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学校からの帰り道。
俺が、最初に「見られている」と感じたのは、ほんの些細な違和感だった。
違和感と言っても、俺は男。可愛い女子なんかとは程遠い。
きっと気の所為。そう心に言い聞かせる。
けど、 住宅街の細い道を歩いていたとき、俺はふと後ろを振り返った。
誰かがいる気がしたからだ。
けれど、そこには電柱と静かな道しかない。
人の姿はどこにも見えなかった。
At❤️:「……、やっぱ、気のせい…だよね」
そうつぶやいて歩き出したものの、胸の奥に小さな引っかかりが残った。
それから数日後のことだった。
朝、教室に入って自分のロッカーを開けた瞬間、俺は手を止めた。
中に、小さく折りたたまれた紙が入っていた。
不思議に思いながら開く。
そこには、たった一行だけ書かれていた。
『今日もおつかれさま』
丸みのある、きれいな字だった。
でも、誰の字なのかはわからない。
At❤️:「、、誰だろ…”?」
クラスメイトのいたずらかと思い、周りを見回した。
けれど、みんな普通に話したり笑ったりしているだけだった。
帰り道のこともあって、本当に俺の”ストーカー”が…?なんて思ってしまったが、そこまで気にせず過ごした。
だが、次の日。
またロッカーの中に紙が入っていた。
俺は少しだけ緊張しながら開く。
手が細かく震えながら。
『青いマフラー、似合ってた』
思わず体が固まる。
今日、確かに俺は青いマフラーをしてきていた。
つまり、このメモを書いた人は今日の俺を見ていたことになる。
At❤️:(…ッ、誰が……?)
教室を見回しても、特にこちらを見ている人はいない。
ただ一人を除いて。
窓際の席に座っているまぜだった。
まぜは静かな性格で、あまりクラスの中心にいるタイプではない。
けれど、不思議と目を引く存在だった。
背は俺より低いが、落ち着いた雰囲気がある。
そのまぜが、俺のほうをじっと見ていた。
目が合った瞬間、まぜはゆっくり視線をそらした。
At❤️:(……いや、気のせい、、、だよな)
俺はそう思い込むことにした。
それからもメモは続いた。
『体育のとき、転びそうになってたね』
『今日、眠そうだった』
『笑ってる顔、好き』
日に日に内容は具体的になっていった。
まるで、ずっと近くで見ているみたいに。
怖いはずなのに、なぜか完全には嫌な気持ちになれなかった。
書かれている言葉が、どこか優しくかったから。
それでも、やっぱり気味は悪い。
そして一週間後。
俺は放課後、いつもより早めに学校を出ようとしていた。
暗くなる前に家に帰らないと。
もし、ストーカーになにかされたら…
そのときだった。
Mz💜:「あっと」
後ろから名前を呼ばれる。
振り返ると、そこにいたのはまぜだった。
Mz💜:「今帰り?」
At❤️:「う、うん」
てぃんかーべる全垢フォロバ
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まぜは自然な様子で俺の隣に並んだ。
Mz💜:「一緒に帰ろう」
断る理由もなく、二人で歩き始める。
夕方の空は少し赤く染まり始めていた。
しばらく沈黙が続いたあと、俺は思い切って口を開いた。
At❤️:「まぜ、、ってさ」
Mz💜:「ん、?」
At❤️:「最近、誰かに見られてる気がすることってない?」
まぜは少しだけ足を止めた。
Mz💜:「…、どうして?」
At❤️:「なんか……変なメモがロッカーに入ってたり、帰り道に見られてる気がして、、」
そこまで言ったとき、まぜは静かに笑った。
優しい笑顔。でも、少し不気味な。
Mz💜:「……、そっか」
その声は、どこか嬉しそうにも聞こえた。
俺は首をかしげる。
At❤️:「、…どう、したの?」
まぜはポケットに手を入れ、小さな紙を取り出した。
それを俺の前に差し出す。受け取る手がわずかに震える。
その紙には、見覚えのある文字が書かれていた。
『部活、おつかれさま』
俺は息をのんだ。
At❤️:「ッ、?!こ、これ……、っ」
まぜは俺を見つめた。
逃げ場をなくすような、まっすぐな視線。
Mz💜:「…、全部、俺だよ」
夕方の空気が急に冷たく感じた。
At❤️:「、ッどう、して……ッっ”」
恐怖で声が震えながら、小さくそう言った。
まぜは少しだけ考えるように目を伏せ、それから言った。
Mz💜:「、ずーっと見てたんだ」
At❤️:「…、え、、、ッ”?」
Mz💜:「今日で、ちょうど一年目。」
Mz💜:「だから、今日勇気を出して話しかけたんだよね…♡」
心臓がうるさいほど鳴っているのが分かる。
まぜは続けた。
Mz💜:「あっと、いつも同じ時間に登校するだろ?」
Mz💜:「朝、校門のところで友達と笑ってるの、よく見てた」
その声は落ち着いているのに、言葉の内容は異常だった。
Mz💜:「体育のときも、文化祭のときも、帰り道も…、」
まぜは静かに笑う。
Mz💜:「ぜーんぶ、見てた」
At❤️:「、ッ??!…”」
俺は、何も言えなかった。
怖いはずなのに、まぜの目から視線を外せない。
まぜは少しだけ首をかしげた。
Mz💜:「……、怖い?」
声が出ない。言葉が喉につっかえてしまう。
まぜは少し寂しそうに笑った。
Mz💜:「言っちゃったら、嫌われるかもってずっと思ってて…、」
そして、ゆっくり言った。
Mz💜:「でも、好きなんだ」
風が静かに吹く。
沈みかけた夕日が二人を赤く染めていた。
俺の胸は、恐怖と怖さと別の感情でいっぱいだった。
まぜの視線は、ずっと前から自分を見ていた。
…逃げることもできたはずなのに。
なぜか、俺はその場から動けなかった。
コメント
8件
いやぁいいね!普段、陰キャの人がこんなんだって知ったときの感じめっちゃ好き!それにしてもmzたん1年も見てたのか…やばいな(((

初コメ失礼します……! 率直に好きすぎます…!!あるなら続きも欲しい…とか……|ω•)チラッ
ストーカーやったね!!まぜちのキャラの感じ好きやわ〜笑 神すぎる!!2人結ばれますように!これは愛重い予感…!