今回前半ギャグ回後半シリアス系です!
capo(サングラスかけてるMafiosoの部下)視点!
Elliottが盛大なるキャラ崩壊!
あと投稿遅くてごめんさい!
この気まずい空気をどうするべきか…
いや、それ以前にどういう状Elliottは況か
思考が半分停止しつつも、どうにかしなければという焦りで頭痛がする。愛しくて
先程、同僚が医者を連れてきた。そこまではよかった。
だが、連れてきた医者が……
知り合いだった。
Elliott(医者skin)。Survivorの一人でKillerと対峙する存在。そして、Chanceの友達という話も聞いている。現に何度か情報を聞きに彼のもとを訪れたことがある。
だが、そんな彼が今の状況を知ってしまったらどうなってしまうか…。恐らく普通に帰せば他のSurvivorに話が伝わってしまう。
もしかしたら友達を誘拐したとして怒って検査どころではなくなるかもしれない。
まぁ、最悪無理矢理にでも抑えつけるなり、金で黙らせればいいだろう。
若干不安があるものの、彼をChanceのいる部屋に連れて行くことにした。
そして、部屋について扉を開けたとき、時間が止まった。
いつの間にかbossがChanceの隣で眠っていて、
その上抱きしめていた。
互いに顔は赤くなっており、”何か”があったことを示していた。
横を見るとSoldierは顔を手で覆い、Consigliere達は小声で何か話し出す。
Elliottに関しては時が止まったようにすべての動きが停止し、表情がどんどん歪んでいくのが見えた。
正直、今の感情を例えるなら、気まずいの一言だろう。
ついにElliottが口を開いた
e「事後?」
自分でも驚くぐらいの拳を飛ばした
―
e「まぁ、最近連絡取れてないな〜と通常Elliottからは聞いていたし、何かあったのかなぁと思ってたんだよ。そしたらこれだからさ、……そりゃね?」
ca「だからといって第一声が事後?って聞くのはおかしくないか?」
e「おかしいはおかしいとてゲンコツ食らわせなくたっていいじゃん!君らの攻撃、打撃に加えて炎上デバフもあるせいでめっちゃ痛いんだけど!?」
ca「それは…悪かっ…いやお前の方が悪い」
e「えー…?」
ca「そうだ。そんな事より、早く診察を頼みたい」
e「あぁ。…Chance君ね。」
Elliottは靴をカツカツ鳴らせながらベットの方へ向かった。
彼が鞄を開けば、無数の注射器や医療器具が顔を出す。
e「…ってか、おたくのboss…がっつり彼にしがみついてるけど…このまま診察した方がいい?」
ca「……作業しにくいようであれば、起こすが…」
e「できればそうしてもらいたいなぁ」
ca「……わかった。おいお前ら、boss起こすの手伝え 」
s「え、boss起こすの?怒られない?」
ca「作業の邪魔になるようでは致し方ない」
s「えー」
とはいえ、ぐっすり眠っている…
それに、bossだけを起こしたとしても互いが互いにしがみついてるから引き剥がすのが難しいだろう。
少し手荒な方法…いや、相手はbossだ…!
cont「capo〜」
ca「なんだ?今どうするかを考えてる最中な……」
s「これあれば起きるよな?多分」
cont「大丈夫だろ絶対」
cons「ちょ…誰かこいつら止めてくれ…!」
振りかえるとそこにあったのはまぁまぁな大きさのドラ(中国系のものに出てくるシンバルのようなもの)があった。
2人…特にSoldierは目を輝かせながらながらバチ代わりにバールを掴み、振りかぶる体制を取っている
…まさか目覚まし代わりにするつもりか!?
こんなの使ったら騒音どころじゃない!
ca「おいお前ら待___!」
視点変更(Mafioso視点)
m「う……っ、……?」
何やらとてつもない振動で目が覚めてしまった。
…そういえば、あの後そのまま抱きついて寝てしまったんだったか…
背中まで広がる温かさから、Chanceもこちらに抱きついてるのが分かった。
……なんとなく、嬉しく感じた。
……それはそれとて、今の振動はなんだ?
離れていく温もりを堪えながら身体を起こすと、摩訶不思議な光景が広がった
m「は……え、……は?」
部下達が全員部屋の中で倒れており、その中心には大きめのサイズのドラが…
なるほど、さっきの振動はこのドラによるものか。……………は?
いやなんでドラがここにあるんだ?
部下がいるってことは…部下達のうちの誰かがここに持ってきたのか?
倒れた4人をよく見ると、Soldierの手にはバールが握られている。そして、一番ドラの近くで倒れている。
絶対Soldierだな。ってか何故ドラを?目覚まし代わりに使用したのか?…なんでドラ?
ってかあんなもんどこにあった???
考えてもよくわからないこの状況。頭を抱えるどころではない。
ca「あ……boss……ッ…」
caporegime…多分お前が一番の被害者だよな。
Consigliereもか、2人共耳当てになるものをつけてなかったからか、立ち上がろうとしてもフラフラしている。
とりあえずSoldierには後で話をする必要があるな
e「うぅ……っ…」
聞き慣れない声が横にいた。
そちらを見やればベットのすぐ側で倒れている……医者…か?…あぁ、Elliottか。…いや、こいつは厳密にはElliottとは違うんだっけか…
まぁいい。こいつが恐らく部下が連れてきた医者なんだろう。
e「あ…、起きましたか…」
m「…まぁ。……お前は…部下が連れてきた医者か?」
e「はい、そうです!…Chanceさんの身体を診たいので、少し退いてくれます?」
m「あぁ、そうか。分かった。なら少し席を外そう」
e「え?いいんですよ?そこまでしなくて」
m「いや、部下達に話(目覚ましにドラを使ったこと)をしなければならないからな」
e「あ、なるほど」
部下達とドラを回収し、片付けを命じつつ、Soldierには厳しく説教をすることにした。
話をすること20分。
扉からElliottの姿が現れた
e「診察終わりましたよ」
m「もう終わったのか?」
e「診察だけですからね。」
e「とりあえず、話すことがあるで部屋戻りましょう。Chanceさんも起きてますし 」
m「…分かった」
部屋に入れば、Chanceは依然として変わらずベットの上にいる
すぐ側に腰をかけ、こけた頬に触れる。冷たく、薄汚れた頬、その周りには、赤い発疹が見える。
起きてる…とは言っていたが、まだ意識が朦朧としてるのか、側に誰がいるかは分かっていないようで、か細い腕でこちらにしがみついてきた。
しばらくその様子を観察していれば、Elliottはどこからか椅子を持ってきて、ベットの隣に置き、座った
m「それで、Chanceにはどんな異常があったんだ?」
e「そうですね。とりあえず今あるのはただの熱病…っていうより風邪ですね。
ついでに言えば、どんな生活していたのかわかりませんが、中度…いや、ぎり重度の栄養失調で免疫が弱くなっているみたいで、ただの風邪ひとつでも症状が重くなっている状態です。」
m「栄養失調……と、風邪か…。」
e「あと今軽く脱水症状もありますね」
m「なるほど…。他に何かあるか?」
e「……今わかる範囲ではないですね。」
m「……そうか。」
思ったよりも事態が深刻で無いことに安堵した。
いや、それなりに危ういものであるのも事実だが…
e「薬出すんで、これを夕食後に1錠、毎日飲ませて下さい。薬がなくなってもまだ症状が残るようであればまた呼んで下さい」
m「わかった。ありがとう」
e「あと、栄養が足りない状態ではありますが、Chanceさんの様子を見るに、しばらく食事自体あまりしていないようなので、いきなり大量に与えず、胃に優しいものを少しずつ与えて下さい。必要であればサプリなどもあるといいですよ」
e「それに、脱水症状がありますが、水を取りすぎても水中毒になる可能性があるので、こまめに少しずつ取らせて下さい」
m「なるほど。」
e「……それと、できるのであればなるべく彼から離れないであげてください。何が起きてもすぐ対応できるように」
m「…善処しよう。」
e「僕が言う事はこれだけです。また何かあったらいつでも呼んで下さい」
m「あぁ。その時はまた頼む。caporegime、こいつを送ってやれ」
ca「はい。」
m「他は持ち場に戻れ。俺は少しこいつの様子を見ている。」
全員が部屋から出ると、Chanceが小さな呻き声を出した。再び抱えると、そのまま腕を首に回してくる。
それが愛しくて、またChanceにキスをした。
c「ん…ぁ…ッ、…はぁ…んむっ…、はッ……」
Chanceの意識がしっかりと戻ったら、改めて何を言うべきか…少し悩んだ
視点変更(caporegime視点)
長い廊下を渡り、裏口にある車にElliottを乗せて、彼の家まで向かった
後部座席にて彼はいくつかの薬を眺めながら呟いた
e「そういえば、ひとつ…言ってないことがあったんだ」
ca「……言ってないこと?」
e「…Chanceさんね、あれはただの風邪…だけじゃないんだ」
妙に胸がざわつく。詳しく話を聞くため、道を変え、遠回りしながら車をゆっくりと走らせた
ca「どういう事だ?bossに対して風邪と栄養失調、そして脱水症状がある事以外何も無いって言っていたじゃないか」
e「そうだね。けど、あの場では言えなかっただけで、本当はもう一つあるんだ。彼の持つ病気が」
ca「……ここでは言えることか?」
e「…そうだね。」
ca「なら今、ここで言え。Chanceは、他に何の病気がある?」
e「……梅毒。それによって急性期皮疹…全身に発疹ができている。彼の風邪も、症状が似ているだけで、梅毒によるものだよ」
ca「…梅毒…?…なら何故、それをbossの前で言わなかった?」
e「君らのbossに言いたくなかったんじゃない。Chanceさんに聞かれたくなかっただけだ。この手の病気は、ショックが強いだろうからね。安心して。薬は梅毒用のものを渡しているから」
ca「……本部に戻ったら、この事はbossに報告させてもらう」
e「…むしろ、ぜひそうしてもらいたい。けど、Chanceさんには伝えないであげて。きっと、事情があるんだろうから」
ca「……どうだろうな。まぁ、気をつけておこう」
まさか、Elliottが病名をひとつ隠していたとは…
薬を渡しているなら、隠しきれてもある程度は大丈夫なのだろうか。
だが……少し面倒な事になった
e「そういえば、ひとつ聞いてもいいかい?」
ca「なんだ?」
e「君らはChanceさんのこと、酷く嫌ってるよね。…なのに、なんで今回わざわざ僕を呼んだの?そのまま死ぬのを待たずして、」
ca「……都合がいいからだ」
e「都合?」
ca「…この事は極力口外しないで貰いたいが、bossは、一部兎の遺伝子を持っている」
e「へぇ。ああ確かに!兎の耳がついてる時あるもんね」
ca「…それ故に、発情期というものが存在する」
e「なるほど?…けど、兎の発情期って一年中ずっとじゃない?」
ca「ああ。あくまでもbossにある遺伝子は一部だ。だから効力は弱い。ある程度は薬などで抑えることもできるが、それでもずっとは耐えられないらしくてな、不定期ながら、発散する必要がある時があるんだ」
e「ふーん……面倒だね」
ca「ああ。しかもbossの発情期は長い間耐える分、酷く重くてな、発散できない間は仕事ができないどころか、獣そのものになる。だからといってそう簡単に女を用意できるわけでもない」
e「なんで?マフィアのボスなら権限とかでどうにかできないの?
ca「…まぁ、端的に言えば、bossの行為は激しすぎるらしくてな、壊れて廃人になったり、死亡する奴が耐えないんだ」
e「え……え??」
ca「だから、死んでもいいやつを探すも、そんな都合のいいやつが毎回いるわけじゃない。俺達だって、なるべくそいつを生かそうとするが、長くは続かないんだ。」
ca「例えどれだけ憎い相手でも、身体を捧げてくれるなら、俺らだって喜んで手を貸すってだけだ」
e「……つまり、Chanceに借金を身体で支払わせるためってこと?」
ca「そういうことだ。だが、今お前が言ったように梅毒…性病があるとなると、そいつが治るまで、Chanceを使わせる事ができない」
e「Mafiosoさんの発情期が、完治までに起こらないことを願うばかり…と」
ca「あぁ。本当にな。梅毒は、どれぐらいで完治できるんだ?」
e「そうだね。Chanceさんのそれはかなり進行してたから、治るのも遅くなるとは思う。けど、一年2年とかかるものでもないよ。」
ca「一週間で治…」
e「…りはしないね」
ca「さすがにか」
e「それで治せたら苦労しないよ。けど、なるべく早く治したいなら、僕も協力するよ。思い当たる人がいるし」
ca「思い当たる人?」
e「Buildermanさんの中に、マッドサイエンティストの人がいるんだ。もしかしたら、今の医療技術を上回るものを持っているかもしれない」
ca「…信用できるのか?マッドサイエンティストなんて…」
e「まぁ、賭けだね。でも大丈夫だと思う。マッドサイエンティスト名乗ってるくらいだから、実験体は多く持ってるだろうし」
ca「…なるほどな。」
話をしている間に、彼の家に着いた。
車の音で気づいたのか、玄関からピンク色に包まれた女性?が現れた
L「随分、遅かったけど…何かあったの?」
e「Loveshotさん!大丈夫ですよ。それと留守番ありがとうございます」
L「それはいいけど…」
ca「それじゃあ、戻るが。さっき言った通り、bossに改めて説明するからな」
e「はいはい、わかったよ。あと送ってくれてありがとう」
車を走らせその場を後にする。今日1日だけで、こうも疲れる日があるとは思わなかった。
幸い、さっきの会話は録音していたので、提出するだけで大丈夫だろう。
今日はさっさと寝てしまいたい。そう思った
コメント
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前半めっちゃ笑ったわw続き楽しみにしてます!!