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第11話 「名前を呼んで」
(……桜木の彼氏って、俺だよな)
初対面の人間に突然彼女の彼氏――つまり自分のことを尋ねられ、自問自答する京輔。
「君も桜木の恋人――篠塚という男と親しいようだからな。話を聞かせてもらいたい」
「!」
夏実の恋人と親しい。
これはもしかして。
(友達と間違われてるのか!? 桜木のことだし、俺や篤彦のことも話題に出してるんだろうけど……なんだ、そういうことか)
いつかの夏実のような勘違いには至らなかったものの――
「……」
夏実の先輩である悠一の視線が、痛い。
「友人である君には悪いが、俺は正直、桜木と篠塚京輔の恋人関係には懐疑的でな」
「!」
「もちろん、悪いやつではないと思っている。桜木と杉崎と親しいのだからな。だが――女性関係がそれなりに激しいと聞いている」
冷静なのはわかるが――やはりそこはかとなく、怖い。
強面ももちろんそう*********
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