「、、、は!?う、嘘やろ、、、??」
信じられなかった。嘘だと言ってくれ。紫炎組と言ったら、初兎が若頭を務めているグループだ。紫炎組の上層部はそんな、非道なことはしてはいけないと、初兎が刺青を入れた時に決めたはずだ。だとすると、下級兵が勝手にやっている事、、、??それとも、ただの脅し、、、?どう転がっても、難しい話になってしまう事に理解が追いつかなかった。
「ねぇ、アニキ、、、初兎ちゃん達のグループがもし、裏に着いてるとしたらかなりヤバいよ(笑)」
「いや、初兎の直属の部下が奴らに騙されたって言ってたから、、、多分下級兵がやっとる事かもしれんし、ただの脅しかもしれん。」
「脅しであのグループの名前言うとは思わないんだけど、、、」
「取り敢えず話が終わったら、電話で確認するわ、、、」
その後も、何人かが有益な情報を話してくれた。ある者はまた別の風俗に案内された女の子を知っているだとか、ある者は直で何処かに連れてかれた子を知っているだとか、そんな感じだ。
「、、、アニキ、さっきから顔怖いけど大丈夫そ??」
「あ〜いや、一応これでも色々考えとるんよ。被害が被害やし、、、みんなにも手伝って貰っちゃってるし、、、俺やって、最初はただの暇潰しだったけど、色んな人の話を聞いてると巫山戯とる場合じゃないなって。女性を食い物にするってとこなら、、俺の父親にも繋がるし、、、な、、」
「あ、そっか、、アニキのお父さんもそんな人だったもんな、、、」
「今となっては、母親も父親も両親だとは思わないけどな。(笑)」
そうやって、自分には似つかわしく無い辛気臭い話をすると、りうらの周りを囲っていた女共がうんうんと頷くように溶けた目でこちらを見てきた。俺のこんなくだらない話にも頷きをかけてくれる。仕事はこの時代くだらないと思われるかもしれないが心の中は綺麗なようだ。その後も、周りに居る女性に慰められながら話を聞いた。すると、顔が強ばったりうらに声をかけられた。
「アニキ、、、ちょっと個人で話したいから向こう来てくれる?」
「ん、まぁ、ええけど」
扉をでて、少し歩き暗めの廊下に出た。そうすると、りうらは急に目の前に来た。至近距離で見るとかなり、整った顔立ちに綺麗な瞳、暗いところでも光ってみえる前髪。そんな、姿に見惚れていると抱き着かれ、唇にキスをされた。
「はっ、!?///」
「アニキ、、、俺嫉妬した、、女の子相手にニコニコしないで欲しい、、、俺確かに男で恋愛感情なんてないかもだけど、、、あんまり、違う人の事見ないで欲しい。」
「ッ、、、///」
コメント
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にきのお父さんってどんな人なんやろ…りうちゃん!反則です!○好きですか? あの……良かったら、ネッ友なってくれますか?あの、プロフィールみたいなの見て良かったらなりたいなーと……👉🏻👈🏻,,,