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「みなさーん!こんにちは!これからみんなに楽しい楽しいゲームをしてもらいまーす!」
突然、学校の教室にそんな声が響いた。
それは絶望の合図だった
時は少し戻り
帰りのホームルームが終わり
みんなが帰る支度をするところだった
すると突然、声が聞こえた
「みなさーん!こんにちは!これからみんなに楽しい楽しいゲームをしてもらいまーす!」
可愛らしい女の子の声
僕は声の主の元へ目を向けた
ピンク色の髪。幼く可愛いツインテール。顔にはキツネのお面。そしてこの学校のセーラー服。
どう見ても怪しい。
みんな不審そうな目で見ている
「あはは!私はミチカ!仲良くしてね⭐︎」
ミチカとと名乗ったお面の少女は近くの女子の手を握る
「じゃあ早速始めるね♪じゃあ今回は〜椅子取りゲームねッ⭐︎」
みんな頭にハテナを浮かべているが、こんな状態ではやるをせざるを得ない謎の圧があった
みんな怪訝そうな顔で椅子を準備して座る
「じゃあ〜スタート⭐︎」
音楽が流れる
運動会で使われている音楽。
みんな時計回りの方へ歩いている
音楽が止まる
大体の人が椅子に座る
僕もそばにある椅子に座った
けど一部の人は違った
「なんでみんな座ってんだよ。つーかなんで言いなりになんないといけねぇわけ?俺コレから遊ぶ約束だったんだけどー」
クラスのヤンチャ男子_____杉本君が言う
「そーだよ。ダッセェな。あ、なぁ杉本。早食いこーぜ。」
なんて話している金本君
2人はこのまま悲惨なことになるだろう
「そこまで!じゃあ座らなかった貴方たちは脱落だね!美味しく食べちゃうぞ⭐︎」
ミチカと名乗った少女は杉本君と金本君のところへ行った
バクッ
グチャ
ボキッ
カラン。
何かを食べる音
肉が潰れる音
骨が折れる音
骨が落ちる音
ミチカが。杉本を喰べた。
杉本の足が吐き出される
「き」
「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
「うわあああああああ!!!」
女子からも男子からも悲痛な悲鳴が聞こえる
「嘘だろ…?バケモンだ…バケモンだ!!死にたくない!」
金本が騒ぐ
バク。
グチャッ
呆気なく喰べられた
「あ…あ…お母さん…!おかあさん!」
「逃げろッ!窓…ドアだ!」
「だめだ開かない!」
「窓もだ!」
お母さんと呟く女子
ドアをこじ開けようとする男子
まさに地獄絵図だった
僕はと言うと
怖くて動けなかった
ドクンドクンと心臓が跳ねる
このままじゃ…
喰われる
「座って⭐︎次はっじめっるよ〜♡」
こうして地獄のゲームが始まった
アソビジゴク 第一話 お面の少女(終)