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蓮「亮平!」
亮「……?」
名前を呼ばれたと同時に強く引き寄せられ、思い切り抱きしめられた。間違えるはずが無い。蓮。蓮だ。俺の大好きな蓮だ。
蓮「…亮平…っ!」
亮「……っ、蓮……っ!」
蓮「亮平、ごめん、ほんとにごめん、大好きだよ。」
亮「…っ、うんっ……(泣)」
蓮「好き、大好きだよ、ほんとに好き。」
亮「俺も…っ、大好き……。」
もう前みたいに戻れないと思っていた大好きな人に思い切り抱きしめて貰えたことが嬉しくて、涙が止まらなくなった。
蓮「ごめん…別れたのに……。」
亮「……くない…。」
蓮「…?」
亮「別れたくない…っ!」
蓮「うん…っ、ずっと一緒だよ…。」
亮「…えっ、愛想尽かした訳じゃないの?」
蓮「うん。前も今も大好きだよ。」
亮「じゃ、じゃあ昨日の楽屋のあれは…!」
蓮「あー…、阿部ちゃんとは付き合ってるし、付き合うならって言われても阿部ちゃんしか居ないしどうしよう……と思って、めちゃめちゃ考えちゃっただけだよ。」
亮「…なーんだー……。」
蓮「安心した?」
亮「ええとっても!!!」
結局のところ、最近冷たく感じていたのは別に冷たくされていた訳ではなくて仕事が重なって疲労でおかしくなって俺を困らせてしまわないようにできる限り会わないようにしていただけらしい。これからは1人でなんでも抱え込む前にちゃんと頼って欲しいな。
亮蓮「お騒がせしました…」
全「ほんとだよ!!」
俺の悩みが解決したあと、テレビの収録に行った。メンバーにはたくさん迷惑をかけちゃったなとめちゃくちゃ反省した。
康「もー、ほんま怖かったわー。」
大「あんな阿部ちゃん初めて見た!」
ラ「めめの顔とか怖すぎてやばかったもんね。」
翔「てか、起きたら阿部ちゃん居なくて超焦った。」
涼「ひと声かけてくれたら良かったのに」
亮「ごめんごめん!」
これからはみんなにこれ以上の迷惑をかけることはないだろうな。
ス「今日の収録のペアなんですけどー」
蓮「俺と阿部ちゃんで!」
亮「俺とめめで!」
言うタイミングが被って2人で顔を見合わせる。面白くなってそれからしばらく2人で笑い合った。そんな時間がこれ以上無いくらい幸せで仕方がなかった。
俺と君《END》
<番外編>
翔太side
翔「てか、よく阿部ちゃんの場所わかったな。」
蓮「あー…」
亮「それは……」
阿部ちゃんとめめの視線の先にはとっても仲睦まじそうに話す2人が居た。
照「あははっ!でさー、……ん?なに?」
辰「んえー、どったのー?」
翔「あー…ね。」
さすが、お母さんとお父さん。だな。