、」
返事がない。
これは、まずい。
すちは直感的にそう思った。
早く暖めないと、あぶない。
みことを抱き上げて世間でいうお姫様抱っこをして走る。
周りに見られていたような気がするけど、そんなこと気にしていられない。
彼の顔色は悪くなっていくばかりで、息も荒い。
緑「ごめん、ごめんね」