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マッ腐ルSS集のようななにか

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マッ腐ルSS集のようななにか

2 - レイン・エイムズと悪夢

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2024年01月26日

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久々にシュークリーム食いてぇ…

今回も妄想310%




最悪の幼少期時代では、実の弟ともう血が繋がっていると言っても良いのかわからなくなるぐらい離れた親戚達の家を盥回しにされた。俺はまだ耐えれたが問題はフィンだ。物心付く前に両親を亡くし、俺よりも2歳年下。物をねだったり、泣きわめいても問題の無い時期にも関わらず控えめな性格に育ってしまった。理由は、俺と親戚、いやあんなクソ共を親戚まして血の繋がりがある名で呼びたくない。言い訳ではあるがフィンより2歳年上の俺だがその頃はまだ字をまともに書ける時期ではなかったし、魔法も今のように流暢に使えなかった、だからフィンのためにもクソ共を頼るしかなかった。だが、はっきり言ってそれはフィンのためにはまったくなっていない、フィンは毎日のように暴行や罵倒をされていた、俺に関しては2本線で将来報復されるのが怖いからか、フィンよりは軽かった。だが何も良くない。俺が一番守りたい存在を守りきれていない。俺の力不足そう感じた。だから鍛えた。数えきれない程。結果としてフィンを殴りやがったクソを殺しかけそうになった。俺としてはそのまま殺して起きたかったが、フィンと第三者であるジジィに止められた。

ジジィに中等部を勧められ、行き所がない俺とフィンは中等部に入った。そこで認識を改めることになる。あのクソ共(親戚)だけが屑なのでは無い、この魔法界こそがクソなのだと。

フィンを殴り穢す魔法を創りだした神はクソ。

フィンを傷つけた奴を裁けない、存在する意味のない法律はクソ。

この世はクソばかり。

それを正すには神覚者にならなくてはならない

どこまでもクソだ。でも───



───ノってやらないこともない

フィンに仇なす運命になら、いくらでも中指を立ててやる。


そう思って神覚者に成り上がった。フィンとの縁を切ってまでも。

フィンを守れる優しい世界にする為に。


さて本題を改めるが、俺は現状地獄のような出来事に直面している。

それが─────────


「どうした…。うさ吉、うさ子、うさ美、うさ山、うさのしん、うさ助、うさぞう…?」

フィンと縁を切ったときに耐えきれなかったため飼い始めて数年経つ兎達に現在、理由も解らずに無視されていること。

無邪気な淵源との戦を終え、フィンとの縁を取り戻しだしたというのに…。

名を呼んでもこちらを見向きもしない、いつもなら振り返ることくらいはする。

体調が悪いのかと思い体温を測ろうと近づくと、噛まれたり蹴り飛ばされる。

おかしい。こんなことは飼い始めたとき以来だ。


「───っ?!?!?!」


そう思っていると、フィンの叫び声がして目が覚めた。


「…今見ていたのは…夢か?」

目が覚めたということは、それまで寝ていたということ。つまり夢、悪夢だ。

「…?」

腹の上に丁度良いぐらいの重みを感じ視線を向ける。そこには、うさ吉が丸まって寝ていた。気づくと俺に寄り添うように飼っている兎達が寝ている。

「お前達…」

俺は瞼を閉じ再び眠りについた。



翌日、アドラ寮にて夜中にフィンの叫び声が響いたことは本当で俺が注意することになった。フィンに注意なんてさらさらしないのだが、マッシュ・バーンデッドにだけはした。原因はこいつだろうから。

「フィン。最近何か困ったことは?なんだっていい話してくれ」

「え、僕は大丈夫だよ兄さま。」

フィンの悪い癖は治らないまま、

「でもねっ!僕やっと兎達の名前覚えて来たんだ!今度…兄さまの部屋に遊びに行っても…いいかな…?」

だが進展はあった。

「あぁ、きっとうさ吉達も歓迎してくれるだろう」

フィンの顔が明るくなる。幼少期や中等部の頃とは大違い。これは癪だがマッシュ・バーンデッドのおかげかもしれないな。

「僕はただ教室に繋がる直通通路を掘ろうと…」

それは初耳だ。

「寮内に無断で通路をつくることは禁止事項だぞ。マッシュ・バーンデッド…。」

そう言うとバーンデッドがケチと言ってきたので、諦めて武力行使にしようと思った。

「はわわ、兄さまっ?!」

「パルチザン」

フィンがこいつのおかげで明るくなったんだとしたら、本当に癪だな。

思った以上に熱い戦いになってしまったことで、後にジジィに叱られた。

いいだろ別に、もうすぐ卒業するのだから。

卒業すればこのイーストン学校、そしてアドラ寮ともおさらばだ。うさ吉達には悪いが飼育環境は少し変わってしまうだろう。魔法局か、それとも新しく家を買うか…。魔法局だと人が多すぎてストレスだろうか…なら、家を買うのが無難だな。魔法局に近い場所にすれば早く帰れるし、外出の際に確認をしに行けるが…もし、脱走兵や爆発なんかが起こってみろ。うさ吉達にどんな危険が起こるか分かったもんじゃない。悩ましいな。こんなに悩むのも神覚者を目指しフィンとの絶縁を悩んだとき以来だ懐かしい…。

現在、神覚者を目指す頃を懐かしく感じる様に、数年経てば今悩んでいたことも懐かしく感じることがあるだろうか…。



うさ吉達の家の件はマックスに相談でもするか。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

5

ユーザー

久々に読み直しましたけど…まじ病んでましたねwww。世界がクソというパワーワードwww

ユーザー

なんか途中までレインくんめっちゃ病んでませんww?めっちゃ面白かったです!!!

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