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#クロスオーバー
紫蘭
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紫蘭
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コメント
8件

激重愛最高です!🫶 最後🤍が❤️の気を引こうとして言っているのではなく、心の底から失望している感じが伝わってきて凄く良いです😻💕

続き待っておりました!ありがとうございます! 一人で突っ走る感じが最高に激重感情な感じがして大好きです!続きありますか?もしあれば楽しみに待っています!
更新ありがとうございます…!お待ちしてました♡ 本当にこの作品大好きすぎます💓ここまで重たいywsynほとんど見ることがないので最高すぎて… 続き楽しみにお待ちしてます♪
🤍 × ❤️
R18、微グロ、エセ関西弁
俺にとって、舜太は光そのものだった。
ずっと、好きだったんだ。
無邪気に笑った顔も真剣に考える表情も。
好きで好きで大好きで。
とっくにその感情が好きでは表せないほど、醜くドロドロしているものに変わっていることだって、
こんな感情メンバーに向けるものではないことも気づいてた。
もともと、潔癖症だった俺にとって外の環境は最悪と言っていいほどだった。
外には舜太にとって害を及ぼすものしかない。
あんなに綺麗なものに傷をつける訳にはいなかい。
綺麗なままであるべきなんだ。
そんな歪んだ感情は舜太を見るだけでどんどん日々増していった。
もう後戻りなんて出来ない。
メンバーに嘘をついてから、そして舜太自身に嘘をついて縛り上げてから、
もうとっくに戻る選択肢なんて捨ててきた。
そんなの要らないし、相手を傷つけるだけ。
たとえ周りからどう批判されようが、俺と舜太の鎖を断ち切ることはできないだろう。
……互いに必要不可欠な存在なのだから。
お前が死ねというのなら。
俺はお前も道連れにして死ぬよ。
苦しんでる姿をじっくり見て、その後にね。
逃げるなんて許さないから。
「山中さ〜ん、!」
あー、早く帰りたい。
早く帰って舜太と部屋でずっと過ごしたい。
朝日が昇らない早朝。
俺はドラマ撮影のためスタジオに来ていた。
今回のドラマは朝方の撮影が多くて。
寝れたものではないし、舜太と話すことも愛を確かめ合うこともできてない。
ただいま本当に舜太不足なのである。
それに重なる恋愛系ドラマ。
俺にとっては吐き気がするものでしか無かった。
「はい、このシーンからね〜」
ドラマ撮影は、はっきり言って嫌いだ。
「そう!良い表情!、そこから距離を詰めてく感じね、」
なんで俺が舜太以外のやつに触れなくてはいけない?、
なんで舜太以外のやつと同じ空気を吸わなくてはいけない?、
こんな仕事をやっている以上、付きまとってくるもの。
そう割り切っていつも心を無にしてやっているのに、
どうにもこうにも考えてしまう。
上っ面だけが並べられた台本には指示通り従って、アドリブも少し交えて。
完璧に演じきる表だけの俺。
裏の俺なんて見せれたものではないし、アイツ以外に見せる気なんてさらさらない。
早く帰って抱き潰したい。
あの綺麗な顔を歪めてしまいたい。
俺だけが与えられる刺激でぐちゃぐちゃにして、頭の中を掻き乱したい。
もう俺以外いらないって絶対に言わせてやる。
言わせるまで一歩も動かせないから。
「はい、おっけ〜!、ちょっと休憩挟もうか!」
休憩という2文字だけで俺は現実に引き戻され、素早く鞄を漁る。
ほかの役者さんたちも水を飲むなど自由にしていた。
とりあえず、スマホで様子確認して、、
綺麗な鞄の中を崩さないように慎重に漁って。
お目当てのものを探し回る、
が。
「………………あれ。」
スマホがみつ、からない。
あれ、俺鞄の中つっこんだよ、ね?
一気に血の気が引いて、頭がフル回転しだす。
俺は昨日確かにスマホを、、
……うわ、ぎのなかで、
しまった、と思ってももう遅い。
肝心なスマホを家に置いてきてしまったのだ。
それも分かりやすく。
何をやってるんだと頭を抱えたくなる。
手元にスマホがないと、ただでさえ舜太不足である俺にとっては地獄でしかない。
昨日はあまりの疲れから、上着やら服やらがソファの上に散乱している。
潔癖症の俺にとって、らしくないこと。
だが、それぐらい手が回らなかったのだ。
勘弁して欲しい。
「………………あぁ、舜太に会いたい、」
早いとこ、会って抱きしめたい。
目を輝かせて帰りを待つアイツとはやく、、
……とりあえず、音声だけでも。
どうしても、舜太が恋しくて恋しくて。
ただでさえ、いつも我慢してるのに。
舜太のことを思ってまだこの芸能界に居続けて働いてそれなりに稼いで。
アイツを十分養える程の稼ぎは出来てるし、
何不自由なく俺のテリトリーに置いておける。
まぁ、俺無しでは生きられないアイツにとって、そんなことは関係ないだろうけど。
無自覚なのか、はたまた自覚ありなのか。
俺はどちらでも嬉しいが。
「えーっと、、」
鞄の中を再び漁りつつ、小型の携帯らしきものを取り出す。
これはリビングやら舜太の部屋などに満遍なく取り付けられているマイクみたいなものから、
音を拾って逐一届けてくれる優れもの。
映像がないのは癪だけど。
どうせ今頃はまだ寝てるんだろうな。
朝、眠そうに目を擦ってたし、
寝る以外することないだろうし。
そう思いつつ、携帯に耳を傾ける。
でも最近、ようやく要領が分かってきたのか良い子だからなぁ、
もしこのまま上手く行けば、連絡先を全て消したスマホでも渡そうかな、
うーん、だけど、外の世界と繋がるからなぁ、
【〜〜〜〜っ、、】
あれ、話してる?、
雑音が混じるものの少しだけ聴こえる舜太の声。
珍しい、会話なんてする相手いないから話すこともないのに。
そーだ、話したいならこっから音声を届けてもらって…、
【〜〜〜〜、じん〜、ちゃんっ、】
「……………………は???、」
今、なんつった、
なんで、名前を、
突然の信じられない音声に一瞬固まる。
は?、いやなんで、
舜太の中にはもうアイツらの名前が出てくることなんて無いはずなのに。
そもそも出てくること自体おかしいんだけど。
は???、ありえな。
怒りと嫉妬、憎しみから感情はぐちゃぐちゃ。
声が小さく微かにしかに聞こえないため、どんな会話をしているかさえ分からない。
てか、どうやって会話してんだよ。
家に上げた?、まさか、あの施錠を解いて?、
いやいや、ありえないだろ。普通に考えて。
ならなに、窓から?、
いやそっちの方がありえない。
“俺は昨日確かにスマホを、、”
「………………あ。」
まさか勝手に俺のスマホで?、
え、上着の中のスマホを見つけてそれでメンバーに連絡を、
…………あーぁ、失望した。
なーんだ、そういうことか。
俺、まだ舜太にウソつかれてたんだ。
へー、やるじゃん。
あれだけ柔以外いないとか言って泣きついてきたくせに。
なんだ、そっか。
まだまだなんだ。俺、甘やかしてたかも。
はやく洗わなきゃ。綺麗にしなきゃ。
汚れた、舜太が外の世界に、
「……山中さん?、」
汚い、汚い、汚い。
あんなの触れない。家に入れられない。
「ぇ、顔色悪いですよ、!?」
はやく、綺麗にしてあげないと。
前の舜太に戻してあげないと、
「……ぁ、大丈夫ですよ。」
「いやいや、明らかに顔色がっ、」
「大丈夫です、少し気分が悪いだけで。」
考えるだけで想像するだけで吐き気が伴う。
舜太の頭の中にまだ俺以外の奴がいることに、
心底、腹が立って仕方ない。
俺の事だけ考えて気が狂えば、とか思っていたがそれ以前の話だったらしい。
「い、一旦、撮影中断して、早く切り上げるよう伝えましょうか、、?」
「…………え、でも、」
「出演者さんの体調が第一ですよ!」
ふーん、好都合。
全くもって体調なんて悪くないのにラッキーなこともあるんだな。
神様も早く帰れって言ってるのかも。
「一度話してきますね!、山中さんはとりあえず待機で!」
あー、こうも事が上手くいくことってあるんだな、って呑気に思う。
舜太の行動は想定外だけど。
とりあえず、この怒りをどうにかしないと。
今は撮影で外。誰かに見られてる。
冷静に、冷静にいるべきだ。
そう思い深く深呼吸をする。
……アイツは俺にウソをついた。
それは消えない事実。
大丈夫、汚れてしまったのならもう一度洗い直せば良い。
舜太が俺から離れることなんて無い、と言うより出来ないんだから。
…そう、多分そうだ、よね?、
時計をチラチラと確認しつつ、焦る気持ちをぐっと抑えた。
「だ、大丈夫ですか!?、もし良ければ家まで送迎を…」
「大丈夫ですよ。全然歩けますし、」
そんな煩わしいことはしない。
面倒だし。
結局、俺の体調面を考えてドラマの撮影は後日となった。
その関係で明日も久しぶりのオフ。
これは本当に都合が良すぎる。
……だって、明日も舜太とじっくり愛し合うことが出来るんでしょ?、
なにそれ、最高じゃん?、
「……すみません、〇〇方面まで、、」
とりあえず、早いところ家に帰らなくては。
それからは舜太次第かな。
適当にタクシーを止めて、いち早く乗り込む。
頭の中は焦りやら怒りやらでパンク寸前だが、行動は冷静に。
そっちの感情に流されれば、正常な判断が出来なくなる。
そう言い聞かせ、家へと急いだ。
何重にもかかった鍵式の南京錠。
鍵を開けた様子もなければ、この敷地に入ったような気配もない。
ふぅ、とひと呼吸おき扉を開ける。
開ければもうひとつの扉があって、そこを抜けた先にようやく廊下が広がる。
ガチャン、
「………………。」
扉を開ければ、いつもお出迎えをする舜太が居るはずなのに今日は居ない。
子犬のようにしっぽを降ってくる姿は見られない。
靴を脱ぎ、隅の方に整頓して。
リビングへと足を進めた。
「みーつけた。」
「………………ぇ、」
リビングの扉を開けた先、案の定丸く縮こまった舜太がいた。
その顔は涙目で震え、目にはハイライトが見える。
「…………。」
……あ、こいつはもう違うんだ、
一瞬でそう感じ取って、腹の奥底が煮えくり返るような感覚になる。
もうあの俺が愛した舜太では無いんだって、…消えてしまったな、
そんな感じ。
「しゅーんた、なにして……、ん?」
突然、部屋の空気と共に生暖かい風が頬を撫でる。
舜太の目線の先、厚いブラインダーがある窓が少しだけ空いていた。
そこから漏れ出る外の風。
は、?
………………よご、れた
汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた汚れた、
「じゅうっ、…そ、のっ、、」
外の世界に出ようとした?、
「ぁ、ぇ、……い”っだ”ぁああ”!!」
あれだけ言ったのに、
洗わなきゃ、綺麗にしなきゃ、
「いや”ぁ!!、じゅう”、ひっぱらんで”!!」
なんで抵抗するの。
しゅんは俺のものじゃないの、
俺だけを見てるんじゃないの、
ねぇ、そうだよね。
ねぇ、ねぇ、ねぇ”っ!!
俺は無我夢中で舜太の髪を引っ張った。
引っ張って引きずり回して、お風呂場へと運ぶ。
終始、抵抗して上手く運べない。
なんで、前は拒否しなかったのに。
外の空気に触れたから?、
外のやつと話したから?、
頭の中はもうパニックだ。
ぐちゃぐちゃして吐き気がして。
だってもう俺が愛した舜太は今ここにいないのだから。
「じゅ”う”っ!!!!、」
「………………。」
早く汚れを落とさないと。
外の世界に触れたヤツなんて家に置いとけない。
髪を引っ張る手を止め、風呂場に投げ込む。
身体が軽い舜太は簡単に投げ込まれ、床に転がった。
そして、俺も中に入り風呂場の鍵を閉める。
「じゅう”!、きいて、きいてや”っ!!」
わーわー、何か言ってるみたいだがそれよりも、とにかく。
俺はシャワーを掴んでハンドルをまわす。
「つめた”ぁっ、!?!?」
そして、その水を無心でかけ続ける。
あまりの冷たさに舜太はガタガタと震え、隅の方で縮こまっていた。
だが、そんなことも気にせずひたすら。
「じゅ”うっ、ひっ”ッ、、さむい”っ、、」
「…………。」
「げほっ”ッ、う……ッ”!」
今も尚変わらず抵抗をする舜太。
そんなにも外が良かったのか。
俺よりもずっと、ずーっと、
「かっ”……はっ、”……ごほ”っ、、」
あー、苦しそう。
水を顔面から浴びて息できないんだ。
「じゅ”っ、ごほっ”……ひゅぅ”、げほっ、」
懸命に呼吸をしようとするが為、水を飲みこみ上手く呼吸が出来ていない。
口をパクパクさせ、苦しそう。
「…………お前が全部悪いんだよ。」
「ひゅぅ”…げほっ、かひゅぅ”っ、、」
限界が近いのか舜太は力なくその場に倒れ込んだ。
目線も上手く合わない。
寒さから唇の色は変わり真紫。
「たす……ひっく”、………け、て”…ごほっ、 」
こんな状況で助けてなんて。
お前が全部悪いのに。
お前のせいでこうなってるのに。
どの口が言ってるんだよ。
でも、このままでは流石に舜太がもたないか。
ハンドルを回し、水を止める。
まだ全くもって汚いし、汚れてる。
もっと中の隅々まで洗わないと。
「……じゅ、、……う?、」
「大丈夫。俺がお前を綺麗にするからさ。」
「…………ぁ、、」
「悪いしゅんには俺、興味無いから。徹底的に洗い落として、また元の生活に戻ろうね。」
元の生活、なんて到底無理だけど。
分かって貰えるまで俺も仕事は無期限で休むつもり。
縛り上げて俺の印を身体全体に付けて、分からせるつもり。
泣き喚いてもどれだけ謝ってきても、俺が満足するまで。
「じゅ、……う、、なん……で、」
微かに聞こえるか細い声。
蚊が飛んでる音みたいな、本当に耳を澄ませないと聞こえてこないレベルの、
「…………。」
「なん、……で、……ウソ、…つい、た…ん」
「…………は?、」
うそ?、なんのはなし、
「おれ、…ずっ、……と、しん…じてた、んに」
「………。」
「しん、……じて、」
「……っ、チッ、うるっさいな!!」
あーぁ、むしゃくしゃする。
これも全部全部、舜太のせいだ。
信じるって何。
はなからそんなこと頼んでないし、信じる以上の関係でしょ、俺たち。
そんな言葉で片付けられないような関係でしょ。
え?、違ったの?、
「……ねぇ、舜太は俺の唯一の味方じゃなかったの、」
「…ぁ、……ぇっ、」
「俺、お前のこと救いたかったのに、」
なんで、なんで、なんで、
「みんな、何で俺のことを否定するんだよ。」
その声は酷く掠れていた。
頭が一気にぐちゃぐちゃと塗りつぶされていく。
誰もわかってくれない。
唯一、愛してやまない人でさえ、ここまでやっても否定される。
「……もう、…いいや、」
なんか…つかれた、
身体の力がふっ、と抜けて風呂場の鍵を開ける。
全部、これも作り物だったんだね。
いーよ、もうさ、
「…じゅ、……う?、」
全部壊してやるから。
何もいらない。
繋ぎ止めるものも、この醜い鎖も。
「汚れたお前なんかいらない。」
「……………へ、」
「俺がお前に尽くしたのが馬鹿だったわ。」
変に執着しすぎたんだ、きっとそう。
「じゃあね、」
もう疲れたんだわ、こんな馬鹿みたいなこと。
結局、俺の自己満。
自己満にこいつを付き合わせただけ。
かわいそ、俺みたいなやつに着いてくるからだよ、舜太。
結果、捨てられて終わりなんだからさ。
「…ぇ、へ、ちょ、…じゅ、うっ、!! 」
舜太が小さい声で叫んでいたがそんなのお構いなしに扉を閉める。
呆気な、あんなに舜太のことで頭いっぱいだったのに、
切り捨てるのはこんなに簡単だなんて、
「………しんじてたのに、…か、」
濡れきった靴下を放って、潔癖らしからぬ服装で廊下を歩く。
そんなこと考える時間も余裕もなかった。
ここには時計がないから、尚更。
頬からは水なのか何かわからないものが目元から伝っていた。