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ruruha
2,046
#短編
(株)姫神V
481
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僕の最後の生きる意味
生まれたとき、最初に言われたのは
「生まれてきてくれてありがとう」
だった。でも今は
「自分なんて生きてなきゃ良かった」
捨てきれずに
いつしか翼が絡まって、僕の不幸が増えてゆく。
落ちた先、目の前に一輪の花があった。
気づけばその花をなんとなく見つめていた。
風の中で、声と音が反響したような何かが聞こえた。
それは多分鎖で、ここに自分は存在できないのだろう。
翼
滑空はできるのだけれど、決定的な何かが欠けていて、羽ばたくと落ちそうになる。
無理してでも羽ばたいた。
君を心配させたくなかったから。
そして何より自分は飛べる、あの広い空へ向かえるのだから。
海馬
ここは水中のようで泡を吐ける。
息はできないが、体内に引かれた管により酸素が送られていた。
とても懐かしい感覚だった。
コメント
1件
「生まれてきてくれてありがとう」と「自分なんて生きてなきゃ良かった」の対比が、もう胸に刺さりました。翼がありながら羽ばたくと落ちそうになる、そのもどかしさが切なくて…。それでも誰かを想って無理にでも飛ぼうとする意志に、泣きそうになりました。海馬の水中の感覚、とても懐かしくて不思議な温かさがありました。続きが気になります🌷