テラーノベル
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私は新野美夏。大学生だ。
私には彼氏がいる。武田海琴
彼と私は同居している。
付き合って何年になるだろうか。
彼は不器用でツンデレで嫉妬すると少し面倒くさい。笑
そんな所が可愛いのだけど。
ある日大学の飲み会に行くことになった。
そのことを彼に伝えると彼は頬を膨らませ、
「12時までに帰ってきてね」
という言葉を。
(本当は行ってほしくないのに、門限12時までって、笑)
もちろん22時までには帰るつもりだ。
デザートのプリンをコンビニで買ってから。
いよいよ飲み会の日が来た。
送りは彼がしてくれるそう。
(心配なのかな)
何とか彼を安心させてあげたい。そう考えたが何も思いつかない。
(あぁ、居酒屋着いちゃった)
焦った私はとっさに彼に抱きついた。
「わ、!」
彼は驚いていたが嬉しそうだった。それに安心して貰えたみたい。
飲み会が終わり酔いまくった私はフラフラで夜道を歩いていた。
家に着き、玄関のドアを開けるとリビングから彼が走ってくる音がする。
「ただいま!」
「おかえり〜」
私はコンビニで買ったデザートを彼に渡した。
「プリンじゃないね」
「プリン売り切れてたから、アイスにしたよ」
「そっか!」
プリンがいいと言っていたのでプリンを買えなかったのは悔しいが、彼が好きなアイスを買ってきたので彼は嬉しそう。
「映画見ない?」
彼から映画のお誘い。こんな時間に?と思ったがまあいいか。と思った。
「お風呂に入ってからでもいい?」
「いいよ」
お風呂から上がり映画を見る。
もうそろそろ映画も終わる頃だろう。
彼と見る映画はいつもおもしろいものばかり。彼のセンスがいいからだろう。
映画も終盤。すると映画鑑賞中は一言も話さない彼から珍しく話しかけてきた。
だがその言葉は今まで彼に誘われた映画、彼に言われた言葉の中でも1番嬉しくて、感動的な言葉。
「結婚しよう」
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