史実(日本)注意
朝菊??
原爆表現あり
戦争表現あり
今でも鮮明に覚えてる。
出会った日は雨で俺が9歳だった。ただ1人。俺 を助けてくれた
俺はいつもあの丘で虐められていた。
痛いっ!!辞めてよ、!!
うるせ!!お前気持ち悪いんだよ!金髪で顔も白くて!俺たちと全く違うじゃんか!!w
だからなんだっていうんだという気持ちを抑えて毎日蹴られ殴られる日々。年上で体格差もあり絶対に抗えない。何回も抵抗したけどもう今では諦めつつある。
何してるんです?
皆声が聞こえた方を振り向いた。
15歳ぐらいの男の人だった。
その人はゆっくり近ずいて来て
大丈夫ですか?
と優しく手を取って声を掛けてくれた。今でもあの手の温もりは忘れていない。いや、忘れられない。
とにかく、虐めはだめです。お国の為に戦う。戦いたいのでしょう?
いじめっ子らは顔を見合わせて
うん、!!
その人は手を叩いてにこりと笑いながら言っていた。
じゃあ体力を付ける為に10週家の周りを走って競走してみてください!!どっちが強いのでしょうか!!
よーいどん!!
一斉にいじめっ子は走り去っていった
大丈夫ですか?
う、うん、
まず傷の手当てをしながら話を聞きましょうか
そう言って軽い医療用具?みたいなのをだして俺を手当てしてくれた
僕、名前は?
アーサー、かーくらんど
とっても素敵な名前ですね!!
本田菊。本田菊って言います!!
菊、いい名前だね、
少し間をおいて喋った
き、きくっ!!きくは僕の事蹴らないの?
蹴ったりなんかしませんよ!
もし良ければなんであんなに虐められてたのです?ほんとに嫌なら大丈夫ですけど!
ぼ、僕が金髪で白くてみんなと違うからっ、
そうだったんですね。キツかったですね。
菊は泣きじゃくる俺の話を聞いてくれた。
私も、虐められてました。
そうだったの?
はい。とっても痛くて辛いですよね。
うん、
ってか!!もう夕方ですよ!!帰りましょう!送って上げますから!
うん、!
菊と俺の家は案外近くて1年ほど初めてあった日の丘でほぼ毎日遊んでいた。いや遊んでくれていた
いつもと同じように2人で遊ぼうと菊といつも待ち合わせているところにいつもはいるのに今回はいなかった。
あれ?菊?
少し待っても菊は来なかったから菊の家にいってみたら、少しざわざわしていた
俺はまだ9歳だったからよく分からなくて、お祭りなのかな?とかしか最初は思わなかった
ちらっと菊が人だかりの間から見えて、いつもと違う服装?のきくが見えたからきくのところにいって
菊!!
って叫んだ。そしたら菊が驚いたような顔をしてこっちに来て
すみません。もうあまり遊べ無さそうです笑
菊は不自然な笑みで頭を撫でてくれた。
でも、また今度ここに帰って来ますので!!
最善を尽くして行きます。
そう言ってみんなと菊は消えた。
俺はあまりよく分かっていなかったから会えるのが少なくなるのは悲しいなとしか思わなかった。
菊が消えてしばらく経って空襲がだんだんと酷く多くなってきた。
2年ほどたった ある日、聞き声のある声で
ごめんください。
と聞こえた
きくだっ!!
そう思って喜びつつも慌てて玄関に行って扉を開いた。
そこには前よりも少し痩せてげっそりしている菊がいた。
菊、大丈夫??
はい。大丈夫です!元気ですよ!
そう言ってニッコリと笑う菊だったけど少し間をおいて少し笑みが消えて
少し、お話をしませんか?
う、うん!
そう言って菊を玄関に上がらせて
どうしたの?
私、
に志願したんです。
え?
なにそれ?
少し心がどきっとした
高鳴る心臓
えっとですね、
辞めて、
戦艦とかに、
体当たりするんです!
アーサーくん?
あっ、まって!
気がつけば泣きながら無我夢中で走っていた
あたりはもう夕方で助けてくれたあの日を思い出す
やだ、
ようやく家に着いて
親に夜分遅くに何処に言っていたんだとこっぴどく叱られた後に
菊くん、明後日だって、
行ってあげなさい。
お母さんにそう言われた。
あまり気乗りはしなかったし少ない食事もあまり取れなくて俺も少しやつれて行っていたと思う。
当日親に起こされ
行ってきなさい。菊くんの勇敢な最期を見届けなさい。
追い出されるように行かされその場所についた。
かっこいい軍服を菊を見るなり泣き崩れて気ずけば菊の方へと向かって菊の袖を握っていた。
来てくれたのですね。
ごめんなさいっ
僕があの日飛び出しちゃって
ちゃんとお話をしたかった、!
良いんですよ、私もちゃんとお話しをしていれば、
菊の瞳が少しづつ潤っていた
これ、持っていって、
俺が渡したのはこの2日間ずっと編んでいた、いつも持っていたくまさんのぬいぐるみ
ありがとうございますっ、
その一言だけ行って泣き始めた菊
本田 菊招集だ、!!
はい。お国の、為に
そう言って戦闘に乗って行って
みんなが日の丸の旗を振って見守るなか空へと消えていった。
17歳にしてお国の為に命を捧げた勇敢な軍人だったと皆して語っていた。
菊が居なくなったあとみんながそそくさと帰っていった。
菊の親にアーサーくんと呼ばれこれ、ぬいぐるみ。
なんでっ、
菊の両親は泣きながら
菊が頑張って編んでくれたのに汚くは出来ないから預かっておくれ
って
あと、遺書。
アーサーくんの手紙。
私たちの遺書にもアーサー君のことがかかれてあって
菊と仲良くしてありがとうね。
はい。
泣き崩れてしまった。
家に帰ったあと手紙を読んだ
アーサーくん。
ちゃんと話して上げれなくてごめんなさい。
本当は、特攻隊に入りたくなかったです。
出来ればアーサー君と毎日遊んで、笑いあって大人になってもお酒を飲みながら話し合って、あんな時もあったよなぁと思い出話をして、歳をとっても仲良くして
そんな日常が良かったです。
でも、激戦となっている中、神様はそれを許してくれません。
アーサーくん、両親、友達、色んな人の笑顔を守るためには犠牲になる事も必要だと思いました。
戦争は嫌いです。辞めてほしい。許されない事。本当は反対でした。
お国の為に。
と戦ってはいません。
どうか、自分を責めないでください。
どうか、どうか
後を追って亡くならない出ください。
私の死が無駄になります!
のんびり、幸せになって人生を後悔せずに楽しかったと思えるような人生にしてください。
最期のお願いです。
本田菊は上からいつも見守っておきます。
本田 菊
泣き崩れてしまった。
しばらくして、俺は絶対に菊の分まで生きてその時がきたら後悔せずに楽しかったと思える人生にして
菊に嫌と言うほど沢山思い出を語って上げると決心した。
菊が国の為に命を捧げて3年ほど経ち
8月6日
今日はいい天気だった
菊との最初に出来た思い出のあの丘に行こうと思い、丘に行った。
綺麗だなぁ
と思いながら空を眺めていたら
遠くだったからあまり見えなかったけど、
巷で噂のB29?ってやつぽいのが飛んでいた。
空襲警報がならないのはおかしいなぁと眺めながら戦闘機がなにか?を落としていった。
嫌な予感がして
やばいっ!!
急いで近くにあった防空壕に駆け込んだ。
言葉にならない風の音と防空壕の中が少し光った。
いままでの空襲とは違くて怯えていた。
収まってしばらくした後防空壕から出てみると
遠くの町があまり煙で見えなかった
防空壕に入ってなかったら多分吹き飛ばされていた。と思う
風がこっちまで来るのは凄い物を落とされたのだなと少しびっくりしていた
幸い、山の丘で守られて俺が住んでる町は被害がなかったようだが、
落ちた所は大きなキノコみたいな雲があって
丘からはキノコ雲しか見えなかった
キノコ雲?の手前のところは少し家が吹き飛ばされてる所もあったみたいだった。
急いで家に帰って周りの大人の人に聞いてみたらけっこうな騒ぎになってみたいで、男の人数人が見に行くらしい。
その男の人達が帰ってきて
あれは酷い。
としか口を開かなかった
その9日後
日本は負けた。
それから2日後ほどたったあるひ菊の骨や軍服が少しだが戻ってきたらしい。
それを聞いて俺はお手を合わせるのと終戦した事を伝えに墓に向かった。
菊、久しぶり。
日本、終戦したぜ。
菊の願ったこと1つ、叶ったな
俺、お前の手紙の通り菊の分まで生きて、人生楽しかったって後悔せずに人生を締めくくってあの世で菊に嫌って言うほど思い出話を聞かせる事に決めたんだ。
はやいよなぁ、時の流れって
もう15歳だぜ?菊と初めてあったときの菊の年齢になっちまった笑
いつまでも、
見守っててくれ。
はい。いつまでも見守っておきます!
菊?!
そう聞こえた気がした。いや、そう聞こえた。
,,,ありがとう!!
これの菊目線入りますか?
感想おしえてくださいお願いします。
コメント
8件
文章書くの上手ですねぇぇぇっ! 帰ってきたばっかなのに泣きそう‥
ぶ、文才がぁぁ…!!す、好きです…!!